2020年06月24日(水) 更新

履歴書の志望動機を箇条書きで書く時の注意点~書類選考突破を目指す魅力ある書き方とは~

履歴書の箇条書きをする際はダラダラとした文章にしないよう心掛ける就活生が多い

キャリアパーク会員の就活生を対象に「履歴書で、志望動機を箇条書きに記載する際はどのような点に注意すべきだと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 丁寧に書く
  • ダラダラと長い一文を書かない
  • ストーリー性をもたせられるか。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「履歴書で、志望動機を箇条書きに記載する際はどのような点に注意すべきだと思いますか?」

履歴書の中には、文章ではなく箇条書きで記入しておいた方が分かりやすい場合があります。そんな時、箇条書きの書き方をどうすべきか悩む人もいるのではないでしょうか。就活生の皆さんからは、「ダラダラ長い文章にしない」や「ストーリー性を持たせられるか」など短い文章でいかに伝えるかを工夫すべきではないかとする声が寄せられました。では、履歴書に箇条書きで記入する箇所を設けた場合、どのような書き方を意識するといいのでしょうか。

履歴書の志望動機で箇条書きをする際は注意が必要!

箇条書きは、文章にリズムが生まれるうえに、読みやすく書きやすい非常に優れた表現方法です。
しかし、だからといって、何でも箇条書きにしてはいけません。特に就活における志望動機で箇条書きを使う際には、よりいっそうの注意が必要です。就活での人事担当は、履歴書の志望動機を読み慣れていると覚えておきましょう。

志望動機が「客観的な事実の羅列」にならないように注意

就活において、履歴書の志望動機の気をつけるべき点は、「全てを箇条書きで書かない」ということです。

・箇条書きだけで志望動機を書いてしまう
・箇条書きの分量が通常の文章より多い

履歴書の志望動機において、上記のような書き方は避けてください。箇条書きは量が多過ぎるといかにも事務的で、感情の入っていない事実の羅列となってしまいます。面接官が読みたいのは「客観的な事実の羅列」ではなく、あなたの熱い気持ちや、志望動機に繋がるエピソードなのです。

履歴書は基本的なルールやマナーを守る

履歴書を作成する際は、誤字脱字に気を付けること以外にも基本的なルールやマナーを守る必要があります。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか作成前後にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でGETできるので、履歴書の書き方に悩んでいる就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

箇条書きをするなら「山場で少しだけ使う」方法が書き方

就活における履歴書の志望動機において、内容の全てを箇条書きにするのはNGです。しかし、部分的に使うのは問題ないでしょう。そこで、次に箇条書きをうまく使う書き方をご説明します。
箇条書きをうまく使う書き方とは、「履歴書の志望動機の中でも大事な所、山場で少しだけ使う」ということです。この「少しだけ」が、履歴書における箇条書きの書き方となるでしょう。

うまく使えれば履歴書の志望動機において「アクセント」になる

具体的には2~3つほどの箇条書きだと、短すぎもせず長くもない、志望動機に適した書き方になるでしょう。箇条書きは、履歴書の志望動機の「核」となる部分や、「ここは読んで欲しい」とアピールしたい部分で使ってください。

以上のように、履歴書で箇条書きを使いすぎるのはNGですが、上手く使えれば文章のアクセントとできるのです。それによって、適度に客観的で真面目な印象を与える事ができるでしょう。

例文:条件の良い同業種へ転職する場合

では、そんな履歴書の志望動機における箇条書きについて、例文を見てみましょう。箇条書きで志望動機を書こうと考えている方は、参考にしてください。

「私は、専門学校で3年間、調理師の勉強をしていました。そしてこのたび、御社が自宅の近くに新たなレストランを開設するにあたって調理師の募集をしていることを知り、志望いたしました。御社を志望する動機の中でも特に強かった部分は、
・専門学校で学んだ内容がいかせる
・特技を活かして仕事へ貢献できる
・短い時間で通勤できる
以上の3点です。特に調理師は朝の仕込みなどもあり早めの勤務が求められるので、朝に余裕を持って出社することで御社の経営に深く貢献したいと思っております」

この志望動機でポイントなのは、大事な部分を箇条書きにすることで分かり易く伝えている点です。また、箇条書き後に少しだけ詳しいメリットを述べることで、面接官の興味を引けるでしょう。

履歴書の志望動機で箇条書きを使うのはあなたの自由

就活における履歴書の志望動機において「箇条書きで書かなければいけない」といった決まりは、もちろんありません。箇条書きは、あなたの履歴書における志望動機を、よりよい物とするための手段なのです。

ですのでもし、あなたの履歴書の志望動機に箇条書きが必要ないと判断したなら、無理に用いる必要はありません。

迷ったなら2パターンの履歴書を作って読み比べると良い

就活において大切な志望動機ですので、箇条書きをするかどうか迷うこともあるでしょう。その際は試しに一度、箇条書きを入れた物と入れていない物の両方を書いて、読み比べてみてください。そうしてチェックをすれば、箇条書きが適切に使われているか、過剰ではないか等の確認ができます。

ただ、ずらっと長く書かれている文章よりは、箇条書きを用いた物のほうがポイントもはっきりしており、文章にアクセントが效いて読みやすいでしょう。よく考えてから、使い分けてください。

箇条書きを入れるべきか?判断するポイントは3つ

箇条書きを入れたほうが良いのかどうか、簡単に判断するための大事なポイントが3つあります。以下の通りです。

・起承転結を箇条書きが妨害している
・箇条書きだけが異様に目立っている
・志望動機が強力な1つのものだけである

もし箇条書きが起承転結を妨害しているようであるなら、用いない方が良いでしょう。また、箇条書きだけが目立ってしまうような文章なら、使わないのが得策です。そして最後に、志望動機が1つだけ、それもとても強く情熱のある内容であるなら、箇条書きを使う必要はありません。下手に箇条書きを使ってしまえば、その強い情熱を薄くしてしまうからです。

履歴書の志望動機の箇条書きは「事実の羅列」にならないように注意して少しだけ使おう

就活における履歴書の志望動機においては、なかなか筆が進まず、苦労している方も多いでしょう。しかし、上手く箇条書きを使えば、志望動機がより素晴しい物になるのです。履歴書において箇条書きをするかどうか迷ったら、2パターン作成して見比べると良いでしょう。元の志望動機をダメにしてしまうような箇条書きをしないよう、注意してください。本記事でご紹介した注意点を参考に、必要であるならば、履歴書に箇条書きを入れてみましょう。

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