2019年09月04日(水) 更新

「社会人になったらやってみたいこと」を面接やESで聞かれたら?【コツと回答例】

「社会人になったらやってみたいこと」を聞く意図は?

「社会人になったらやってみたいこと」を聞く意図について、4点あげます。1点目は、人間性の確認です。2点目は、将来性の確認です。3点目は、実際の仕事内容とのミスマッチの確認です。4点目は、仕事に対する価値観の確認です。この設問は、極めて未来志向の問いかけです。プライベートに始まり、仕事に関連して将来のビジョンをイメージ喚起できます。そこから過去の自分自身の経験などにより、説得力を持たせなければなりません。

人間性の確認

人間性の確認では、主に学生個人の性格や特性などのパーソナルな部分を読み取ることができます。社会人になってからやってみたいということは、今の学生時代ではできないことを答えるのが自然でしょう。そうなれば、個人的なキャリアビジョン、ライフビジョンも含めた回答をすることもあります。人生にはライフイベントがあり、その際にどのような判断を下すのか、どのような行動を取るのか面接官は読み取ろうとします。人間性はそう簡単に変わるものではありません。その企業の一員として、適当な人間性を持っているのか確認することができます。人間性といっても、大言壮語でなくて、ありのままの姿で構いません。ただし、企業の採用面接なので、面接官は仕事のイメージを重ねながら、学生を見ています。

将来性の確認

将来性の確認では、学生のパーソナルな部分から将来性を探ります。将来性を確認することにより、その学生と一緒に働きたいか、その企業の一員として最低限相応しいかどうかなどを判断されます。そこから、面接官は将来性を探ってきますが、それは企業の中での将来性です。人間的な成長をしながら、企業にどのような利益をもたらし、貢献してくれそうかなど希望的観測で学生の将来性を判断します。採用が少ない会社であれば、昇任のスピードも早く、責任も求められる立場にもなります。もしかしたら、将来、その採用者の中から、役員や社長が誕生するかもしれません。その企業の将来を担っていける資質を感じさせられるような面接になれば、通過する確率も上がるでしょう。

実際の仕事内容とのミスマッチ確認

実際の仕事内容とのミスマッチの確認では、学生のパーソナルと企業での親和性を測ります。業界や企業によって、様々な仕事内容や職種があります。学生がイメージしているビジョンとそれらに大きな乖離が生じたとするならば、ミスマッチを起こしてしまいます。ミスマッチは学生と企業双方にとって大きな損失です。例えば、警察官であれば、体力面はもちろんのこと、業務の特性上、大いなる使命感を抱いた学生でないと務まりません。犯罪者を相手に仕事をすることもあるわけですから、生半可な気持ちで受けても落ちてしまいます。ミスマッチが起きると、警察学校の時点で辞めていくかもしれません。それぞれの業界や企業の特徴を掴み、学生側もミスマッチを防ぎましょう。

仕事に対する価値観の確認

仕事に対する価値観の確認でも、企業との相性を判断します。「社会人になったらやってみたいこと」を聞くことで、人間性や将来性、ミスマッチ防止など以外にも、仕事に対する取組み方を予測することができます。仕事に対する取組み方は、価値観と言い換えてもいいでしょう。例えば、機械の特殊な部品メーカーであれば、表に自社の名前が前面に出ることはなかなかないでしょう。陰で支え、その部品がないと、ある商品は世の中に流通しない。まさに、『下町ロケット』の世界です。前面に自分の成果が出ないと満足感を得られない学生がこのような企業を受けてしまうと価値観の相違から離職につながるかもしれません。企業が学生を確認するのと同じように、学生も企業を理解して選考に進みましょう。

自分の面接力を確認してみる

「社会人になったらやってみたいこと」という質問は、自己分析を念入りにおこなった人であれば答えるのがそこまで難しくないはずです。面接の質問には、自己分析という土台ができていないとスムーズに答えられないため、全く考えつかないという人は、自己分析が不足している可能性が高いです。自己分析をはじめ、業界・企業理解や面接対策などが準備できているかを、一度確認してみてはいかがでしょうか。そこで活用したいのが「面接力診断」です。面接力診断で、今の実力を踏まえた上で対策を進めていきましょう。

「社会人になったらやってみたいこと」を答えるコツは?

