2020年07月31日(金) 更新
【9月に卒業する場合の就活完全ガイド】大学生のスケジュールと失敗しないために準備しておくこと
目次
9月卒業生の就活実態について理解しておこう
「春は別れと出会いの季節」と言われます。3、4月が卒業・入学シーズンだからですが、実は世界的に見てこれは少数派。世界的に見ると、夏や秋の・入学・卒業が多数派です。
一方、わが国でも9月に卒業するというケースがあります。留学から帰国した人や大学院・専門学校生がそれにあたることが多いのですが、中には留年してしまったり、大学4年間を半年ごとの8期と数えるスター制度で「留セメスター」となった学生も9月卒業ということがあり得ます。
当然、通常の学生と違うタイミングで卒業するわけですから、就活のやり方も異なります。中には半年遅らせて、次の年の3月に合わせて就職しようとする人もいるでしょうが、実は日本にも、4月にこだわらない通年入社の制度を採用している企業が増えています。
3年次の夏から春にかけて就活を始める
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「秋卒業になるとしたら、いつ就活を始めますか?」というアンケートを実施しました。
- 今と変わらない
- 春
- 前の年の夏
- 半年前から
- 3月
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「秋卒業になるとしたら、いつ就活を始めますか?」
就活生の皆さんを対象に。秋に卒業する仕組みだった場合の就活を始めるタイミングについてアンケートをとったところ、半年ほど前倒しして、3年次の夏~春先にかけて実施することがわかりました。時期が変更されることはめったにありませんが、一部の学校ではその仕組みを導入しているところもあるようです。もし、秋卒業がはっきりしたら、どのような影響が考えられるでしょうか。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るには、自己分析による自己理解が必須です。自己分析を疎かにしていると、説得力のある回答ができません。
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秋卒業は大学院生・専門学校生にあり得る
留学をしていた、もしくは単位が足りなかった、などの理由で秋卒業になる学生は少なからず存在します。そういった秋卒業の学生達は、いつ就職をすれば良いのでしょうか。秋から就職できる会社はあるのだろうか、と不安にならないでください。秋卒業は、大学院生にも専門学校生にもいます。海外の大学を卒業して帰国した学生も秋の卒業です。
9月卒業は必ずしも不利になるとはいえない
9月卒業となると、焦ってしまう人も多いでしょう。ですが、9月に卒業することで必ずしも就活が不利になるということはありません。秋卒業であっても、学業や学外での活動に積極的に取り組んでいれば、春に卒業する学生と同等に扱われるでしょう。
大学卒業が9月になる理由を説明できる必要がある
就活で不利にならないためには、大学の卒業が9月になる理由を明確に説明できる必要があります。留学していたために卒業が9月になったという理由であれば、就活で印象が悪くなることはないでしょう。
しかし、単位を落としたせいで留年してしまった、というような理由で卒業のタイミングが遅くなったのならば、不利になることもあります。その場合は、今後はどのように頑張っていこうと思っているのかアピールするようにしましょう。
春卒業と秋卒業は同じ試験を受ける
マイナビQ&AのQ&Aを見ると分かりますが、9月に卒業した学生は、翌年の3月に卒業する学生と同じ扱いになります。つまり、半年早く卒業したというように見なされ、翌年3月卒業の学生と同じ採用試験を受けることができるのです。
募集要項をよく見ると、秋卒業の学生も採用対象者に含まれていることが多いはずです。多くの秋卒業の学生たちが、その半年後に就職をしています。ということは、秋に卒業することが確定した時点で、自分の卒業時の翌年後に卒業する学生たちと同じ就活を出来るようにスケジュールを組む必要があります。
卒業直後か4月に入社するパターンがある
9月に卒業する学生は、いつから働き始めるのかを見ていきましょう。9月卒業だった場合、入社して働き始めるタイミングは企業によって異なるといえます。
他の学生と同じように4月から新入社員として働き始める場合もあれば、卒業してすぐに入社することもあるでしょう。入社時期については、しっかりと確認をしておく必要があります。
大学卒業後は既卒として就活をする
