2021年09月01日(水) 更新

会社見学をする前に押さえておくべき就活マナー~準備・身だしなみ・振る舞い・担当者への質問~

会社見学時のマナーを身につけておこう!

終活では会社見学をすることも多いですが、このときにもマナーは必要ですので、正しいマナーを覚えておく必要があります。会社見学でもマナーが悪ければマイナスの印象を与えてしまいますし、それが選考に影響し、不利になってしまう可能性もあります。

就活ではさまざまな点を総合して判断し、最終的な評価が決まりますので、些細なことでも気をつけることが大切です。細かい点まで意識して行動することが評価を高めるポイントとなり、就活攻略の近道でもあります。

会社見学の段階で好印象を与えることができれば、選考を有利に進められることも多いです。会社見学のマナーを正しく理解して、上手に振舞って好印象を与えて、就活の攻略につなげていきましょう。

会社見学の時の印象は意外に覚えられている

会社見学では多くの学生が参加していることも多く、一人ひとりはそれほど見られていないと考えている就活生が多いですが、それは間違いです。説明会や採用試験に進んだ際に、企業の担当者は会社に来た学生のことを意外と覚えているものであり、その時の印象次第で選考での評価が変わることもあります。

会社見学で好印象を残すことができれば選考も有利に進められますし、反対に悪印象を与えてしまうと選考でも不利になってしまいます。印象の善し悪しは第一印象で決まることが多いため、気を抜かないことが大切です。一度ついた印象はなかなか覆すことができません。最初が肝心ですので、会社見学でも気を抜かずに参加し、第一印象で好印象を目指しましょう。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

会社見学をする際のマナー【準備】

会社見学をする際に必須の持ち物一覧

必須の準備物

  • 筆記用具
  • メモ帳
  • スケジュール帳
  • 財布とICカード
  • 万が一に備えた履歴書と証明写真(予備を含めて2セット)
  • クリアファイル
  • スマートフォン
  • モバイルバッテリー
  • 見学する会社のパンフレット
  • 会社までの地図
  • 印鑑
  • 学生証や免許証など身分を証明できるもの
  • くしや鏡など身なりを整えられるもの
  • ハンカチとティッシュ
  • その他、会社に指定を受けた物

会社見学には、どのような持ち物を準備して行けばよいのでしょうか。忘れ物をすると、担当者にマイナスイメージを与えてしまいます。上記では、会社見学だけでなく、面接や説明会でも準備しておくべき必須の持ち物をご紹介します。

万が一を考えて雨具なども用意しておくと良い

あると便利な準備物

  • 折り畳み傘
  • 録音できるもの(ICレコーダーなど)
  • 業界地図
  • 名刺(持っている場合のみ)
  • 頭痛や腹痛用の薬
  • 防寒もしくは防暑グッズ
  • 化粧直しができるもの(女性の場合)
  • 替えのストッキング(女性の場合)

先ほど会社見学をする際に必須といえる持ち物をご紹介しました。ご紹介した持ち物以外にも、準備しておくと役立つものがいくつかあります。就活時には、突然の雨やストッキングの伝線など、不測の事態に見舞われることが珍しくありません。そういった際に、上記のような持ち物を準備しておくと役立ちます。

就活生はOB訪問や会社見学時の服装を気にしている

※上記グラフの情報はキャリアパークが独自にtwitterアンケートを用いて収集した回答をもとに作成しています。

会社見学時の服装を気にしたかどうか、学生にアンケートをおこなった結果、「もちろん!」と回答した方が68%で過半数となりました。服装を全然気にしていない人が全体の15%という結果から、8割以上の就活生が服装に気をつけていたと分かります。以下では、会社見学時の身だしなみについて見ていきましょう。

会社見学をする際のマナー【身だしなみ】

黒のリクルートスーツを着用する

採用担当者は、会社見学時の身だしなみもしっかりとチェックしています。とくに服装を指定されていない場合は、スーツを着用するのが無難でしょう。会社見学時のスーツは、リクルートスーツと同様に、黒や紺色のものを選んでください。

髪型や靴、バッグもなるべく黒や紺色のものを選び、統一感を出すのがコツです。ミニスカートなど露出の高いものやデザインの派手なネクタイは、マナー違反となります。悪目立ちをしてしまうので、気を付けましょう。

