2020年07月03日(金) 更新

苦手なタイプや嫌いな人を面接で質問する企業側の意図|押さえておきたい回答のポイント6つもご紹介【例文あり】

面接で苦手なタイプについて聞かれてもなんとか答えられる!

■調査方法:twitterを使用して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/24
■投票数:141

面接で、苦手な人や嫌いな人に関する質問をされたとき、しっかり答えられるかどうかについてアンケートをとりました。結果、全体の84%の方が何かしら答えられると回答しています。アンケート結果にもあるように、答えることそのものはとくに難しくはありませんが、それが面接となると話は別です。面接で聞かれる苦手な人の適切な答え方についてみていきましょう。

面接で「苦手なタイプ」を聞く意図とは

①意思を持って働けるかを見極めるため

面接で就活生に「苦手なタイプ」はいますかと聞かれるのには、どういう意図があるのでしょうか。まず挙げられるのが「意思を持って働けるかの見極め」です。
「苦手なタイプ」というのはシンプルな質問ではありますが、内容が内容だけに、どう答えるべきか戸惑ってしまうことも少なくありません。しかし、面接官は就活生が戸惑うのを理解した上で、自分の意見が言えるかどうかを見極めているのです。答えにくい質問に対して自分の意見をしっかり言える人は、「意思を持って仕事ができる」という印象を与えられるでしょう。

②性格・人間性をみるため

2つ目は、「性格・人間性をみるため」です。苦手な人について話すことができるのは、自分はそういった性格ではないと意識しているからだといえます。また、ハッキリと苦手なタイプを提示することで、そういった行動をしない人だという企業側の期待にもつながるでしょう。たとえば「時間にルーズな人が苦手」と答えた人は、時間に厳しいはずです。苦手な人を聞くことによって、就活生がどんな人間なのか、性格や人間性をみているでしょう。

③苦手な相手でも接することができるかを確かめるため

3つ目は、「苦手な人と接することができるかを確かめるため」です。仕事を始める中で、同僚や上司、取引先などで苦手なタイプの人と接しなければならない機会があります。「仕事をしたくない」「接したくない」という思いを持っていても、仕事を続けなければなりません。感情ではなく、理性を持って冷静に働くことができると認識されれば、おのずと評価は高まるでしょう。

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面接における苦手なタイプ・嫌いな人の答え方ポイント6つ

①「誰とでも付き合える」は信ぴょう性に欠ける

最初に紹介するポイントは、「苦手なタイプは基本的にいない」と答えるのはあまり望ましくない点です。もちろん、「わたしの苦手なタイプを強いてあげるなら、○○のような人です」といった話しぶりであれば、とくに問題はありません。
しかし、「もともと苦手なタイプはとくにありません、基本的に誰とでもうまくやれます」と、全く苦手なタイプがいない前提で話すと、面接官に「少し胡散臭い」と信ぴょう性に欠けてしまいます。「私の苦手な人は○○のような人です」と、素直に答えてください。

②「価値観がずれていると感じる人」を答える

苦手なタイプを的確に応えるには、どういった答え方をすればよいのでしょうか。まず、「価値観がずれていると感じる人」を答えましょう。自分に害はないものの苦手だと思った人が文字通り苦手な人です。なんとなく接しにくいと感じたら、それは価値観がずれていることが理由かもしれません。苦手なタイプが思い浮かばない場合はそういった人がいないか、見直してみましょう。

③社会常識やモラルに関する内容がベスト

苦手なタイプを伝える際、社会常識やモラルに関する内容を答えましょう。「時間がルーズな人」や「あいさつをしない人」などといった回答なら、人間性をアピールしやすいです。このような回答であれば面接官にも共感してもらえますし、自分は社会常識があるというアピールにもつながります。また、決してそういう性格の人間ではない、ということも面接官に伝えられるでしょう。

④苦手と感じる理由や体験談を交える

苦手な人について答える際は、苦手だと感じる理由や体験談を交えましょう。これも答え方ポイントになります。どうしてそのタイプの人を苦手と感じるようになったのか、簡単な体験談を付け加えて答えると、面接官にも理解してもらいやすくなります。ただしその際、嫌いな点をストレートに伝えてしまうと、面接の場では良い印象を与えられないリスクがあるでしょう。言葉の選び方にも注意しましょう。

⑤対処法なども用意する

苦手なタイプを聞く企業側の意図にもあるように、企業側は苦手なタイプがいたとしても関係なく仕事ができるかどうかを推し量っています。そのため、この質問を答える際は苦手なタイプや理由まで答えた後、「私は~のように接します。」「~をする形で対処します」と対処法を用意しておいたほうがよいです。対処法を提示することによって、`苦手なタイプの社員と働く事態になっても対処が可能だと企業側に認識してもらえるでしょう。

⑥「嫌いな人」を聞かれた場合は苦手な行動をとる人を答える

面接では、苦手なタイプではなく「嫌いな人」を聞かれる場合もありますが、その場合は「苦手な行動をとる人」を話しましょう。嫌いという感情は、倫理・モラル的に価値観がずれているというよりも、どうしても許せないと思ってしまう行動を取る人に対して抱く考え方です。
たとえば「電車内で電話をする人」や「行列に割り込む人」など、苦手な行動をとって許せ
ない人を「嫌いな人」として取り上げたほうがよいでしょう。

面接力診断で、苦手分野を見つけよう

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苦手なタイプ・嫌いな人を答える際の例文をご紹介

上記のポイントをもとに、苦手なタイプ・嫌いな人について聞かれた場合の回答例をそれぞれご紹介します。回答の参考にしてみましょう。

苦手なタイプへの回答例文

私が苦手だと感じる人は少ないですが、強いて挙げるなら「ネガティブな発言しかしない人」です。同じゼミに通うゼミ生の中に、新しいことを取り組むときに必ずネガティブな発言をする人がいます。そんな時はいつも「そうだね。確かにそう考えることもできる。でもこうすることで良い結果を得られるよ。」といったように、前向きに考えられるよう声をかけるようにしています。仕事において、そういった苦手な人に巡り合う可能性は高いため、ゼミでの経験を通して培ってきた接し方をもとに、上手く折り合いをつけて付き合っていきたいと考えています。

嫌いな人についての回答例文

私が嫌い・苦手だと感じるのは、「任された仕事をいい加減にしてしまう人」です。理由としては、いい加減に仕事をしてしまうと、周囲にも迷惑がかかるからです。現在コンビニのアルバイトをしているのですが、過去にそういった行動をとる後輩がいました。始めはその後輩と同じ業務を避けるぐらい苦手意識があったのですが、気持ちを切り替えてサポートする立場に回ったところ、少しずつではありますが、仕事をきっちりこなしてくれるようになりました。
このときの経験をきっかけに、そういった行動をとる人が同僚や部下にいたら、大事な仕事はその人だけではなく、自分や他の同僚、部下にサポートメンバーとして入ることで、業務が円滑に進むようなマネジメントをしていきたいと思います。

面接で苦手なタイプを聞かれたら6つのポイントと例文を参考に回答しよう

面接で苦手な人を聞かれたら、「価値観がずれている人を答える」「社会常識やモラルに関する内容が望ましい」「苦手と感じる理由や体験談を交える」「苦手な人は基本的に少ない体で答える」といったポイントを意識しましょう。また、面接では上記で紹介した例文を参考に、好印象が与えられる回答を考えることをおすすめします。

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