2016年12月12日(月) 更新

大学の就職活動における問題点と乗り切るコツ

大学の就職活動における問題点は「単位」と「お金」

2017年卒就職活動スケジュールは、前年より2カ月前倒し、選考開始期間が6月からとなりました。前年度より多少余裕ができましたが、それでも企業説明会がテスト期間や課題提出時間と重なることがあります。また、地元ではなく他の都道府県での就職活動には、交通費や宿泊費がかかります。結局のところ、大学での就職活動の問題点は、「単位」と「お金」に集約されるようです。

就職活動中の大学生を狙った詐欺ビジネスがある

大学内のキャリアセンターだけではなく、就職塾などに駆け込む学生も多いようです。自己啓発的なセミナーや、就職活動に有意義な情報や技術、ビジネスマナーを身につけたい、そんな学生たちの足下を見て、法外な値段を請求する詐偽まがいのビジネスがあります。万が一、詐偽に巻き込まれたとしても、クーリングオフで費用を取り戻すことは可能ですので、泣き寝入りする必要はありません。オイシイ話には裏がつきものです。貴重なお金と時間を大切にしましょう。

大学に合格するとその後の学習意欲が低下しがち

受験を乗り越え、希望する大学に合格する。そこでバーンアウトしてしまう学生は、入学後の学習意欲が低下してしまいます。ストイックな生活を強いられた受験から解放され、遊びに目がいってしまう人もいるでしょう。しかし「就職活動」という大きな目標が、すぐそこに迫っています。長いようで短い大学生生活を、どう過ごすかはじっくり考えなければいけません。

1人で頑張るのではなく仲間との助け合いがコツ

就職活動も長期化してくると、経済的、精神的に苦しくなります。酷くなると、うつ病を発症してしまうケースも少なくありません。1人で頑張るのではなく、仲間と情報交換をして助け合うのも、就職活動におけるコツです。クラウド化が進み、最近ではEvernoteやDropboxで仲間同士、情報の共有をする学生も多いそうです。苦しい就職活動を乗り切る準備は、1人ではなく、仲間を作って行うのをおすすめします。

大学の就職活動では1~2年生の積み重ねが大切

大学生の本業は学業です。就職活動と学業を両立するのは非常に難しい、とすれば、早いうちにやれることはやっておきましょう。つまり、1~2年生のうちに、取れるだけ単位を取っておきましょう。3~4年生で単位を取るのは最小限に抑えるのです。そうすれば、その分、就職活動に時間を割くことができます。さらに、就職活動にかかる費用を自己負担する必要がある場合も、やはり1~2年生のうちに対策をしておきましょう。バイトをして、就職活動費用を貯めておくのです。

大学1~2年生のうちにたくさんの経験を得るべき

先に述べたように1~2年生のうちにやれることはやる、とはいっても、勉学やバイト以外にも、大学生のうちだからこそできることがたくさんあります。勉学とバイトに励むのも、人脈と見聞を広げるのも大切です。企業は偏ったものの見方しかできない人材より、広い視野を持った人材を必要としています。社会の一員になる前に、たくさんのことを経験してください。

単位とお金が問題となる大学の就職活動では1~2年生の間での経験の積み重ねがコツとなる

就職活動だけに100%のお金と時間を使うのは不可能です。大学1~2年生のうちに、どれだけ単位を取り貯めていても、バイトで貯金をしていても、学業と就職活動の両立は避けられません。しかし、早いうちからの準備はできます。大学1年生のうちは実感がないかもしれませんが、売り手市場になってきたとはいえ、悔いを残さない就職活動をするための準備を、怠らないようにしてください。

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