2021年10月15日(金) 更新
面接でのアドリブのコツ|予想外の質問が来た時の対応方法を紹介
目次
予想外の質問が飛んでくるケースがある
キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接で予想外の質問が来た時、どう対応すべきだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- とりあえずびっくりする
- ケースバイケース
- 冷静に
- 「申し訳ございませんが、10秒ほど考えさせてください。」と話す
- 落ち着く
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接で予想外の質問が来た時、どう対応すべきだと思いますか?」
テンプレート通りの質問が続き、安心しきっていた中で突然想定していなかったような質問が飛び出したら、皆さんはどのような反応を示しますか?
就活生を対象に行ったアンケートからは「驚く」「冷静になろうとする」「落ち着かせる」など、なるべく動揺が伝わらないようなリアクションを取る人もいれば、「考えさせてください」など、あえて想定していなかったことを伝えて動じない姿勢を示そうとする人がいることがわかりました。
こういったアドリブ力は、すぐに定着できるものではありません。アドリブ力を定着するためのコツについて考えてみましょう。
面接での予想外の質問のときのためにはアドリブが大切
面接では、どのような質問をされるのか分かりません。中には、「えっ、そんな質問までするの?」と內心驚きながら答えるケースもあるでしょう。
上手くアドリブを効かせて答えられればいいですが、時にはしどろもどろになってしまうケースもあります。その場合、評価が下がるまでは言いませんが、マイナスの印象として残ってしまいます。
そうならないためにも、対策の必要があります。ここでは、面接の時に予想外の質問をされた時にアドリブを効かせるコツを紹介します。
苦手を克服しなければ、面接は容赦なく落とされる
面接中、採用担当者は回答だけでなく、考え方や振る舞い、身だしなみまですべてチェックしています。苦手な部分をそのままにして面接に臨むと、採用担当者にはそこを弱点として捉えられ、不合格になってしまうケースも多いです。
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予想外の質問にアドリブ対応するコツ①:答えを準備しておく
面接で予想外の質問をされた場合、やはりとっさの状況でアドリブの効いた返答が即座に出てくる人は稀であり、すぐに答えられる人は、何度か予想外の面接を受けた経験がある人でしょう。
多くの人は、慌ててしどろもどろになってしまうでしょう。いってしまえば、アドリブが効く人などそういないのです。それならば、アドリブ力を高めるより、面接で予想される質問を極力洗い出し、「予想外の質問」を減らし全ての回答を用意しておく方が効果的です。
特に、「自分はアドリブが効かない人間だ」と思うなら、「予想外の質問」の領域を狭めるため、予想の範囲をできるだけ広くしておかなければいけません。そうすれば、多少の予想外の質問でも、自分なりのアドリブを効かせて回答できるでしょう。
用意する答えにも限界があるの注意
「面接で予想外な質問をされるから、全ての質問に対して答えを用意しておこう」という対策ですが、もちろんこれができればベストかもしれません。
しかし、予想できない質問もときにあるため、完璧な対策といえません。用意できる答えにも限界がありますから、完全に安心しきって面接に挑むと痛い目にあってしまいます。
質問に対する答えを用意しておくのも大事ですが、やはりアドリブを効かせる練習も欠かせません。では、予想外の質問にはほかにどのような対策をするべきなのか見ていきましょう。
予想外の質問にアドリブ対応するコツ②:経験を積む
予想できるあらゆる質問に対する回答を用意したとしても、完璧な対策とはいえません。予想外の質問をされた場合、とっさにアドリブを効かせられるかどうかは経験にかかっています。
そのため、面接の練習回数を増やしましょう。友達でも家族でも恋人でも構わないので、誰かに相手になってもらい、きちんと抑揚をつけたテンポのいいしゃべり方で回答できるかをチェックしてもらって下さい。
面接での予想外の質問にアドリブを効かせて答えるには、予備知識以外にも「精神が落ち着いた状態」が必須です。どんなにアドリブが効く人でも、緊張した状態では本領発揮はできませんよね。本番で緊張しない状態を作っておけば、予想外の質問もアドリブで乗り切れるはずです。
日頃から突拍子もない質問に対応する練習をしておく
面接練習で緊張しない精神を手に入れたら、予想外の質問にも落ち着いて答えられるようになります。
また、日頃から突拍子もない質問に対応する練習をしておけば、面接の時にも役に立つでしょう。友達は家族に協力してもらって、突発的に質問してもらって下さい。
急に突拍子もない質問をされたとき、慌てずに落ち着いて答える練習になるはずです。予想外の質問をされたときというのは、「素」が出てしまうものです。「素」の状態でも落ち着いてアドリブを効かせられるように対策しておきましょう。
予想外の質問にアドリブ対応するコツ③:論理的に考える癖をつける
予想外の質問に答える時、上手くアドリブを効かせられないとしどろもどろになったり、発言が支離滅裂になったりする恐れがあります。
自分の発言が支離滅裂だということを自覚してしまうと、面接の途中であっても気が気でなくなってしまうかもしれません。
そうならないためには、常日頃から論理的に考える癖をつけておく必要があります。では、「論理的に考える」とは、一体どういった意味なのでしょうか。
「答えを導き出すプロセス」まで考える
論理的な考え方について、「みかんは好きですか?」という質問を例に考えみましょう。
普通に答えると「はい」「いいえ」などの答えになります。これを論理的に考えて答えると、「みかんは程よい甘さがあり、ビタミンが豊富で身体にもいいので好きです」といった形になります。つまり、ただ答えるのではなく、「答えを導き出すプロセス」まで考える癖をつけるのです。
そうすれば、予想外の質問をされても落ち着いてアドリブを効かせられるでしょう。支離滅裂な発言になるケースも少なくなるはずです。
予想外の質問にアドリブ対応するコツ④:一息つかせる
予想外の質問があった場合、「少し時間をいただきたい」と面接官に伝え、一息ついて考えてから答えるのも方法の1つです。
面接官も、投げかける質問全てに、リズム的に回答があるとは思っていません。しっかり考え、自分の言葉で思いをは泣いてほしいと考えています。
そのため、予想外の質問をされた場合は、一言申してから、考える時間を貰うようにしましょう。
焦ることで思っていない回答をしてしまう
急いで回答したがために、本来自分が考えていたことと異なる内容を口にしてしまうことも有ります。
また、今までの志望動機や自己PRとはなんの繋がりもない、矛盾した応えをする可能性もあります。その場合、一貫性がないと捉えられ、評価は下がります。
このことからも、焦っての解答は控え、しっかりと考えて口にしましょう。
面接でされた予想外の質問例
では、実査に面接でされた予想外な質問にはどのようなものがあるのでしょうか?実際の質問例を見ていきます。
面接で出された予想外の質問
- 何か質問はありますか?
