2021年11月01日(月) 更新

【就職に強い資格8選】おすすめの理由と効果的なアピール方法5つ

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

資格があると就職で有利

資格を取得しておくと、就職活動で有利に働きます。履歴書の資格保有欄を埋められますし、面接などでアピール材料にもなるのです。

もし、同じ学歴の就活生がいたとします。同じ学歴、同じ能力となれば、どちらを採用すべきか採用担当者は悩むでしょう。その際、一方が資格保有者であれば、資格保有者が優先されやすいのです。

資格があると即戦力として見られやすい

仕事内容に合った資格だと、即戦力として見られやすいでしょう。そのため、記載する資格は使える資格である必要があります。

授業で取得した簿記や、情報処理検定など、持っているだけで実際にはもう忘れて使えないということはありませんか。資格を持っていると豪語して採用される場合、入社してから慌てることになりますので、記載する資格は入社後活用できるように、簡単にでも復習しておくことをおすすめします。

資格を取得するまでの経過をアピールできる

決められた講義を受講すれば取得できる資格もあれば、自学だけでは難しくスクールに通って試験を受けてやっと取得できる資格もあります。

資格をとるまでの過程は、就職活動の場で立派なアピール材料になります。どのような理由で資格を取得したのか、どのような経過をもって取得できたのかを考えておきましょう。

「就職に有利だから取得した」は逆効果

資格は、保持しているのみだと意味がありません。仕事で使用できなければ、それは持っていないことと一緒です。就職に有利だから取得する、ではなく、仕事で使いたいから取得するという考えを持ちましょう。勉強した内容を忘れてしまわないよう、取得後も繰り返し勉強しておく必要があります。

就職におすすめの資格①TOEIC

TOEICは、世界150国で実施されています。英語力は、グローバル社会で活躍するために大きな意味を持ちます。昇進・昇格試験にTOEICを活用する企業もあるため、入社後のキャリアアップにも大きな影響を及ぼすのです。コツコツとTOEICの勉強を続けることで、就活時に大きなアピールポイントになるでしょう。

記載するなら650点以上のスコア

2019年10月実施のTOEICの平均スコアは597.5点です。中には、英語がものすごく上手な人も受検しているため、平均が上がる可能性はありますが、平均点より高得点を取っていない場合は、記載を控えましょう。

平均点以下の点数を記載することで、勉強不足を伝えることにもなりかねません。平均の50点上650点以上からの記載が望ましいと言えます。

英語力を必要とする企業が増加傾向にある

近年では、合格に必要なTOEICのスコアを定める企業が増え、TOEICの高得点を持っておくと英語レベルが表れるため有利になることが多いです。

英語力があればさまざまな業界、企業で活躍することができます。近年ではグローバルに活躍できる人材を求めている企業は多く、就職先の可能性を広げて選考を有利に進めるためにも、TOEICは積極的に挑戦しましょう。

TOEIC受検までの流れ

TOEICを受検するには、まず日程を確認する必要があります。どこの会場で受検するのかを確認し、日程調整をしましょう。公式ページに、会場別テスト日程が記載されていますので、参考にしてください。

申し込みは、ネットやコンビニの端末からできます。受検したい日程を選択し、申し込み画面へ進みましょう。1年単位で繰り返し受検したい人は、インターネットでの申し込みがおすすめです。2年目から、受検料の割引が適応されます。
受験票は、試験の2週間前に到着します。当日、忘れないよう大切に保管しておきましょう。

就職におすすめの資格②簿記

日商簿記は日本商工会議所が主催しており、一般の人も受験が可能です。日商簿記を取得しておくと、金融関係の就活においてアピールできます。経理や事務にも必要なスキルとなるため、自分が目指す業界を視野に入れて検討してください。

日商簿記2級の取得が理想

就活生が簿記の資格を取得するなら、日商簿記検定の2級または1級を目標にしましょう。3級は、簡単な経理処理や青色申告の書類などの商業簿記問題が出されます。とっておくと経理関係の仕事がスムーズにできますが、職種によっては3級は取れて当たり前のクラスです。財務諸表の内容が出題される、2級以上の取得が好ましいでしょう。

特に経理・財務関係の職種で役立つ

簿記検定は、経理や財務関係の仕事で活躍できます。1級を取得しておけば、公認会計士を目指せるでしょう。税理士になる場合も、1級の取得が好ましいです。財政状況の確認は、営業や企画の仕事でも役立ちます。

簿記検定受検までの流れ

日商簿記検定に申し込むには、商工会議所で受付する方法と、インターネットを利用した方法があります。現状に合った申し込み方法をしましょう。
日程・会場の場所を確認し、申し込み画面に進みます。受検したい会場へ、直接申し込んでください。試験当日は、身分証明書の確認があるので忘れず持参しましょう。