「社会人になったらやってみたいこと」を答えるコツとしては、やはり最終的には仕事につながるようにしましょう。選考では、お友達を探しているわけではありませんので、自らの人間性がどのように将来その企業にとって、有効であるかを明示しなければなりません。そこには根拠も必要になります。過去の自分自身の体験から、未来の自分自身の将来のビジョンを語り、面接官に納得してもらわなければなりません。いくつかのポイントがあります。コツを押さえることで、明後日の方向にボールを投げることは未然に防ぎましょう。

仕事に関連する内容が好ましい

「社会人になったらやってみたいこと」に対する答えは、仕事に関する内容が好ましいでしょう。今はワークライフバランスが重視される世の中になりつつありますが、企業は利益を追求するために存在しています。個人的なことは、聞かれれば、話せる程度の準備をしていればよいでしょう。面接官は、人間性を確認する際でも、あくまで仕事を通したフィルターで学生を見ています。また、何もかも正直に、聞かれてもいないのにプライベートなビジョンを話過ぎるのはマイナス要素が多くなります。ライフキャリアも大切ですが、まずは土台となるワークキャリア、つまり仕事関連が好ましいでしょう。もちろん、他の内容でも良いですが、常に相手の立場になれば意図が汲み取れるはずです。一方的な願望に終始しないように心がけてください。

ネガティブな内容は避ける

ネガティブな内容は避けましょう。誰も予測できない将来のことを話すわけですから、わざわざマイナスであるネガティブな発言をする必要はありません。不確定要素が高い将来だからこそ、自信を持って答えてください。面接官は、若い学生に期待しています。目の前の学生が将来、この会社を背負っていく人材かもしれません。未来の話なわけですから、希望に満ちたポジティブな内容を仕事に関連させながら答えましょう。そのためには、なぜそれを「社会人になったらやってみたい」のか理由を答えられなければなりません。やりたいこと以上に、理由の方が大切です。未来の話ということは、何でも話せてしまうということになります。言ったもの勝ちです。面接官を納得させられる理由も合わせて考えましょう。

実現する内容にする

実現可能な内容にしましょう。いくら将来のことで、仕事に関連した話だとしても、実現性が乏しい内容は説得力に欠けます。例えば、業績がよいテーマパークで「新規に海外展開したい」と言ったところで、すぐに実現する類の話ではありません。そもそも、企業のベクトルと違えばマイナスになります。絵に描いた餅ではなく、実現性の高い内容が理想です。仮に壮大なテーマで切り込んでいくのであれば、学生側にもそれ相当の計画、緻密な分析や実現可能を裏付けるデータなどをそろえなければ、面接官は納得しません。それについては、入社してから考えればよいことなので、あまり大風呂敷を広すぎないことです。場合にはよっては、「将来、社長になりたい」と言って内定するかもしれません。その場合にしても、点で学生を見ていないでしょう。トータルで判断した結果だといえます。

抽象的な内容は避ける

抽象的な内容は避けましょう。面接官は、常に具体性を求めています。仮に将来、予測不可能なことだとしても、明確で具体的なビジョンを語ってもらいたいものです。抽象的な内容を避けなければならない理由は、いくつかあります。最も、面接において影響を与えるのは、面接官がイメージできないことです。人間は抽象的な概念を頭で整理することが苦手です。ましてや、時間がなく制約の多い面接であれば、具体的な話をすることが何よりの近道です。具体的な話から、面接官はイメージを膨らませて、学生に興味を持ちます。興味を持てば、面接官から質問が出ます。会話のキャッチボールができれば、面接官は学生の話をもっと聞きたくなります。つまり、良い面接のサイクルになるわけです。

「社会人になったらやってみたいこと」のおすすめ題材

「社会人になったらやってみたいこと」のおすすめ題材をいくつかあげます。まず、業務関連についてです。仕事に直結した回答であれば、面接官はイメージしやすいでしょう。次にスキルアップや資格取得についてです。将来のキャリアビジョンがわかりやすく、具体的な目標にすることが可能です。最後にプライベート関連についてです。学生が幼少期から続けていることなどであれば、プライベートな話題でも人間性を垣間見ることができます。

業務関連

業務関連につなげた話を持ち出せば、面接官のイメージを刺激して、頭の中で具体化が進みます。具体化が進めば、学生のイメージと企業とのマッチングを意識しながら、面接が進みます。学生と企業の両方にメリットが多いでしょう。要するに「話が早い」ということです。面接官も外堀から徐々に埋めていく必要がありません。学生は、業界や企業研究が欠かせないでしょう。業界・企業研究を進めて、職種や仕事内容を理解してください。それを踏まえて、「社会人になったらやってみたいこと」を構築していきましょう。企業におもねる必要はありませんが、少なくともベクトルの方向は合わせましょう。いくらいい人材だとしても、ミスマッチを起こす可能性が高い学生を企業はわざわざ採用しません。

スキルアップ

スキルアップについての話もいいでしょう。資格取得と違って、多少抽象的かもしれませんが、将来のビジョンを示す上では、悪くないでしょう。営業職としての現場で経験を踏んで、その後、商品の企画に従事したい。そのためには、どのようにスキルを向上させるのか。その中に、資格取得も含まれるかもしれません。協調性や行動力などの概念的な話に及ぶかもしれません。いずれにしても、スキルアップの話をする場合も、具体的なビジョンは示した方がよいでしょう。テレビ制作の現場であれば、最初はアシスタントディレクターから始まるでしょう。雑用がメインだとしても、そこで何を学びディレクターを任され、将来はプロデューサーとしてどのような番組を作りたいか明確に答える必要があります。

