2020年07月03日(金) 更新

面接で必須の時事問題を質問された時の答え方・対処法4つ~採用担当者から聞かれる意図とニュースの選び方~

就活生は新聞やLINEニュースで情報収集している!?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「面接対策のために時事問題やニュースを調べていますか?おすすめの情報源も教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • していない
  • LINEニュースはチェックしている
  • 調べていません
  • 新聞
  • 日経新聞

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「面接対策のために時事問題やニュースを調べていますか?おすすめの情報源も教えてください!」

就活生にアンケートをとったところ、面接で時事問題について聞かれてもいいように「新聞」や「ニュースサイト」で情報収集をしているようです。具体的には「日経新聞」や「LINEニュース」が挙げられました。日経新聞は広い分野の情報を具体的に収集できるため、業界・企業研究にも役立ちます。また、その手軽さからLINEニュースを活用して効率的に情報収集する就活生も少なくありません。

一方、このように日頃から時事問題などを情報取集していない就活生はこれからどのような対策をしていけばいいのでしょうか?本記事では、面接で時事問題について聞かれた時のために「情報収集の仕方」から「質問への答え方」まで解説します。

面接で最近の時事問題やニュースネタが質問された時の心構え

就活で特に頭を悩ます質問が、最近のニュースネタ・時事問題だと思います。適切な対処法について紹介していきますが、その前にまずは時事問題やニュースネタが質問された時の心構えを知りましょう。

社会人としての常識力をアピールするチャンス

時事問題やニュースの中には、社会人として仕事をしていく上で知っておくべき問題も多く含まれています。ですので、ある程度世の中で何が起こっているのかを知っておくのが、社会人としての常識だとされています。 そのような社会人としての常識を持っているかという点を、時事問題やニュースネタの質問で探っていき、きちんと答えることができれば大きなアピールになるでしょう。

面接力診断で、苦手分野を見つけよう

面接では時事問題以外にも、対策すべきポイントは多くあります。たった一つの見落としが、致命傷になりかねません。

そこで活用したいのが、「面接力診断」です。

面接力診断は24の質問に答えるだけで、自分の弱点をグラフで見える化できます。ぜひ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

就活の面接で時事問題の質問がされる意図を知ろう

就活の面接で聞かれる時事問題やニュースネタの質問に対する対処法を見ていきますが、そもそもなぜ面接の質問で時事問題が出てくるのかをもう少し考えてみましょう。就活の面接で最近の時事問題についての質問をされる理由がわかれば、その対処法も自然とわかるはずです。

最近の時事問題について自分の意見を言えるかどうか

社会人になると、「あなたはどう考える?」という風に自分の考えを求められる場面が必ず出てきます。就活の面接で時事問題やニュースネタについて質問する理由のひとつは、学生が最近の時事問題について自分の考えをしっかり持っているかということを探るためです。 ニュースをしっかり把握していたとしても、その時事問題について自身の考えや意見がなければ意味がありません。時事問題の質問では、社会人としての意識の高さを見ているともいえるでしょう。

日常生活から自分の中の興味を探っているか

就活の面接では、「最近どんなニュースに関心がありましたか?」と尋ねることで、学生がどんなことに興味・関心を持っているかを探っています。 常識のチェックのみならず、最近の時事問題やニュースネタは、学生の人間像を見るための質問でもあるのです。 このように、就活の面接での時事問題の質問には、学生の持っている意識や人間性を推測するためという重要な意図が含まれているのです。

面接対策におけるニュースの選び方

面接で時事問題やニュースが質問される意図について理解できたかと思います。
次は、実際に面接対策に使えるニュースの選び方について紹介します。その人の興味・関心の分野になるので、極端にいえばニュースは何でも良いのですが、面接対策という点にフォーカスした時事問題の選び方がありますので知っておきましょう。