就職におすすめの資格③日経TEST

日経TESTという資格もおすすめです。日経TESTとは、「経済知識」とその知識を仕事に活かす力をあわせた「ビジネス基礎力」を客観的に測って診断するテストです。日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催しているため、ビジネスにおいて信頼できる情報を身に付けることが可能です。

日経TESTを取得することで、ビジネスの基礎力を証明できます。日本経済新聞社が収集した経済情報が問題として扱われるため、普段は新聞を読まないという大学生も経済に触れることが可能です。

また、知識を活用する力を客観的に測るため、社会人になる前の準備としても役に立ちます。経済に興味をもつというのは自分の視野を広げることでもあるため、力試しにもなるのです。

日経TEST受験までの流れ

日経TESTは、WEBでの申し込みが可能です。支払い方法を、コンビニ決済にすると、領収書が発行できないので、注意してください。申し込み完了後、受験票が指定した場所に届きます。その、受験票を持って当日受験会場へ向かうので、大切に保管しておきましょう。
申し込み後の変更は、運営センターへ直接問い合わせてください。

就職におすすめの資格④MOS

パソコンのスキルをアピールできる資格が、MOSです。Excel、Word、PowerPointをはじめとするオフィスツールをどれだけ使いこなせるかが指針となる資格です。 現代において、パソコン抜きでオフィス業務をこなすのは事実上不可能となっています。パソコンスキルは社会人にとって必須のため、MOSの資格を持つことで、入社後、基本的なパソコン操作の教育時間が短縮されるのです。

MOS受験までの流れ

MOSは、全国一斉試験と、随時行なっている試験があります。どちらを受験するのかを決めた上で申し込みましょう。

全国一斉試験は、月に1,2回開催されます。試験1ヶ月前を目安に申し込んでください。随時行なっている試験は、試験会場ごとに申し込み方法が異なります。どの試験会場で受験するのかを把握し申し込み期間を確認しましょう。

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就職におすすめの資格⑤秘書検定

秘書検定の勉強により、ビジネスマナーが備わるため、採用担当者からも好印象でしょう。 3級・2級は筆記試験、準1級・1級は面接もあります。

準1級以上から、面接も試験内容となるため、取得すると評価がグッと上がります。現代社会において、コミュニケーション力が高く評価されやすいためです。筆記試験の勉強と一緒に、面接対策もするため早めの準備が必要になります。

社会人としてのマナーが身に付く

秘書検定の出題内容は、仕事にそのまま活かせます。例えば、準1級では説得の仕方や伝言メモの書き方、1級では急ぎではない仕事の指示の受け方やあいさつ状に適切な言葉などが出題されるのです。

どれも、日常的に仕事をする上で知っておきたい知識になります。マナーなどの面で不安がある人は、解消するためにも勉強を始めましょう。

秘書検定受検までの流れ

秘書検定は、申し込み後の変更や取り消しが不可となっています。日程調整をしっかり行なった上で申し込みましょう。コンビニ決済か、クレジット払いかで申し込み方法が異なります。クレジット払いの方が、申し込み過程が少なく、楽に完了できるのでおすすめです。

就職におすすめの資格⑥FP技能検定

ファイナンシャルプランナーは、お金に関する幅広い知識を活用しながら、相談者の夢や目標を叶えるためにサポートする仕事です。非常に汎用性が高く、税理士、社労士、宅建などの資格と組み合わせるとより効果的です。資産運用や個人の金融に関しての知識など、お金に関しての知識を持ち合わせている事は非常に大きな武器となるでしょう。

金融業界への就職に強い

銀行員や税理士など、金融業界への就職を検討している人は、ファイナンシャルプランナーを取得しておきましょう。お金に関する知識は、あって困るものではありません。簿記検定と合わせて取得しておけば、入社後の業務に役立つでしょう。

2級以上の取得が好ましい

企業から取得を促される場合、大抵は2級からになります。タックスプランニングや年金問題は、年々変更される問題なので常に最新の問題集で学習しておく必要があります。他に、相続問題や不動産、リスク管理は徹底的に暗記して試験に挑みましょう。

FP技能検定受検までの流れ

2級は、学科と実技で8,700円(非課税)かかります。受検日2ヶ月前から申し込みが開始しているので、余裕を持って日程調整が可能です。インターネット申請と、書面での申し込み方法があります。団体での申し込みは、方法が異なるので事前に確認しておきましょう。書面での申し込みは、抜けがあると申請不可になる可能性もあるため、インターネットでの申請をおすすめします。

就職におすすめの資格⑦公認会計士

難易度は高いですが、公認会計士の資格もおすすめできます。公認会計士は、会計のプロフェッショナルとして監査などをする仕事です。公認会計士の資格を取得した人は、個人の会計事務所を開設したりコンサルティングに携わるケースも多くあります。会計系の資格のなかでも最高峰と呼ばれるため、合格するには多くの時間を要します。

平成28年公認会計士試験の合格発表の概要についてによると、平成28年の合格率は10.8%です。そのうち、「学生」・「専修学校・各種学校受講生」の割合は、約70%になります。大学生のうちに挑戦してみてはいかがでしょうか。