資格取得

資格取得は具体的な目標ですから、明確でわかりやすいでしょう。貿易関連の業界であれば、「通関士」、不動産業界なら「宅地建物取引主任者」、旅行業界なら「旅行業務取扱主任者」などがあります。金融業界であれば、様々な資格を取得しなければなりません。海外展開している企業であれば、英語関連の資格も必要になってくるでしょう。その他、実務経験がないと取れない資格の場合は、それまでのキャリアプランを提示する必要もあります。資格取得は、その資格がないと仕事ができないものを除けば、本人の意欲や向上心が強く求められます。「社会人になったらやってみたいこと」と選考を受ける企業の業務内容に照らし合わせて、資格取得に目標を掲げるのも一つです。

プライベート関連

プライベートな目標を答えることも決して悪くはありません。ただし、ただの私生活の話で終わらないようにすることがミソです。面接は世間話ではありませんので、プライベートな話題であれば、仕事を意識した話に寄せた方が最善でしょう。幼少期から長く継続していることがあれば、それを語っても構いません。その出来事が今の自分を構築していて、今後も人生の肥やしになると判断できれば、仕事でも汎用性を持って活躍できると、面接官は変換できるからです。ストレスの溜まりやすい仕事であれば、プライベートなことが息抜きになりストレス発散になるという話題もいいでしょう。意図をはき違えなければ、「社会人になったらやってみたいこと」がプライベート関連のことでも問題ありません。

「社会人になったらやってみたいこと」の回答例

私は社会人になったら、多国籍の人間とコミュケーションできる人間になってみたいです。貴社では、二十代のうちに、海外に赴任するチャンスがあるとお伺いしました。そのためには、英語力はもちろん向上させたいです。また、英語圏以外の外国へ異動になる可能性もあるということもお伺いしています、英語だけではない、語学以外の文化や国の歴史なども勉強して、その国においてもコミュケーションがスムーズに取れる人材を目指したいです。

上記のような構成は、最初に結論を持ってきているため相手にとってわかりやすいです。どうなりたいのかを、最初に持っていく構成で回答を考えておきましょう。

受ける企業の業務関連

私は社会人になったら、業務及び部下の統括を行なう立場になってみたいです。小さい頃から、リーダーを任せられることが多くありました。社会人になってからも、将来はリーダーシップを発揮したいと思っています。将来、貴社ではマネージャーとして、責任を持って仕事に取り組みたいです。そのためには、まずは現場の声に真摯に耳を傾けられるように、信頼を得る努力をします。信頼を得ることは容易ではありません。だからこそ、現場で汗を流して、問題意識を持って仕事に従事します。貴社のマネージャーは、カバーする範囲の業務が多いとお伺いしています。頭で考えることはもちろんのこと、それだけではなく、現場での実践経験をたくさん踏むことにより、マネージャーとして信頼されたいです。

資格取得

「社会人になったらやってみたいこと」は「通関士」の資格を必ず取得することです。貴社では、通関士資格の保持は業務上、必須ではありません。しかしながら、「通関士」の資格を取ることを目標にして、日々の仕事にも頑張りたいと思っています。「通関士」の資格は他の資格に比べて、合格率は決して高くありません。仕事をしながら、チャレンジすることは容易いことでもありません。ただ、「通関士」の資格を取得することで、業務の幅が広がり、貴社への貢献度も格段に上がります。貴社では、貿易関連の仕事に携わりながら、実践経験を積み、それを裏付ける理論を学び、資格も取得します。将来は「通関士」の資格を活かせるような業務にも従事したいです。

プライベート関連

社会人になったら、フルマラソンに挑戦したいです。私は走ることが大好きです。走ることでストレスを発散することができ、体力作りにもなっています。中学高校時代は6年間、陸上部に所属していました。そこでは、持久力や継続力を養いました。大学では、ゼミとアルバイトに追われていたため、部活やサークルには所属しておりません。ただし、走ることは続けています。近所の河原の土手を毎日五キロ走ってきました。社会人になってからは、フルマラソンにも挑戦したいと考えています。貴社はワークライフバランスを推進しています。私も貴社では仕事とプライベートの両立を実現させます。フルマラソンに挑戦することが仕事においても相乗効果を生み、生き生きと充実した生活を送れると信じています。

「社会人になったらやってみたいこと」は実現させる内容が好ましい!抽象的な内容は避けよう

「社会人になったらやってみたいこと」は、実現させる、もしくはできる内容が好ましいでしょう。実現可能な目標設定をすることで、面接官も実感が湧くことでしょう。くれぐれも抽象的な内容は避けましょう。面接官も抽象的な概念を面接の中で、具現化する能力はあると思いますが、学生一人に割ける時間にも限りがあります。自分から実現可能で具体的なことを明示してください。理由も聞かれますから、答えられるように準備をしておきましょう。

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