2019年12月12日(木) 更新

新卒採用人数の多い企業が就活で有利とは言い切れない理由

新卒の採用人数が多くても就活に有利とは限らない?

採用人数1人の会社より、新卒採用人数が多い会社の方が、なんとなく入社できそうな気がしますよね?実際はそうでもないのです。就活生の中には大手に入社したいあまり、採用人数が多い金融系に絞って就活に取り組んだり、採用人数が少なければ採用される可能性の低さから敬遠してしまったりする人もいます。

しかし実際に多く採用しているからと言って、それで安心出来るわけではありません。何故なら採用人数が多いという理由で志望する就活生は沢山おり、それだけライバルが多い状態で生き残らなければならない状態になります。逆にいうと、仮に採用人数1人であっても、チャンスをつかみ取りやすいケースもあるのです。

採用人数と通過率を別々に考える必要がある

採用人数が1000人であったとしたら、4万人募集者がいれば、採用されるのは2.5%になります。逆に採用人数1人だけであっても、募集者が10人程度であれば、採用される確率は10%なので後者の方が有利です。それ故、新卒採用人数の多さから志望先を決めるという方法は危険であり、採用される確率を上げるのであれば、企業側の業務内容に沿った自己PRを考える方が効果的です。

新卒で採用人数が多い理由には離職率が高いことも?

就職活動で気をつけたいのは、内定を取る事だけに着目してはいけないということです。自分が入社しようとしている会社の、離職する確率も考慮しなくてはいけません。新卒採用人数が多い理由の背景には離職率の高さを考慮して必要以上に採用人数を多くしている企業がいます。

使い捨て前提のブラック企業は早期離職が多い

ブラック企業は、使い捨て社員を集める方法として通常より多くの就活生を募る方法をとります。これは採用人数が多ければ自分も受かる可能性があるのではと考え、多くの就活生を採用できると考えているからです。そうすれば例え一人辞めたとしても辞めていない人がその場にいる可能性がある為、企業として成り立つ事に繋がります。

離職率をもとに、使い捨てを前提にしているかどうか判断しよう

日本では広告において不必要な人数を掲載、または採用してはいけないという法律はありません。例え使い捨てを前提として採用していると分かっても、相手を訴える事ができずに泣き寝入りしてしまうのです。それ故、募集人数の多さから志望先を絞るという行為は就活において危険とされています。

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就活の際は企業の成長性を図るのが重要!

就活生の中には企業が掲示する採用人数から企業の動向を探る人達が多くいます。例えば採用人数を例年と比較し、採用人数が増えていれば今後企業の成長する可能性が高い、また採用人数が例年より少なければ事業が上手くいっていないなどと推察する人がいます。また組織規模と合わない過剰な人数を採用していれば離職率を考慮して採用人数を決めている可能性がある事からブラック企業なのではという考え方もあります。

新卒での採用人数から企業の将来性を推測すると◎

新卒採用人数は、ある意味経営人が割り出した今後必要とされる労働力を数値化したものと言えます。それ故その採用人数によって企業の将来性について考えるのは、社会に出た事のない学生の立場からすれば当然の流れかもしれません。しかし、志望先の規模や業務形態によって必要とされる採用人数を割り出すのも就活で求められます。

就活では注意!新卒の採用人数が多い企業は離職率が高いなどのリスクがある!

就活において新卒の採用人数が多ければそれだけ採用される可能性が高いと考えている学生が多いでしょう。しかし、実際はそのような考えを持つ学生が同じ行動を採るため、採用率が低くなってしまうのが現実です。採用人数が多い企業では就活が有利とは限りません。採用人数1人でも、倍率が低ければチャンスをつかみ取りやすいのです。

また、新卒採用人数が多くても離職率を考慮して採用している場合がある為、運よく入社できても、入社後の仕事のキツさに耐えられず退職する形になるかもしれません。それ故に採用人数だけで企業の動向を計るのは危険であり、それを元に更なる情報を仕入れる事をするのが重要です。入社するのも大切ですが、離職せずに働き続けられる環境かどうかも求められるのです。

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