国家資格であるため高評価を得られる

公認会計士は国家資格であるため、就活において採用担当者の目を引くことができるでしょう。公認会計士を取得するためには、勉強を続ける集中力や投げ出さない継続力が不可欠です。これらは、仕事をする上でとても大切なスキルです。資格を取得したという事実も評価されますが、それまでの苦しい経験で自己成長をアピールできます。

転職にも有利

公認会計士は、転職にも有利です。新卒のうちにとっておくと、後々役立つでしょう。将来、独立を検討している就活生にもおすすめです。自分のライフプランを考え、取得を検討してください。

公認会計士取得までの流れ

公認会計士は、試験を受け、合格したら登録作業があります。短答式試験、論文式試験に合格し、実務経験を2年以上行なうか、実務補習を受け、初めて修了するのです。新卒で取得する場合、先に試験を受けておきましょう。

就職におすすめの資格⑧ITパスポート試験

ITパスポートの取得も、就活において有利です。ITの高度化が急速に進んでいるため、企業でも取得を促しています。ITを正しく理解することで、経営戦略やマーケティングの分野で活躍できるでしょう。ネットワークでのIT知識は、持っておいて損はありません。

急激に、スマートフォンやSNSが普及してきている現状で、ITビジネスに目を向けない企業はありません。グローバル社会とうまく付き合っていくためにも、ITパスポートは大いに役立ちます。文系・理系問わず、取得しておきたい資格です。

ITパスポート試験受験までの流れ

利用者メニューからログインし、申し込み手続きをしてください。地域、受験会場を選択し、日程を決定させます。日程は、申込日の翌日から、3ヶ月後まで可能です。余裕を持って申し込みしましょう。

資格を効果的にアピールするなら?

大学生のうちに資格を取得しておくと、これからの人生において心強い支えとなるでしょう。しかし、就活を控える大学生にとって、資格を取得するだけで満足していては意味がありません。

努力した取得した資格を、就活の武器としてアピールしていかなければならないのです。ここからは、就活で資格をアピールするポイントについてご紹介していきます。

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①取得したきっかけ・目的を明確にする

就活で資格をアピールするには、取得したきっかけ・目的を明確に伝える必要があります。採用担当者は、就活生を知るために、資格を取得した背景を知りたいのです。「なぜ、資格を取得しようと思ったのか」「なぜ、この資格なのか」など、資格を取得した理由を深堀して考える必要があります。

ただなんとなくで取得した資格は、根拠がないため自信を持ってアピールするのが難しいです。資格を取得する前に、自分の考えを整理しておきましょう。

②取得までの取り組みを話す

資格を取得している就活生は、就活市場に数えきれないほどいます。しかし、結果は同じでも努力過程は人それぞれ違うものです。資格を取得するまでのプロセスを、自分なりに表現する必要があります。採用担当者は、この努力過程から計画性や継続力などを読み取れるため、より具体的に過程を伝えるようにしましょう。

③企業でどう活かすのかを伝える

資格を就活でアピールするためには、企業でどう活かすかという点が欠かせません。企業で活かせない資格ならば、極論アピールしても仕方ありません。

学業にプラスして専門的な知識や技術があるというのは、それだけ活かせる幅が増えたと捉えてください。どう活かせるかは、職種や仕事内容を考慮し考えておきましょう。

④上の級がある資格の取得について明示する

取得した資格に上の級がある場合、今後取得するかどうかを明示すると良いです。明示することで、学ぶ姿勢を常に持っていることをアピールできます。学習能力が高い他人は、仕事でも活躍できると判断されます。次の級の勉強をしている最中であることを、アピールするのも良いでしょう。

⑤次に取得したい資格もアピールする

資格は、たくさんの種類があります。次に、どのような資格を取得したいのかもアピール材料として最適です。

その資格は、できれば同種にしましょう。専門分野を極めることは、企業にとって即戦力として認識されます。向上心のアピールにもつながるので、次の行動も考えておきましょう。

就職に強いおすすめの資格を取得して即戦力であることをアピールしよう

大学の貴重な時間を計画的に過ごすために、資格取得に力を入れるのはおすすめです。TOEICをはじめ、就活に有利に働く資格は多くあります。就職活動ギリギリになって焦らないためにも、業界・企業研究を進めてどのような知識や技術が必要なのかを把握しておきましょう。

多くの資格試験は年に1~2回の開催なので、気になる資格があったら早めにスケジュールをおさえて勉強を始めることが大切です。ぜひ、目的のある資格取得で就活の自己PRや志望動機を充実させましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

企業でどのように活躍できるのかをアピールする

資格はどのようなものでもそうですが、「持ってれば良い」というものではありません。その資格を実社会において、どのように活用できるかです。資格を通じて希望している企業で、どのように活躍できるかを具体的にアピールする練習を、あわせて行ないましょう。

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