2019年01月31日(木) 更新

就活に必要な履歴書の証明写真を撮ろう|髪型などの知っておくべきポイント

履歴書の証明写真は就活生の人物像を推測ための手段でもある

証明写真とは本来、履歴書の人物が本人であるか証明するためのものです。しかし、そのほかの役割も果たしています。それは、面接官が就活生の証明写真から人物像を推測するために使われるのです。
面接官は、何百何千と送られてくる履歴書を確認しなければなりません。そうすると、すべての文章を読むのはなかなか難しいため、写真の表情を見て判断するところもあるのです。その場合、写真の大きさやつけ方、そして表情から見えるやる気などを見て、面接や試験の案内を送るべきかまず判断するでしょう。

証明写真撮影時に気をつけておきたい3つのポイント

ポイント①:服装はスーツが基本

証明写真で良い印象を残すには、写真写りが大事になります。
そこで、撮影時や貼りつける際に、気をつけるべきポイントについて見ていきましょう。
まず、撮影時の服装はスーツ着用が基本です。デザインは、明るい色やストライプ入りなどの派手なものではなく、落ち着いた色合いのリクルートスーツを着用します。ショップ店員など職種によっては、ある程度カジュアルなファッションでおしゃれさをアピールしてもよいでしょうが、一般的な企業に就職を希望する場合は、証明写真の段階からきっちりした服装にするよう心掛けてください。

ポイント②:髪型は額や目が隠れないものにする

履歴書の証明写真は、表情を見せるために必要なものであると前述しました。そのためには、髪型が重要です。髪で表情が隠れてしまっては意味がありません。額や目が髪で隠れないように横分けや眉上まで前髪をカットしたり、女性ならオールバックにして顔全体がハッキリと見えるように整えましょう。

ポイント③:服装やメイクで清潔感をアピールする

証明写真から受ける印象で、その人となりを判断されてしまうといっても過言ではありません。清潔感をアピールして、好印象を与えましょう。そのためにはシャツやスーツに、シワや汚れがないようにしておいてください。とくに襟や胸元が写るので、そこは十分気をつけておきましょう。
女性の場合、あまり個性的なメイクはしないように注意が必要です。就活にふさわしい控えめで清潔感のあるメイクを心がけましょう。男性は、髭はきれいに剃っておきます。剃り残しがあるとイメージダウンにつながるので注意してください。

証明写真を貼る前に履歴書の最終確認をしよう

証明写真を貼る前に履歴書の内容を見直しましょう。履歴書には細かいルールや書き方が存在するため、きちんと守られているか郵送前にチェックすることが大切です。そこでぜひ活用したいのが「履歴書作成マニュアル」です。無料でダウンロードできるので、履歴書の書き方に自信がないという就活生におすすめです。実際に履歴書を作成する際のお手本としても、持っておいて損はありません。

履歴書用の証明写真は写真館・スタジオで撮影するのがおすすめ

プロの撮影によってより見た目の良い写真ができあがる

就活用の写真は、どこで撮影すればよいのでしょうか。
就活用の写真では印象を良くしたいので、見た目もきれいに写してもらえる写真館・スタジオで撮影しましょう。最近では、証明写真用の機械も綺麗に映るようになってきていますが、写真館や撮影スタジオではプロが撮影するので、画質が良い写真に仕上がるのです。プロの目から見たアドバイスも受けられるので、よりよい表情や姿勢をとることができ、印象の良い写真になるでしょう。
デジタルカメラによる撮影のため、何枚か撮影した後、すぐに写真チェックができ、ベストな1枚を選ぶことが可能です。

就活用の証明写真が記録媒体に保存できる

写真館やスタジオ撮影であれば、撮ってもらった写真をCD-RやSDカードなど記録媒体に保存してくれます。枚数が足りなくなったら、次回からはそれをプリントアウトしてもらうだけで、再度同じ証明写真を使用できるようになり、お金と時間の節約にもなるのです。ただし、撮影した当時と現在の見た目が明らかに異なる場合は、使用を控えましょう。

証明写真の撮影時期は提出時期の3ヶ月以内

証明写真の撮影時期にも注意が必要です。履歴書に添付する際は、提出時期に対して3ヶ月以内に撮影したものを使用してください。入学時の写真を流用したり、または髪型や体形が全く異なる時期に撮影したものだと、実際の面接時に採用担当者が本人かどうか疑われる可能性も考えられます。身代わりではなく本人であることを証明するためにも、なるべく最新の証明写真を履歴書に貼りつけましょう。

履歴書用の証明写真サイズは決まっている

履歴書など就活で使う写真のサイズは4.0×3.0cm

履歴書に証明写真を添付する際、サイズや貼り方などに決まりがあるのでしょうか。履歴書の証明写真のサイズは基本的には、4.0cm×3.0cmです。一般的に売られている、就活用の履歴書の写真の枠にきれいに当てはまるサイズにすれば、問題はありません。

履歴書の写真のサイズで性格を判断されることもある

履歴書や履歴書の写真枠から、多少はみ出る分には問題ありません。しかし、あまりにも写真のサイズが小さすぎたり、逆に極端に大きすぎたりすると、「細かな所にきちんと気を遣うことができない人は、きっと仕事も雑だ」と、採用する人から思われる可能性があります。そう思われないよう、きちんと履歴書や履歴書の枠に合うサイズの写真を貼りましょう。

既定のサイズ以外で作成した場合は撮りなおすか調整する

1度撮影した証明写真のサイズが4.0×3.0cmと異なった場合、どのような対応をとるべきなのでしょうか。まずサイズが小さい場合は、本来のサイズに拡大させるのが不可能なので、撮りなおすしかありません。写真1枚で合否の判定を左右されてしまってはいけないので、痛い出費にはなりますが、もう1度取り直しましょう。
逆に、サイズが大きい場合は既定の大きさにカッティングすれば再利用できます。自分でおこなう場合は、定規で正確な長さを計るようにしてください。失敗するかも、と心配の人は写真ショップにお願いしましょう。専用の機械で決められたサイズにカットしてもらえます。

証明写真を貼り付ける際の注意点

1度貼りつけた証明写真を切り取って再利用してはいけない

就活中は履歴書を何十社も送ることになるため、証明写真はかなりの枚数を確保しておく必要があります。しかし、中には返送されてしまうものもあるでしょう。証明写真代がもったいないからと、写真の部分だけ切り取って再利用したくなる人もいるかもしれません。
しかし、基本的に証明写真の使いまわしは認められていません。剥がした跡が残りますし、のりで汚れている可能性もあります。使いまわしが採用担当者に気づかれれば、印象が悪くなるでしょう。

写真の裏側に名前を書いておく

証明写真を履歴書に貼り付ける際にも、注意しなければならない点があります。それは、証明写真の裏側に自分の名前をフルネームで書くことです。
証明写真の裏側は滑りやすい材質なので、のりでの貼り付け方が甘いと剥がれ落ちる可能性が考えられます。とくに、履歴書を何百枚も重ねたときに、複数人の写真が剥がれると誰の証明写真かわからなくなってしまうでしょう。その対策として、名前は記入しておいてください。

履歴書の証明写真で清潔感をアピールし好印象を残そう

履歴書の証明写真は、本人を証明するためだけでなく、その人の人物像を見るためにも使用されます。証明写真を撮る場合、清潔感を意識して服装や身だしなみに注意しましょう。写真館や撮影スタジオを利用すると、プロの腕によりベストな1枚を準備することができます。
このページでは、履歴書に写真を貼る際に気をつける点もご紹介しました。履歴書作成時は細部にまで注意を払い、好印象を残せるようにしてください。

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