清潔感のある髪型にする

身だしなみとしては髪型も見られていますので、好印象を与えるためにも清潔感のある髪型にすることが大切です。

女性の場合、長い髪の毛は結び、前髪が目につかないようにしましょう。必ずしもショートカットにする必要はありませんので、長い場合は結び、中途半端な長さの場合はピンで留めるなど、綺麗にまとめることが大切です。

男性の場合は基本的には長髪はNGですので、短くしておく必要があります。また個性的で奇抜な髪型はリクルートスタイルにふさわしくないので避けなければなりません。髪型だけではなく髪色にも注意が必要で、明るすぎたり、不自然な髪の毛の色もマイナスの印象を与えてしまいます。黒染めをしていても、明らかに染めたことがわかると印象が悪いので注意しましょう。

アクセサリー類はつけないのがマナー

会社見学時のアクセサリーは、原則としてつけないのがマナーです。ネックレスやブレスレットなどは、就活において不要なものとなります。ゴツゴツしたものや派手なデザインのアクセサリーは、担当者からの評価を悪くしてしまうでしょう。

とくにネックレスは、シャツの内側につけておけばバレにくいと感じるかもしれません。しかし、お辞儀をした時にふいに見える可能性があります。どこで気付かれるかは分からないものです。腕時計程度ならOKですが、こちらも派手なデザインは避けて、シンプルなものを選びましょう。

香水やスタイリング剤の香りに気を付ける

身だしなみとしては匂いも評価されており、香水やスタイリング剤の香りに気を付けるようにしましょう。限られた空間では控えめにした香りも気になるものであり、自分ではよい香りと思っていても相手にとっては不快に感じることもあります。

基本的には香水は付けず、コスメやヘアスタイリング剤の香りにも気を付ける必要があります。香水は付けなければ済みますが、コスメやヘアスタイリング剤は身だしなみを整えるためにも必要なものですし、就活用に無香料のものを購入しておくのもいいでしょう。

また柔軟剤の匂いにも注意が必要であり、匂いがきついものは控えなければなりません。いい匂いかどうかに関わらず、匂いが強いものはNGであると覚えておきましょう。

会社見学をする際のマナー【振る舞い】

約束の5~10分前に到着する

会社見学をする場合は、予定時間の5~10分前に到着するのがマナーです。早く着き過ぎると、準備が終わっていないなどの理由で、担当者の予定を狂わせてしまいます。もし、早く着き過ぎた場合は、近くのカフェや公園などで時間を潰してください。会社へ入る前に、最寄り駅などの鏡で身だしなみをチェックしておくのも、忘れないようにしましょう。

携帯電話の電源は切っておく

会社見学時には、携帯電話の電源を切っておきましょう。音やバイブレーションが鳴らないサイレントモードでも良いです。会社見学時に音楽やバイブレーションが鳴ると、その場の雰囲気を悪くしてしまいます。担当者にも、「マナーがなってない」と思われるでしょう。

携帯電話によっては、バイブレーションのみが鳴るマナーモードもありますが、担当者が話しているときなどに鳴ると悪目立ちをしてしまいます。そのため、サイレントモードがあるならば、そちらの方が良いでしょう。

コートや防寒具は会社に入る前に脱いでおく

冬場の就活では防寒具を身に付けていることも多いですが、それらを身に付けたまま会社に入るのはNGです。コートやマフラー、手袋などはあらかじめ外で脱いでおくのがマナーであり、必ず会社の外で脱いでから入るようにしましょう。

防寒具は外で身に付けるものと考えられていますので、屋内で着用するのはNGとされています。外で脱ぐのは寒いですが、マナーですので我慢しなければなりません。脱いだコートはぐしゃぐしゃにならないように簡単に畳んで手に持ち、マフラーや手袋などは可能な限りカバンの中にしまうようにしましょう。

また退出時も会社の外に出てから防寒具を身に付けるのがマナーです。屋内ではコートなどは着ずに、会社を出てから身に付けるようにしましょう。

受付で元気よく挨拶をして名乗る

会社見学では会社に到着すればまず受付を通る必要がありますが、受付の段階から見られていると考え、振る舞いなどを意識しなければなりません。受付では元気よくあいさつをして、明るい表情と声で自分の大学名、氏名を名乗り、用件を伝えるようにしましょう。