- あなたを色で例えると何色ですか?
- あなたを動物で例えるとなんですか?
- あなたが最近やってしまった悪事を教えて下さい
- 最近あった「少しだけいい話」を教えてください
- あなたの趣味である◯◯の魅力を語って下さい
- 今日はなぜその服装なのですか?
- 今までで一番楽しかった思い出はなんですか?
- 小学校、中学校、高校、大学どれが一番楽しかったですか?
面接でされた予想外な質問には、以上のようなものがあります。
ただ質問に答えるだけでは評価につながらない
上記のような予想外な質問をされた時、ただ質問に答えるだけでは評価につながりません。
例えば、「あなたを色に例えるなら何色ですか?」と質問された時、「赤色です。」とだけ答えないようにして下さい。「赤色です。なぜなら、自分は何事にも挑戦する熱い心を持っているからです。」のようにアドリブを効かせると良いでしょう。
面接官は、このような突拍子もない質問で、「本当にあなたが何色なのか」を知りたいわけではありません。「質問に対して答える姿勢」をチェックしているのです。少し砕けた質問には、ユーモアな要素を織り交ぜて回答すると、その場の雰囲気も良くなり、面接官に好印象を与えられるかもしれませんよ。
まずはなにより、面接官がどのような答えを求めているのか、その質問から何を知りたいのかを理解しておくことです。面接官の出題の意図を知りたい場合は、面接官が何を基準に評価をしているかを知る必要があります
苦手を克服しなければ、面接は容赦なく落とされる
面接中、採用担当者は回答だけでなく、考え方や振る舞い、身だしなみまですべてチェックしています。苦手な部分をそのままにして面接に臨むと、採用担当者にはそこを弱点として捉えられ、不合格になってしまうケースも多いです。
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面接での逆質問も用意しておく
面接での予想外の質問のひとつに「何か質問ありますか?」という問いがあります。事前に考えていないと、その場で考え込んでしまったり、「特にありません」と言ってしまいがちですよね。
しかし、この質問は、答えによっては自分をアピールするチャンスになるでしょう。ですので、事前にどのような質問をするのかを考えておけば、しっかりと対処できます。
やる気が伝わる質問をすると好印象になりやすい
下記に、好感度が高くやる気が伝わりやすい会社への質問例をご紹介します。
おすすめの逆質問例
- 「もし採用していただいた場合、配属先はどの部署になりますか?」
- 「志望している部署の仕事の詳細を教えていただけますか?」
- 「入社までに勉強をしておくことがあれば教えていただけますか」
- 「私の経験で足りないものがあれば教えていただけますか」
- 「御社の○○という商品に憧れております。その商品に携わる仕事に就けますか?」
- 「配属先の同年代の社員の方の一日の行動スケジュールを教えていただけますか」
また、中でもとっておきの回答例はこちら。
「御社の目指す成功とは、どのようなことか教えていただけますか?」
この質問は、直属の上司ではなく、重役に対して使う方が有効でしょう。重役に対して、こびへつらうこともなく平等にコミュニケーションを取ろうとしている姿勢も伺え、またその会社へ貢献したいという強い意志も感じ取れます。
面接の予想外の質問にアドリブで答えるなら入念な準備と常日頃から経験しておく必要がある
面接で予想外の質問にアドリブを効かせるには、あらゆる質問を予想して予備知識を広げる、練習を積み緊張しないよう努力するのがポイントです。
面接の予想外の質問にアドリブが効くかは、実際その場になってみないとどうなるかは分かりません。
しかし、できるかぎり努力をした人かそうでない人かは、おそらく面接官に見破られてしまうでしょう。また、予想外の質問の定番である「何か質問はありますか?」に対する答えも用意しておいて下さい。このようなポイントを念頭に置き、面接を成功に近づけましょう。
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