2020年06月23日(火) 更新
【就活の現状と社会の問題点とは】学生に大きく影響を与える日本が改善すべきシステム
目次
就活生の多くは現代の就活の在り方に不満がある!
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが思う現状の日本の就活における問題点を教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 期間が短い、就活期間に集中的に選考がありすぎる
- 学生と企業が本当にマッチしているかESだけでは判断できない
- エントリーシートだけで足切りをしてしまうこと
- 3月1日情報解禁、というルールがあるようでない状態なこと
- その人の40年を決めることなのに就職活動の期間が短い
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたが思う現状の日本の就活における問題点を教えてください!」
就活生の多くは、日本の現状の就活の在り方に問題点を感じていることが分かりました。
「期間が短い、就活期間に集中的に選考がありすぎる」や「学生と企業が本当にマッチしているかESだけでは判断できない」などの、就活期間やESの在り方に対して疑問を覚えているようです。
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就活の現状:大学生の時間を奪っている
今の日本の就活の現状として言えることは、就活が、大学生が大学生らしく過ごすべき時間を失う元凶となっているということでしょう。大学生は、大学には勉強をするために通っています。丸々一年を就活に費やすために大学に、高い学費を払っているわけではありません。
しかし、現状この就活システムからの脱却は難しいでしょう。多少の改善はできるものの、ほんのわずかな効果しか出ないでしょう。
日本社会の問題点が就活に影響している
貴重な大学生活を就活に充てなければならない理由には、現状の就活が抱える様々な問題点が影響しているのです。就活システムのみならず、日本社会全体の考え方が影響している問題であるとも言えます。
具体的に現状の就活システムにはどのような問題点があるのか、それを以下でご紹介させて頂きます。
就活の現状:新卒でないと就職が不利になるという問題点
まず、現状日本の就活は新卒であることが前提とされています。日本では新卒でない限り、就活は不利になってしまうのです。
ですから、誰もが新卒での入社を勝ち取ろうと躍起になり、現状の就活システムのように大学生活を投げ打って、就活に精を出すようになるのです。
これは日本の就活における大きな問題点の1つです。
新卒で入社するために大学生活を犠牲にせざるを得ない
実際には、就活に新卒が有利であるべき理由なんてどこにもないのです。理由は特にないのにもかかわらず、新卒で入らないと入りにくくなるから、死にもの狂いで就活を繰り返すのです。
入りにくくなっても構わないから、じっくり本当に入りたい会社に入りたいと考える人はまずいないでしょうから、誰もがそうなるのは仕方のないことでしょう。
この部分が、今の就活における改善すべき問題点の1つです。
自分の就活偏差値を知る
就職に成功するためには、まず自分の就活力を知っておく必要があります。就活力とは、就活で必要な準備や企業側が重視しているポイントに対して、どれだけ備えているかをはかる指標です。ぜひ、「就活力診断」で今の自分の就活力を診断してみましょう。無料でダウンロードできるので、今の実力を踏まえた上で必要な対策をしてみてはいかがでしょうか。
就活の現状:新卒だけが有利なのは時代遅れ
特に大した理由もなく、就活で新卒だけが有利になるのは、今や日本くらいだと言われています。
現状である日本の変な就活システムのせいで、新卒で就職出来なければそこからのリカバリーができなく、最悪そのまま正規雇用に恵まれないまま一生を終える人もいます。
するとやはり収入面で大きな格差となり、結婚などもできないまま過ごすこととなるでしょう。
新卒有利の就活は人生のリカバリーが出来ない等の問題点を引き起こす
そうなることを避けるために、特にやりたくない仕事でも無理してしなければならなくなり、うつ病やブラック企業の蔓延を招いてしまうのです。
今の日本の就活システムには、そうした問題点もあります。学生が学生らしく過ごすこともできず、就活できなければ終わりというプレッシャーでつぶれてしまう人もいれば、大学卒業後に無理して入社してブラック企業の餌食になる人もいる。
こんな時代遅れで問題しか生み出さない日本の就活システムは、早急に改善されるべきものであることは間違いないでしょう。
大学生活を犠牲に就活に励む現状改善には新卒有利という日本社会の問題点を解決しなければならない
就活の現状と新卒有利から脱却できない日本社会の問題点について説明しました。
現在の就活において、改善すべきシステムであるという現状や問題点が分かっても、なかなかこうしたシステムは改善されることはないでしょう。しかし、一人一人が疑問をもつことは非常に大切です。
1人1人が疑問を覚え、いつか改善されるその時に向け、他人事と思わず社会の一員としてよりよい社会活動が行われるための正しい「意思」を持つようにしましょう。
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