2017年07月11日(火) 更新

就活対策!グループディスカッションの評価基準とNG行動

グループディスカッションでは何を見られている?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「グループディスカッションでは自分のどこを見られていると思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 班での役割、声の大きさ
  • 発言力、統率力
  • 積極性、リーダーシップ、協調性
  • 協調性。人の意見を聞くかどうか。
  • 参加する姿勢。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「グループディスカッションでは自分のどこを見られていると思いますか?」

グループディスカッションではどのようなところが見られているのでしょうか?就活生は「班での役割、声の大きさ」「積極性、リーダーシップ、協調性」などを見られていると感じているようです。グループディスカッションならではのアピールポイントを意識するようですね。 こちらの記事では、グループディスカッションの評価基準とNG行動について見ていきましょう。

就活生が平均5社受けるグループディスカッション

グループディスカッションは、多くの企業で選考の1つとして取り入れられています。グループディスカッションを通過しないと、ここで不合格になってしまいます。日経就職ナビの就職活動モニター調査結果によると、就活生は就活期間中に平均4.6社でグループディスカッションを経験しているそうです。

約40%の大企業がグループディスカッションを選考に

約40%の大手企業が選考にグループディスカッションを取り入れていますが、中堅企業は約25%、中小企業になると13%ほどです。このように、大手企業を志望している就活生はとくに早期からの対策が必要です。中小企業やベンチャー企業を志望している人は、選考でグループディスカッションを受ける比率は下がります。しかし、志望している企業がたまたま実施していたなんてことがあったら大変です。しっかり対策しましょう。

就活におけるグループディスカッションの評価基準とは?

グループディスカッションの評価基準は、就活生にとってすごく気になるところです。 今回は、試験管があなたを評価する際の基準をお伝えしていきます。また、その基準をクリアするために必要な能力をみていくことで突破率を高めていきましょう。

チームをまとめる協調性とコミュニケーション能力

グループディスカッションは与えられたお題に対してチームで1つの答えを導かないといけません。その際、協調性とコミュニケーション能力がない人たちだけが集まると与えられた課題の答えにたどりつけず、全員不合格となってしまいます。協調性と高いコミュニケーション能力を持っていれば、自分が潤滑油となり、チームをまとめていくことができます。そのような存在を試験官はしっかりチェックしているのです。

問題解決には必須の論理的思考力

グループディスカッションでは、与えられたお題に対してどのようなロジックで答えを導き出すかもチェックしています。これは、社会人となり難しい課題にぶちあたった際にどのようなプロセスで解決していくか、柔軟な発想ができるかなどの地頭の部分を見ているのです。

答えを導く計画・実行力

計画力と実行力も試験官がグループディスカッション中に見ている能力です。計画力・実行力とは、目的・目標を立ててそれに対して考え、やり抜く力や、あらかじめ、何が起きるかを想定して、それが起こった時に柔軟に対処できる能力です。また、チームの計画通りに議論が進まなくなってきた時に、きちんと修正できる人が評価されます。

受かるための適切な議論の進め方と対策

ここでは、グループディスカッションに合格するための適切な議論の進め方と対策についてお話ししていきます。答えを導き出すために、どのような議論の進め方をしなければならないのか、その対策方法についてみていきましょう。

進行役としてすべきことを理解

グループディスカッションにおいて、進行役を誰がどのように務めるかはとても重要です。もし、進行役が人の意見を聞かずにどんどん進めてしまったら議論は成り立たないですし、進行役が計画通りに議論を進められなかったら、答えを出せずに終わってしまいます。進行役は、まずチーム全員の議題を理解しているか確認し、時間や進行具合を気にしながら答えまでたどりつきましょう。

議論の意思決定をリードする立場に

グループディスカッションでは、小さな意思決定をいくつも重ねて結論を出します。その際に、議論の意思決定をリードできる立場にいることも大切です。そもそも、意思決定までの間に発言していないと、決断をリードするのは不可能。そのため、自分の意見もしっかり主張しながら、周りの意見をまとめて意思決定を積み重ねられるようにしましょう。

あくまでもチームで答えを出す

たとえあなたがどれだけグループディスカッションが得意でも、周りの人がまったく発言しないで答えを出しても、全員不合格になるでしょう。あくまでもチーム全員で答えを出すことを心がけましょう。もし、チームのメンバーの発言量が少ない場合は、イライラするのではなく、「●●さん、どう思いますか?」など、相手が答えやすいような環境をつくっていくことが大切です。

グループディスカッションでのNG行動

グループディスカッションをみる機会が多いと、就活生に対して「あーもったいないな」と思う要素がたくさん出てきます。そのNG行動を知り、気をつけることがグループディスカッション突破への近道です。

自分は関係ないと意見を言わずに黙ってしまう

グループディスカッションでのNG行動の1つが、自分には関係ないというような態度で、意見を言わずに黙ってしまうというものです。これは、自分だけでなく、周りの就活生が多大な迷惑を被ります。緊張するのは仕方がありません。自分の意見が合っているかを気にする人もいるでしょう。ただ、議論中に意見を言わない人を企業は採用しようとは思わないです。もし、どうしても意見が言えない場合は、相づちや、「私もそう思います」など、議論へ参加しているアピールをするのを忘れないようにしましょう。

強すぎる自己主張は避ける

その他のNG行動として覚えておいて欲しいのは、「自己主張が強すぎる」ことです。チームで成果を出さなければならないのに、自分の意見を押し通したい人がいたら、そこでそのチームは破綻してしまいます。社会人になってからミーティングする際に、自分の意見を否が応でも通したいと考える人がいたらすごく迷惑ですよね。それと同じです。強すぎる自己主張は避け、コミュニケーションを大切にしながら、議論を進めましょう。

フレームワークにこだわりすぎるのは逆効果

グループディスカッションにおいて、ロジックツリーやMECE(ミッシー)などのフレームワークにこだわりすぎるのは逆効果です。チームのみんなが同じレベルで議論できていれば問題ないのですが、分からない人が多い場合は、時間の無駄になってしまう可能性もあります。もし使いたい場合は、自分の言葉に置き換えて相手が理解しやすい形で使用しましょう。フレームワークにこだわりすぎる人がいる場合は、「●●さんのレベルについていけずに、議論が進んでいないので今はどんどん意見を出していきましょう」など相手を尊重しつつもチームをゴールに向かわせるような対処をしてください。

就活のGD対策は社会人基礎力を意識し行動すること

学生は就活、平均で5社のグループディスカッションを経験します。グループディスカッションでの評価をあげるためには、社会人基礎力といわれる、実行力や計画力、協調性などの能力をアピールすること大切です。また、それが一番の対策となります。反対に自己主張が強すぎたり、発信力がまったくなかったりすると不合格となってしまうので、気をつけましょう。

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