2016年12月12日(月) 更新

総合政策学部の特徴とこれまでの就職状況

総合政策学部は現代の日本や世界が抱える問題の解決を目指す

総合政策学部とは、現代の日本や世界が抱える問題を実践的に解決していくことを目指す学部です。他の多くの学部のように学術的に研究を進めていくより、実際に問題をいかに解決していくかということに焦点が当てられます。したがって、特定の分野に関する専門的な知識を積み重ねるより、1つの問題に対して、あらゆる角度から研究を進めていく学部といえるでしょう。総合政策学部はあらゆる学部を統合した、学際的な学部なのです。

総合政策学部は経済・法律などの経営戦略を幅広く学べる

総合政策学部は政策、経済、法律、企業、言語コミュニケーション、などの経営戦略を扱う領域の幅が非常に広いという特徴があるのです。扱う分野が広ければ、そこへのアプローチの仕方も多様で、プレゼンテーションやディスカッション、フィールドワークやアンケート調査など、授業やゼミを通じて実践していきます。また、英語のみで行う授業を実施するなど語学教育にも力を入れています。語学力を大学で伸ばしたいと考えている受験生にもおすすめといえるでしょう。

総合政策学部卒の就職先は金融・メーカーなどの業界が多い

次に総合政策学部卒の就職先についてです。独自調べによると、大学院へ進学するよりも、就職をしていく人のほうが圧倒的に多いようです。就職先は、金融、メーカー、サービス、小売りといった業界が多く、他の文系学部とあまり違いはありません。女子学生は金融業界を志望する人が多いため、男女比によっても就職していく業界に違いが出てきます。同じ総合政策学部卒で就職先を比べる際は、男女比にも留意が必要といえます。

公務員になる人は少ない

総合政策学部という名前からすると、公務員への就職を考える人も多いのではないでしょうか。しかし、実際はそれほど多くありません。法律を専門的に学ぶ法学部のほうが、圧倒的に公務員志望者が多いというデータもあります。公務員志望の人で法学部か総合政策学部にしようかで迷っている人がいたら、志望者の数では法学部の方が多いというのを頭に入れておきましょう。

総合政策学部だからといって評価は上がらない

就職活動をするうえで、総合政策学部だから評価が上がるということは基本的にないでしょう。就職活動をする際は、他の文系学部と同様、大学で学んだこと、課外活動でどのようなことをしたかという行動面と、自分の人間性をアピールすることが大切です。最終的に就職活動で内定を得るためには、面接官に「いっしょに働きたい」と思ってもらう必要があります。面接でウソをつくのはいけませんが、同じ事実でも伝え方を工夫することは大切です。

実社会でプレゼンテーション能力などを高めていく

大学によっても違いはありますが、総合政策学部ではプレゼンテーション能力や、ディスカッション力など、実社会でも役立つスキルを学ぶ機会が多くあるのです。そういった機会を有意義に使って、自分の能力を高めていきましょう。たくさんの就活生を相手にする面接官は、サークルやアルバイトの話に飽き飽きしているという話も聞きます。学業での実績や実践的な能力の向上をアピールできれば、就職活動をする際に、面接官の印象に残りやすくなります。

世界が抱える問題の解決を目指す総合政策学部では金融やメーカーなどの業界に就職する人が多い

ここでは総合政策学部の特徴と就職状況についてまとめてみました。総合政策学部は、今の世界が抱える問題をいかに解決していくかというところに焦点を当てた実践的な学部です。そこで培うプレゼンテーション能力や、ディスカッション力、語学力などは就職活動や社会人になってからも十分役に立つでしょう。今受験先を考えている高校生のみなさんの中で、大学生の間に実践的な力を身につけたいと考える人は総合政策学部も候補に入れるといいのではないでしょうか。

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