志望する業界に関するニュースが最もベター

面接対策の時事問題選びで最もベターかつ有効なのが、自分の志望する業界に関するニュースです。食品業界であればゴキブリ混入問題、流通業界であればファミリーマートとユニーグループ・ホールディングスが経営統合、メディア業界であればインターネット広告が右肩上がりで急成長など、どの業界にもその年を象徴するような大きなニュースがあります。志望業界のニュースを答えることで、興味・関心があることを面接官にアピールできるでしょう。 自分の志望する業界かつ、希望の職種に関する時事問題であればなおさら良いです。そのためにも、まずは業界研究と企業研究をしっかりと終えた後に、時事問題を探し始めましょう。

日常生活に大きく関わる時事問題もOK

志望する業界に関するニュースではなくても、自分たちの日常生活に大きく関わる時事問題でも良いでしょう。たとえば、マイナンバー制度やスマホをいじりながら何かをする「ながら操作」による事故、少し大きく見ると東京五輪のボート会場問題など、日常生活に潜む問題やニュースはたくさんあります。 業界ニュースはきちんと調べ上げなければ、自分の意見を言うことが難しいと思いますが、日常生活の時事問題であれば比較的答えやすいでしょう。無難に対策を練るのであればおすすめです。

芸能やエンタメ要素の強いニュースは避けた方が無難

ニュースの中には、面接対策の観点からして向いていないものもあります。それは、芸能やエンタメ要素の強い話題です。「自分の好きな○○が△△と結婚」やゴシップ系は下世話な話題になるので、面接官からの印象はあまり良くありません。 一部の志望する業界によっては、エンタメ要素の強いニュースが活きてくることもあるかとは思いますが、基本的には避けた方が無難です。

時事問題の情報収集の仕方

選ぶべき時事問題が分かったところで、情報収集の仕方も知っておきましょう。今やニュースは様々なメディア、媒体を通して社会に発信されています。しかし、確実な信憑性のある情報を仕入れたいので、スクープネタなどが多い週刊誌はできるだけ避けてください。
それでは、時事問題の情報収集の仕方についてみていきます。

①:テレビ【情報・報道番組】

まず筆頭に挙げられるのはテレビでしょう。お昼の情報番組、夕方~夜の報道番組がポピュラーです。テレビでは実際の映像や再現VTRを見せてくれるので、文字だけを見るよりも理解しやすく、記憶に残りやすいでしょう。また、専門家の解説やコメントが聞けることが多いので、様々な視点から情報をかみ砕くことができます。

②:スマホ【ニュースアプリ】

授業やバイトなどで、ニュース番組がある時間帯にテレビが見られない人も中にはいるかと思います。そういった場合は、スマホで見れるニュースアプリが良いです。

おすすめなニュースアプリ

  • ■Yahoo!ニュース
  • ■LINE NEWS
  • ■スマートニュース

以上の3つがおすすめです。「Yahoo!ニュース 」は日本最大級のアクセス数があり、内容も充実しています。「LINE NEWS」と「Smart News」は話題のトピックが見つけやすいのが特徴でしょう。 しかし、ニュースアプリは情報量で若干劣りがあるので、サッと読んで興味・関心が惹かれる話題を見つけるために利用して、詳しい深堀は検索するなどして理解を深めてください。

③:新聞

3つ目の情報収集手段として、新聞も重要です。新聞は紙媒体ですが情報量も多く、話題数が多いのが特徴でしょう。 中でもおすすめの新聞が、「日本経済新聞 」です。他の新聞と比較しても、経済に関する話題と情報が多いので、面接対策には非常に有効だといえます。 しかし、新聞をただ読むだけでは意味がないので、ポイントとなる言葉やキーワードを抜き出して新たに自分で文章を作ってみると、面接官にも伝わりやすくなるでしょう。

就活の面接での時事問題やニュースネタの質問への対処法

時事問題やニュースネタについての質問に答えるためには、当然その情報を頭に入れておく必要があります。どんなふうに情報を入手し、どんな心構えをするのが正解なのでしょうか?

