【面接対策】企業を訪問した際に心得ておくべきマナー～到着する前から帰宅するまで～

面接時のマナー【訪問～受付編】

①訪問前に身だしなみを整えておく

面接で企業を訪問する際は、事前にトイレや身だしなみのチェックを済ませておくべきです。面接中にトイレにいきたくなってしまうと、集中できず実力が発揮できないまま終わってしまいます。もし、面接前に時間を貰えたとしても、企業の人を待たせれば評価が下がる可能性があるでしょう。
面接で企業を訪問をする際には、最寄駅のトイレや喫茶店で、身だしなみを整えてから向かってください。スーツのしわや汚れだけでなく、男性ならネクタイの向きや結び方、女性なら髪の毛の乱れや化粧崩れに気を付けましょう。

②訪問時間が早くなりすぎないように注意

面接で企業を訪問する際、早すぎる時間に到着してしまうのはNGです。早すぎる時間に到着すると、企業の人がまだ面接の準備をしていない可能性があります。その結果、急がせてしまうことになるでしょう。面接で企業を訪問する場合は、約束の5～10分前がベストです。早く着いてしまいそうな場合は、近くの喫茶店などで志望動機を覚えるなどして、時間を潰してください。

③受付では大学名・名前・用件を伝える

企業へ到着したら、受付をしなければいけません。受付に誰もいない場合は、インターホンを1回だけ押してください。何度も押すと迷惑ですので、気を付けましょう。また、企業によっては、インターホンではなく内線電話が置いてあります。その場合は、内線電話を利用してください。「誰も出てこないから」と、勝手に中に入るのはNGです。
受付もしくは内線電話で採用担当者を呼び出す場合には、以下のように伝えてください。採用担当者の名前は、到着前に確認しておきましょう。

面接時のマナー【移動～待機編】

①移動中はすれ違う人に挨拶をする

面接会場もしくは待機室まで移動する途中で、すれ違う人に挨拶をするべきか迷う就活生は多いでしょう。この場合は、「こんにちは」もしくは軽い会釈程度の挨拶で問題ありません。声が大きすぎると迷惑ですし、小さすぎると聞こえない可能性があるため、注意してください。
到着したら、案内してくれた方へお礼を述べることも大切です。こういった挨拶をしっかりとおこなえば、面接前の緊張も少しはほぐせるでしょう。

②待機室では今までのおさらいをしておく

面接を受ける就活生が複数いる場合は、待機室に案内されます。待機室での過ごし方としては、企業研究の復習や志望動機の暗記が適切です。携帯電話をいじったり周りの人に話しかけたりすると、評価が下がる可能性があるため注意してください。仮に企業の人がその場にいなくても、どこで見ているかは分からないものです。緊張して企業研究の復習や志望動機の暗記が困難な場合は、深呼吸などで気持ちを落ち着けると良いでしょう。

面接時のマナー【入退室編】

①入室時のノックは3回が一般的

面接の入退室では、マナーを守れるよう意識しましょう。ノックの回数は、ビジネスマナーだと4回となりますが、簡略化された3回が日本では一般的です。ノックを終えたらドアを開き、「失礼いたします」と言ってから入室してください。この際、距離があるので声は大きめを意識し、採用担当者の目を見てから伝えることがポイントとなります。
入室したら、完全に背を向けない程度に振り返り、静かにドアを閉めてください。後ろ手で閉めるのはマナー違反となるので、気を付けましょう。

②勝手にイスに座らないように気を付ける

面接会場に入室したら、入り口から近い方のイスの横まで歩き、自己紹介と一言を伝えてください。伝え終わったら、着席を促されるまで待つのがマナーです。「どうぞお座りください」と言われたら、返事をして静かに座ってください。その際、持っていた鞄が自立するタイプなら横に置き、しないタイプならイスに立てかけるようにしてください。

③退室時も気を抜かずにお礼を伝える

面接が終わったら、「ありがとうございました」と一言お礼を述べてから立ち上がりましょう。そして、イスの横でもう一度お礼と一言を伝えて、礼をしてください。言い終わったら顔をあげて、採用担当者の顔を一度見ましょう。静かにバッグを持ちドアのもとまで歩いたら、再度「失礼いたしました」といって、面接室を出るのがマナーです。

面接時のマナー【帰宅編】

面接室を出てからの移動中も、挨拶はしっかりとおこなってください。面接後は、終わったという安心感から、つい気が抜けがちです。どこで企業の人が見ているか分からないので、帰宅するまで気を抜かないように気を付けましょう。
もし、スーツのままゲームセンターで遊んでいる姿などを見られれば、不採用になる可能性が高まります。面接時には、プライベートとのメリハリをつけて、まっすぐ帰宅しましょう。

面接で企業を訪問する際は受付や入退室のマナーを押さえておこう

面接で企業を訪問する際には、到着する前から帰宅するまで気を抜かないことが大切です。守るべきマナーを心得たうえで、失礼のないように気を付けましょう。いつどこで、企業の人がチェックしているかは分からないものです。油断していると、すぐに悪いところが見つかり、評価を下げられる可能性があります。そうならないためにも、プライベートとのメリハリをつけてから、面接に臨みましょう。