受付での印象が採用担当者の耳に入る場合もありますし、企業内であれば誰が見ているかわかりません。受付での態度と見学中の態度があまりにも違うと裏表のある性格だと評価されマイナスの印象を与えてしまう可能性もありますし、受付から丁寧に対応することが大切です。

受付で印象が良ければ、それも採用担当者に伝わる可能性もありますし、ハキハキと元気よくあいさつをして、好印象を与えていきましょう。

社内ですれ違う人には挨拶をする

会社見学時には、社内で会社の人とすれ違うことも多いです。そういった際には、相手に聞こえる程度の音量で「こんにちは」と言い、軽い会釈をしましょう。あまり大きな声で言うと迷惑ですし、小さい声だと聞き取ってもらえない可能性がありますので、気を付けてください。

人が多く、1人1人にあいさつをしていくのが難しい場合は、会釈のみでも問題ありません

話を聞くときは小まめにメモをとる

担当者が事業内容などを話してくれることが、会社見学では稀にあります。その際、メモを取っておくと、あとで見返すことができるでしょう。担当者が話す内容は、ほとんど外部に公表しているものなので、自由にメモを取っても問題ありません。こちらが質問をしてメモを取る際には、一言「メモを取ってもいいですか?」と聞いてください。

メモの取り方としては、ある程度話を聞いてから、それぞれの要点を書いていくことがコツです。話したことを全てメモしていると、その間に話している内容を聞き逃してしまいます。あくまでも話を聞くのを中心にしつつ、小まめにメモを取るように心掛けましょう。

私服の指定を受けた場合はオフィスカジュアルが◎

会社によっては、私服指定を受けることがあります。そういった際には、オフィスカジュアルを心掛けましょう。オフィスカジュアルの服装としては、男女共に「上着+襟付きシャツ+チノパン」の組み合わせが一般的です。

女性は、ひざが隠れる程度の長いスカートでも清楚なイメージを与えられるため、問題ありません。デニムや露出の多い服装は、なるべく控えてください。

スーツなどの身だしなみは目につきやすいため、身につけるものなどには十分注意しましょう。

大学3年生のうちに、あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。

会社見学をする際のマナー【担当者への質問】

質問する前に大学名と名前を伝える

会社によっては、質問の時間を設けてくれるところがあります。そこで担当者に質問をする際には、大学名と名前を伝えるようにしてください。どんなにいい質問をして好印象を与えられても、それが誰なのか分からなければ、担当者の印象に残ることができません。最初に大学名と名前を述べてから、ハキハキとした聞き取りやすい声で質問をしましょう。

調べて分かるような質問はしない

会社見学時は、質問の内容に注意してください。会社のホームページやパンフレットで調べれば分かるような質問をするのは、企業研究もせずに見学に来たことを意味するため、失礼にあたります。

会社見学に行く前には、しっかりと企業研究をおこなっておくことがマナーなのです。会社見学時に慌てないためにも、事前に「質問することリスト」を作成しておくと良いでしょう。

質問する内容に注意する

会社見学では質問をすることで担当者の印象に残りやすいですが、どんな内容でも質問していいわけではありません。休暇や福利厚生などの待遇についてのみの質問や、時間配分を考えない長時間の質問などは良い印象を与えませんので、質問する内容に注意しましょう。

質問をすることで目立ちますし、担当者の印象にも残りやすいですが、内容次第では悪目立ちしてしまい、悪印象が残ってしまう可能性もあります。休暇や福利厚生についての質問ばかりだと条件だけで企業を見ていると思われ、志望度が低い印象を与えてしまいます。

時間配分を考えずに、自分ばかり質問をしてしまうと、他の就活生が質問する時間を奪ってしまい迷惑ですので、質問は内容に気をつけ、簡潔にまとめておこないましょう。

会社見学で押さえておくべきマナーをしっかりと把握してから就活に臨もう

会社見学時には、押さえておくべきマナーがいくつもあります。マナーを知らないまま会社見学に参加すれば、担当者に悪い印象を残してしまいかねません。準備物や身だしなみ、到着時間や質問方法など、全体的なマナーを把握してから会社見学に臨みましょう。会社見学で担当者に良い印象を与えるためにも、本ページを参考にしてください。

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