9月に大学を卒業した後に就活をする場合は、既卒として就職活動をおこないます。既卒とはその名の通り、すでに学校を卒業してしまった状態をいいます。新卒の対比としてもよく使われる言葉です。
求人サイトで既卒OKの企業に応募してみましょう。チェックしてみると、優良企業からの募集が出ている場合もあります。
新卒枠だけでなく転職サイトも参考にする
9月に卒業するなら、新卒枠だけではなく転職サイトも参考にしてみましょう。転職関連の合同説明会に参加するのもおすすめです。未経験者OKの求人で、自分が興味を持っている業種が見つかる可能性があります。9月卒業の学生は、新卒枠にこだわらずに仕事を探してみることが大切です。
秋から就職したい場合の就活とは
けれど何らかの事情があり、半年待たずに就職したい、という方もいるでしょう。秋卒業後、すぐに就職を希望する学生の就活はどうしたら良いのでしょうか。秋卒業の学生を採用し、10月から勤務出来る、という会社もゼロではありません。
数は少なくなりますが、求人自体はありますので、就職課で調べてみると良いでしょう。また、希望する企業があるようであれば、直接企業へ問い合わせるという手段もあります。
最近では10月入社の企業も増えている
入社時期を4月に限定しない形態は中途採用ではほぼ一般的になっていますが、新卒では年1回、春の採用というのがこれまでのパターンでした。しかし、このことにより選考の時期が集中してしまい、学生・企業双方にとって過密スケジュール、かつ競争激化という弊害を生んでいます。
いつでも採用するという形をとれば、企業側にとっては時間的なゆとりが生まれます。これにより、帰国子女や既卒者を含め有為でグローバルな人材であるかどうかを余裕をもって見極め、ミスマッチも防げることになるのです。
また、春の採用で定員に満たなかったり、辞める人が出た時などの補完の意味もあります。採用時期は、主にアメリカの大学が卒業シーズンを迎える秋に合わせるところが多いですが、1年を通じて採用するというところもあります。それだけ、企業の多様化が進んでいるのです。
秋卒業は1年前の9月頃から業界研究と自己分析をおこなおう
それでは、最も多いケースとして秋卒業の学生が翌年春卒業の学生と同じタイミングで採用試験を受ける場合、どのように就活のスケジュールを組めばよいのでしょうか。まず、卒業1年前の9月頃から、業界研究と自己分析をします。
そして12月頃から2月にかけ、エントリーシートを書くなど、本格的な就活をおこないましょう。それから半年後の9月。卒業前後に面接をし、内定が決まったら翌年4月に入社というスケジュールが多いようです。卒業式のある9月はとても忙しくなりますね。
就活スケジュールは綿密に組もう
9月に卒業が決まっても、翌年の4月に就職したいという人は、一つ下の学年と同じように就活すればいいですね。ただ、10月採用に照準を合わせるとなると、通常のスケジュールとはずいぶん違ってきますので、注意が必要です。
一般的な例を挙げると、10月採用を行う企業の場合、9月卒業予定者の求人エントリーは12月ごろからの受け付けになります。申し込んだ学生は必要な書類を提出し、1次選考を通過すれば、翌年2月ごろに面接、合格を勝ち取って晴れて秋から社会人ということです。
ただ、帰国子女や留学組、大学院・専門学校生など、早くから9月卒業が決まっている人を採ろうとする企業の場合、4月採用と同じスケジュールで試験を行い、入社時期だけ10月というところも存在するので、あらかじめよく確認することが大事です。
秋卒業後の半年間は入社までの準備期間
秋卒業の学生は9月がバタバタしそうですが、10月になると途端に落ち着きます。この期間、企業によっては入社までインターンとして働かせてくれる場合もありますので、企業へ問い合わせてみると良いでしょう。
また、アルバイトをしたり、就職後に役立ちそうな資格取得のための勉強をする期間にあてることもできます。社会人になるため、自分を磨く大切な時間として使うことが出来そうですね。
秋卒業は就活で焦らずに準備期間を利用できて採用試験は春卒業の学生と一緒
卒業が半年ずれたことで就活に不安を抱きがちな秋卒業ですが、多くの場合は半年後に卒業する春卒業の学生達と同じ採用試験を受けることができます。
ですので、焦らずに就活スケジュールを組んで下さい。不利に思われそうな秋卒業の就活ですが、面接時に秋卒業になった理由、そこから学んだことをポジティブに話すことができれば大丈夫です。秋卒業でも着実に就活をし、狙った企業から内定をもらえると良いですね。
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