2020年06月30日(火) 更新
履歴書の日付について|西暦・和暦の用い方など今すぐ役立つ書き方
目次
履歴書に書く日付はいつなのか
基本は履歴書を提出する日
履歴書の日付は、作成日と提出する日のどちらが正しいのでしょうか。一般的に、履歴書の日付は企業に提出する日に合わせます。ただし、提出日は履歴書の提出方法によって異なるのです。
企業に直接持参する場合は、持参する日付を記入しましょう。たとえば3月15日に面接で手渡しする場合、提出する日に合わせる必要があるので、3月10日に作成したとしても、「3月15日」と記入しなければなりません。
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郵送する場合は投函日
地方在住の人などは、履歴書を郵送で先に提出しなければならないケースもあります。そのような場合、面接日がまだ確定していない可能性があるので、いつの日付を記入日欄に書くか悩むでしょう。このように履歴書を郵送する場合の日付は、投函日の日付を記入日欄に書きます。
ただ回収時間の関係で、投函日ではなく、翌日配送になるケースがありますが、翌日配送になったからといってもとくに問題ありません。時期によっては遅配などのリスクがある点を企業側も承知していますので、過剰に心配する必要はないでしょう。
メールで送信する場合は送信日
ここ最近は表計算ソフトやワープロソフト、またはスキャナーで取り込み、デジタルデータにしたうえで履歴書を送るケースが増えています。その際、メールで送付するのが基本ですが、この場合の履歴書の日付はメールを送信した日になるのです。作成日が5月31日でメール送信日が6月1日の場合、履歴書の日付は「6月1日」になります。
デジタルデータの履歴書は、事前にデータを作成し、志望動機などを書き換えて使い回しすることが少なくありません。その場合、日付を変えることを忘れないように注意が必要です。データであっても正式な書類であることは変わりませんので、抜けのないようにしましょう。
履歴書の日付が古いと使い回しを疑われる可能性がある
履歴書の日付を提出する日に合わせるのは、履歴書を書いた日の日付では面接までに日時が随分とたってしまう可能性があるからです。そうなると「履歴書を使い回しているのでは」と思われてしまうかもしれません。せっかく苦労して履歴書を作成したにもかかわらず、使いまわしと疑われては元も子もないでしょう。履歴書には書いた日の日付ではなく、提出日の日付を書くようにしてください。
履歴書の日付の書き方【西暦・和暦】
日付の年号は西暦と和暦どちらも使用できる
履歴書に日付を記入する際、気になるのが年号の書き方です。「2017年」のような世界的にポピュラーな西暦と、「平成29年」のように表す日本独自の和暦の2つが存在するのですが、どちらを使うのが正しいのだろうかと迷う人も少なくありません。実は和暦・西暦どちらも使用できます。ただし、記入する際には注意しなければならない点があるのです。
記入時はどちらかに統一するのが基本
履歴書に年号を記入する際、西暦と和暦どちらかに統一してください。学歴や職務経歴は「平成○○年●月」なのに、履歴書の記入日欄には「2017年●月」となっていると、統一感のない見づらい履歴書になり、悪印象を与えてしまいます。また、「配慮できない人」「注意力が足りない」と判断されかねません。
なお、外資系企業に履歴書を提出する際は、西暦で記入するのをおすすめします。採用担当者が外国人である場合も考えられるので、西暦での記入が親切です。
履歴書の日付の書き方【日付の数字】
履歴書の日付はアラビア数字を用いる
日付に使用する数字は、アラビア数字を用いるのが原則です。履歴書は横書きが基本であるため、「0、1、2、3、4、5」と書くアラビア数字で記入します。履歴書の欄外にある「記入上の注意」にも、「数字はアラビア数字、文字はくずさず正確に書く」とありますので、注意してください。
ただし、以下のような場合は漢数字を用います。
漢数字で記入する例
- 学校名 (例)○○市立第四中学校
- 市区町村名(例)八代市
- 企業名 (例)十八銀行
履歴書には正式名称を記入します。上記のように、学校名や市町村名、企業名などは漢数字を正式な表記とするところが多いです。このような場合は漢数字を用いなければなりません。
封筒の日付は漢数字を用いる
履歴書を封筒に入れるケースは、郵送する場合だけでなく直接手渡すケースもあります。この封筒に日付を記入する際は、漢数字での記入をおすすめします。その理由は、記入方法が縦書きのためです。
また、履歴書の記入では西暦が使用できますが、封筒においては「例:平成二十九年」と和暦で記入しなければなりません。履歴書と数字表記が違う点が紛らわしいので、先に封筒のみ「平成二十九年六月 日」と日付だけ空欄にしておいて準備するとよいでしょう。そうすれば、履歴書作成後に封筒の日付を入れる際、誤ってアラビア数字で書き間違えるリスクも少なくなります。
資格取得日がわからない場合の対処法
日付は空白にして資格のみ記載する
履歴書には取得した免許及び資格を記載する免許・資格欄があります。そこには取得年月日も記載しますが、なかには取得年月日を覚えていない人もいるでしょう。資格を取得した際にもらう資格取得証明書に取得年月日は記載されていますが、どうしても見つからなくてわからないという人は項目を空白にしておきましょう。資格名は記入するようにして、資格は取得していることをアピールしてください。
医療や介護資格などの国家資格の場合、資格を持たないと業務に携われないものがあります。その場合は、資格証明書のコピーなどを企業に提出することが義務づけられていますので、資格証明書は再発行し、国家資格の年月日を記載しましょう。
空白の理由を一言添える
資格した日付がわからなくて空白になっている場合、履歴書の自己PRポイントや空白欄、送付状を利用して、「資格取得した日付がわからなかったもので空白にさせていただきました」など一言添えると企業からの理解も得られるでしょう。また、面接まで進めば、口頭で付け加えることもできるのです。
履歴書の資格欄は企業側も重要視しています。本来であれば、空白はマイナスポイントとなりますが、どうしてもわからない場合、わからない経緯など説明できる点は説明し、理解を得られるようにしてください。相手を思いやる気持ちで細かなところまで配慮して、履歴書作成しましょう。
履歴書の日付を記入する際の注意点
注意点①:元号などを省略しないで記入する
日付を和暦で記入する場合、昭和を「S」、平成を「H」のように元号を省略してはいけません。西暦の場合も、「2017/07/01」のように「/」などの記号で日付を省略しないでください。履歴書は正式な書類となりますので、「平成○年○月○日」や「○○○○年○○月○○日」と略さずきちんと書きましょう。
注意点②:日付の書き間違いは修正せず書き直す
日付を書き間違えた際、つい修正液や修正テープで書き直そうとする人もいるかもしれません。しかし、修正をしてしまうと、意図的に情報を改ざんしているのではないかと疑われてしまいます。また、修正後の見た目もよくありません。書き間違いは修正せず、新しい用紙に最初から書き直しましょう。
履歴書の日付は提出日を書くと覚えよう
履歴書の日付として書くべき日付は、書いた日ではなく提出日です。履歴書を郵送する際には、郵送日を履歴書の日付に記入し、メールで送信する場合は、送信日を記入しましょう。
履歴書の日付は気にされていないと思う人もいるかもしれませんが、企業のなかには内容に不備がないかを確かめるために、あえて細かくチェックするケースもあるのです。履歴書の日付ミスで評価が変わる場合も考えられますので、日付はしっかり書きましょう。
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