2019年11月22日(金) 更新
【就活が気持ち悪い】学生が不愉快に感じてしまっていることとは~スーツ・面接・雰囲気~
目次
就活中に「気持ち悪い」と感じている人は多い!
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「就活中に「気持ち悪い」と感じたことを理由とあわせて教えてください」というアンケートを実施しました。
- 常に面接中みたいな話し方や動きをしてる就活生を見かけたとき
- 電車の中で不安と緊張に加え、人の多さに気持ち悪いと感じた。
- 合説の人の多さ
- 履歴書に嘘を書いてる人を見て、そういう人達と比較されるのが嫌だと感じました。
- インターンシップの説明会に行ってから、特定の企業からメールではなく電話がかかってくること
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「就活中に「気持ち悪い」と感じたことを理由とあわせて教えてください」
多くの就活生は、就活中に「気持ち悪い」と感じた経験があることが分かりました。
「合説の人の多さ」や「常に面接中みたいな話し方や動きをしてる就活生を見かけたとき」など、就活時期ならではのことばかりで、とくに周りの人に対して感じているようです。
こちらの記事では、就活生が気持ち悪いと感じるポイントとその対策について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
就活を気持ち悪いと思い疑問を抱いている学生は意外と多い
就活は自分の将来を決める大事なイベントなので、一生懸命かつ真面目におこなう学生が多いでしょう。 しかし、中には就活に違和感を感じ、気持ち悪いと思う学生もいます。とくに日本の就活は、世界的に見ても独特な風潮があり、それに関して疑問を抱く学生や著名人もいます。 こちらの動画は、2012年、当時学生だった「吉田まほ」さんが制作・発表した、日本の就活の実態を皮肉をこめて風刺したアニメーション作品「就活狂想曲」になります。
共感を呼ぶ声が多く、再生回数も250万回を突破しています。
それでは、具体的に就活生は何に対して気持ち悪いと思っているのでしょうか。
就活を気持ち悪いと思ってしまう理由①:全員が「黒髪・黒スーツ」
学生が就活を気持ち悪いと思う理由として、まず全員が「黒髪・黒スーツ」だということが挙げられます。就活生全員が自分の個性を押し殺して、同じ格好をすることを気持ち悪いと感じる人もいるようです。 同じ容姿の学生が同じ電車に乗って同じ場所に向かう、合説会場で同じ格好をした学生が溢れかえっているなど、皆とまったく同じということに疑問を感じているのでしょう。
外見の個性は就活では求められていない
就活で個性が失われることに対して気持ち悪いと感じるのであれば、今一度、就活の本来の目的を思い出しましょう。就活の目的は、就職するために企業に自分を売り込むことです。いわば、自分は商品ともいえます。 企業が、個性的な外見を好んでいないのであれば、就活生は個性を出さないようにするしかありません。個性をどうしても出したいのであれば、そういったことが認められる企業を探しましょう。
私服面接がOKな職種とは
一般的に、私服面接がおこなわれることがある職種は、デザイナーやアパレル販売員、クリエイティブ系です。しかし、必ずしもそうというわけではないので、事前の確認はしっかりとしておきましょう。
就活を気持ち悪いと思ってしまう理由②:本来とは違う自分を演じなければならない
就活では自分を売り込まなければいけませんので、本来とは違う自分を面接などで演じなければならないことを、気持ち悪いと思う人もいるようです。東洋経済ONLINEによると、学生の約75%が就活で嘘をついた経験があると答えました。面接が口頭コミュニケーションである以上、「いい自分」「価値のある自分」を演じなければ中々採用されないと思ってしまう就活生が多いのが現状のようです。
企業が求める人材になりきろうとしない方がいい
嘘をついたり違う自分を演じたりするのは大変で、あまり気持ちのいいものではないので、企業の求める人材になりきるために自分を偽るのはおすすめしません。また、自分を偽って合格したとしても、入社後に任される業務などで苦労する可能性が高くなるでしょう。
自分の適性にあった仕事の見つけ方とは
まずは自己分析や企業研究をしっかりとおこない、自分の性格はどういった業界・企業に合っているのかを知ることから始めてください。その適性が分かった後に、志望する企業探しを始めましょう。
就活を気持ち悪いと思ってしまう理由③:自己PRなどで皆同じことを言ってしまいがち
自己PRなどの内容がありきたりで、皆が同じことを言っているのを気持ち悪いと思う人もいます。たとえば、「バイトリーダー経験がある」「○○にボランティアとして行った」「コミュニケーション能力がある」などの、自己PRあるあるは多いでしょう。 その内容であれば企業受けがいいと思い、それに囚われて多くの就活生が同じことを言ってしまうことを気持ち悪いと感じているのでしょう。
就活においては内面の個性であれば許容範囲は割と広い
それではせっかくの内面の個性がもったいないです。就活において敬遠されるのは、個性があって場を乱す外見だけです。内面に関しては、協調性がしっかりしていれば個性的でもそこまで問題ありません。むしろ、多少個性的な方が採用担当者に注目してもらえるでしょう。 面接では個性を出してもよい範囲を見極めて、その範囲内で自分らしさを出してください。
実力を発揮しやすい状況に変えるのも手
必要以上に自分の内面の個性を抑え込んでしまうことで、就活にやりづらさを感じるようになり、うまく実力を発揮できなくなることで気持ち悪いと思ってしまう可能性があります。実力を発揮できないということは、就活の失敗に繋がるでしょう。 どれだけ自分の実力を発揮しやすい状況に持っていくか、自分の精神面を整えるかが重要です。必要以上に周りの就活生や企業に合わせようとしなくても大丈夫です。
就活を気持ち悪いと思ってしまう理由④:面接官の顔色を伺いながらのアピール
就活には面接やグループディスカッションなどがありますが、その際に面接官の顔色を伺いながらアピールしていることを気持ち悪いと感じる就活生もいるようです。 顔色を伺いながら面接で質問したり、グループディスカッションで発言したりなど、各就活生が周りを出し抜いてやろうとすることに気持ち悪いと感じているようです。
面接官がどこを見て何を判断しているのかの意図を知ることが大切
しかし、面接官の顔色を伺わなければ、就活生のどこを見て何を判断しているのかその場で知ることができません。空気の読めない発言をして印象を悪くするよりかは、顔色を見て、ポイントを押さえたアピールの方が効果的でしょう。 面接官が何を求めてどう感じているかを顔色を伺いながら知ることは、内定獲得への一歩ですので、臨機応変な対応を心掛けてください。
実際の面接評価シートで確認する
面接をする際、面接官は面接評価シートを元に就活生を評価しています。面接評価シートには、マナーや身だしなみ、質問に対する受け答えなどの内容をチェックする項目があります。企業や職種によって設定されている項目は異なりますが、参考にすることで、面接官視点を把握することができます。「面接評価シート」を無料で手に入れて、面接前に最終調整をしたり、就活生同士の練習で活用したりしましょう。
就活を気持ち悪いと感じる就活生は多いがそれぞれが持つ意味について改めて考え直してみよう
就活をしていると、周りの就活生と同じスーツや髪型、化粧などおこなうため、それに対して気持ち悪いと感じることがあります。しかし、就活は企業に自分を売り込むことが目的なので、個性的な外見の人物を企業が好んでいない以上は、企業に合わせることが大切です。それは、就活を気持ち悪いと思ってしまうどの理由にも当てはまるでしょう。
しかし、就活をしていて気持ち悪いと感じることでやりづらさを感じ、実力を発揮できないこともあります。その場合は、なぜそれが求められているかを考え直してみましょう。
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