2019年11月28日(木) 更新

ベンチャー企業の離職率が高い3つの理由

ベンチャー企業の離職率が高い理由を就活生は何だと考えている?

キャリアパーク会員の就活生を対象に「ベンチャー企業の離職率は一般的に高いといわれていますが、その理由は何だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 労働時間が長い。
  • 安定していないから
  • 次の企業にステップアップするための踏み台だから
  • スピード感が早い
  • 福利厚生や忙しさ

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月7日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「ベンチャー企業の離職率は一般的に高いといわれていますが、その理由は何だと思いますか?」

就活生の多くは、ベンチャー企業特有の特徴が離職率の高さにつながってると考えていることが分かりました。
「スピード感が早い」や「安定していないから」など、仕事に安定感を求めている現代の風潮とは真逆の要素がベンチャー企業にはあるようです。
そこで本ページでは、ベンチャー企業の離職率が高いといわれている理由を紹介します。

離職率が高い理由①年齢層が若い

ベンチャー企業の離職率が高い理由として、まず「年齢層が若い」が挙げられます。
20代程度の若い世代は、まだまだ多感で目移りしやすい年代ですし、潰しも利き易いので大手・ベンチャー問わず離職率が高い世代です。
ですが、大手企業の場合、20代、30代、40代、それ以上と各年代の社員が比較的均等に存在する、バブル期に大量入社した団塊世代が大半を占める、といった企業も多くそういった企業では若手が辞めても離職率には大きく響きません。

年齢比率上必然的に離職率が高くなる

これがベンチャー企業になると、大半の会社は20代、30代の若い層が主力となる企業です。
そういった企業で若手が辞めていくと、年齢比率上必然的に離職率が高くなっていき目立ってしまう訳です。

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離職率が高い理由②定年まで働くつもりで入社していない

次にベンチャー企業の離職率が高い理由として、「定年まで働くつもりで入社していない」が挙げられます。
大手企業の場合、新卒から定年までその企業で働きその企業の中でキャリアを構築する事を目的にして入社する方が多いので、明確な理由がない限りはなかなか辞める人は少ないです。
ベンチャー企業に入社する方は、経験やスキルを培いたいため入社、いずれ独立を視野に入れて入社、とあくまでキャリアの足掛かりとした考えで入社してくる方が多く、会社側もそれを率先しているベンチャー企業も多いです。

会社自体に問題がなくても離職率は高くなる

ですので、特にその会社自体に問題がなくても、当初の目的どおり、一定の期間携わったら辞めていく方が多いです。
こういった差があるので、ベンチャー企業の離職率は大手企業より高めになります。

離職率が高い理由③会社に問題がある場合も

ベンチャー企業の離職率が高い理由として、最後に「会社に問題がある」が挙げられます。
ベンチャー企業は、やはり大手企業と比べると、仕事自体がかなり濃くハードです。
仕事が追いつかず長時間労働が続き、身体に危機を感じ辞めていく方もやはり大手と比べると多いでしょう。
他にも給与や福利厚生、将来の会社内のキャリアなどに問題を抱えている企業はやはりベンチャー企業に多く、年齢を重ね、待遇や将来を考えた結果辞めていくといった方もやはりもやはり大手と比べると多いでしょう。

創業年数が若いという会社体質上の問題は多い

勿論全てのベンチャー企業が、そうであるという訳ではありませんが、やはり創業年数が若いという会社体質上こういった問題は抱え易く、それが原因で辞める方が離職率の一端を担っていると言えます。

【まとめ】ベンチャー企業は離職率だけでは計れない

この様にベンチャー企業の離職率は大手企業と意味が少々違ってきます。
離職率が低い事に越したことはありませんが、離職率が高いからといって、単に悪い企業と決め付けるには至りません。
ベンチャー企業は優良企業であってもブラック企業であっても離職率はやや水準が高くなると理解しておくと良いでしょう。

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