ニュースネタの対処法①:自分の言葉で伝える

就活で時事問題やニュースネタについての質問をされた時に答えるためには、新聞やネット、テレビなどで時事問題の情報を入手しておかなければいけません。ただ、新聞やネットで隅々まで時事問題をチェックするのは若干無理があります。 面接で出される時事問題の質問は、基本的には主要なニュースやその企業に関するニュースネタのはずです。世間で議論されるような主要な時事問題のニュースについてはしっかりと情報を入手し、必ず自分なりの考えを用意しておきましょう。その際、自分の頭で考えて、自分の言葉で意見を考えることを意識してください。どこかで聞いてきたようなコメントよりも、自分なりの言葉のほうが価値があるのです。

ニュースネタの対処法②:知らない時事問題は自分の知識をもとに回答する

面接で最近の時事問題やニュースネタの質問をされるときに、よく知らない、または全く知識のない時事問題について聞かれる場合もあります。その場合は、面接官から与えられる限られた情報をもとに、自分の知識を引っ張り出して、回答をする努力が必要です。 知らない時事問題のニュースでもスムーズに答えられるようになるためには、日頃からなるべく多くのニュースを目にしておくなどして、時事問題を意識し、自分の考えを巡らせておく訓練が必要でしょう。

ニュースネタの対処法③:答える時は構成を立てて順序良く

時事問題の回答で大事なのは、いかに面接官に分かりやすく伝えられるかです。面接官は応募書の興味・関心を知りたいと上記で紹介しましたが、伝え方が下手だとそれ以前の問題になってしまいます。回答する際は、必ず構成を立てて順序良く説明しましょう。

回答の仕方

Q.今、気になっているニュースはありますか?
A.今一番気になっているニュースは「○○○○」です。理由は~~だからです。(~~のため、興味を持ちました。)

Q.今話題になっている「○○○○」についてどう考えていますか?
A.私は~~だという風に考えています。理由は~~だからです。

ニュースネタの対処法④:全くわからない時事問題については正直に伝える

知識のない時事問題やニュースネタでも回答をする努力が必要ではありますが、場合によってはまったく知らない最近の時事問題について振られることもあるかもしれません。そのような場面では、とんちんかんな返答をするより、「勉強不足で申し訳ございません」と素直に知識がなく考えが及ばない旨を伝えるほうが賢明です。 面接官はベテランの社会人であり、最近の時事問題や様々なニュースネタについての知識が深いはずです。苦し紛れに最近の時事問題の質問に答えても、的外れの回答による知ったかぶりはすぐに見抜かれてしまうでしょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

最新の時事問題【2016年度版】

2016年に起きた最新の時事問題のトピックをいくつか紹介します。業界を問わず紹介しますので、気になった話題があれば調べてみて、自分なりの言葉でまとめてみましょう。

2016年度の時事問題例

  • マイナンバー制度開始
  • 13番目の新元素「Nh(ニホニウム)」発見
  • 電力完全自由化
  • 小池東京都知事誕生
  • アメリカ、トランプ氏大統領選勝利
  • 選挙権の対象年齢が18歳以上に変更
  • カジノ法案可決

就活面接では必須!最近の時事問題やニュースネタの質問に対して情報の入手と自分の意見を持つ訓練をしよう

就活の面接では、志望動機や自己PRも重要ですが、最近の時事問題やニュースネタについての質問も評価を左右する要素となります。まったく時事問題を知らないと、ニュースを見ていない常識のない人物という評価を受けてしまうでしょう。
また、時事問題についての回答から人柄を見ているという意図も含まれています。時事問題には日頃から自身の考えを巡らせておくよう意識を持ってください。ここで紹介した対処法を実践すれば、面接での時事問題やニュースに関するネタの質問で困ることはないはずです。

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