2017年07月14日(金) 更新

内定式を行う目的と守るべき服装・髪型マナー

内定式と入社式の違いとは

入社式と内定式は全く違います。内定式の場合は、内定式が終わった時点で正社員になるための準備になっています。一般的なイメージとしては、入社式→研修→実務となりそうですが、内定式のある会社は、内定式→研修→入社式ということになります。
内定式では採用承諾書の記入があったり、内定式の後で懇親会があったりと、まさに正社員になるための式といえます。

内定式とは働き始める前の式

内定式の定義は、入社式とは若干異なります。内定式では、次年度の採用予定者に対し、10月1日以降に内定通知を授与します。内定式で内定通知書を手渡し、入社の意思確認として承諾書の提出を求めるのが一般的です。

内定者同士の懇親会や飲み会・レクリエーションを行ったりと、企業によって様々な内容で実施されています。もともとは内定者の囲い込み目的ではじめられた内定式ですが、現在では懇親や意識向上も重要な目的となっています。

入社式とは働き始める日の式

入社式とはその年(年度)に入社する新入社員が一斉に集まり、社長や役員など、経営首脳陣によって訓示などが行われる式典の事です。新入社員がその会社の一員としての自覚を持ったり、会社への忠誠を誓うために行われるようです。ほとんどの会社では、4月に行われるのが一般的です。

入社式は一つの区切りとも言えます。内定式の後、培ってきた研修の成果を入社式以後に発揮するための式と考えてもいいのではないでしょうか。

大々的なイベントとして派手に開催されることも

企業によって、社内で開催される場合もあれば、ホテルや会館・ホールなどを借りて開催されるケースもあります。事業規模や新入社員の人数などによってまちまちです。その企業に関係のある著名人やタレントが来賓として参加し、挨拶や激励をするといったパターンもあるようです。
年に一度、年度の最初を飾る大切なスタートということで、しっかりとした形で行われる場合が多いですね。

どちらも基本的には参加が必須

入社式や内定式は、基本的に全ての新入社員が参加します。欠席するとダメージは大きいので、控えた方がいいでしょう。
内定式では挨拶などの他に、交流会などのイベントがある場合が多いため、不参加だとコミュニケーションのきっかけを失ってしまいます。入社式も内定式も、どちらにしても欠席した人にとっては出社初日に「置いて行かれた感」を味わうことにもなるでしょう。

さらに極端に言えば、新社会人としてのスタートが出遅れてしまうとも言い換えられます。ですから、他の新入社員よりもキャリアアップが遅れてしまうリスクがあるとさえ言えますよね。

内定式の目的

入社意識を持たせる

企業は「内定通知書」を交付し、内定者には「入社承諾書」を提出させ、入社の最終的な意思確認をするのが内定式の目的です。
内定式には社長や役員なども出席するため、内定者は入社への意思を示すだけでなく、内定を得て社会人になるという実感が得られます。

企業への理解を深める

内定式では、社長や役員などの肩書を持つ人から、企業の経営理念やビジョン、事業内容などに関する話がされます。その企業に関する詳しい話を聞くことで、企業への理解が深まります。内定者のモチベーションを高める効果もあります。

コミュニケーションを図る

内定式は、会社で実際に働く人が入社前に直接顔を合わせる貴重な機会です。積極的にコミュニケーションを図り、会社の雰囲気や実際にどのような仕事をしているのかなど、聞きたいことがあれば質問しましょう。

内定式は内定者同士が初めて顔を合わせる場でもあります。入社前に親しい同期をつくっておけば、入社への不安も吹き飛ぶはずです。

「内定ブルー」を払拭する

「内定ブルー」とは、内定を得ているものの、入社に対して大きな不安を抱いている状態を指す言葉です。内定後に「この企業に入社していいのだろうか」と精神的に不安になる学生が増加しているのです。
内定式には、こうした不安を払拭するという目的も含まれています。内定式に参加した結果、入社への不安が軽減されたと感じる学生は多いようです。

10月に内定式を行う理由

内定式がほとんどの会社で10月1日に行われる根本的な理由としては、倫理憲章(新規学卒者の採用選考に関する企業の倫理憲章)によって、正式内定日が10月1日からと定められているというのが大きな理由です。

そのため内定式を10月1日に執り行う企業が多いのです。しかし、それ以外にも10月だと都合がいい理由がありますので確認してみましょう。

学業のきりが良い可能性が高いから

社会人にある前の10月と言えば、たいていの場合において学業の区切りがついているでしょう。そのため、授業や課題がある学生も10月の内定式ならば、学業に支障をきたすことなく参加可能です。

もちろん、卒業間際まで卒業論文(卒論)があったり、必修のゼミや授業がある学生もいるでしょう。しかし、10月であればそこまで切羽詰まる事もなく、あまり不自由なく参加ができると言われています。

学生の就職活動を終わらせるため

学生の中には、採用通知が届いても第一志望の企業の内定獲得のため、就活を続ける学生もいます。企業は10月以降に内定式や研修を実施するのは、学生の就職活動を終わらせるという意図も含まれています。

そのため、内定式は学生から就職活動の機会を奪っているとも考えられます。厳しい就職戦線でやっともらえた内定。これに内定式もあれば、ほとんどの学生はそのまま就職を決めたくなります。

内定式や研修には参加したものの、結局内定を辞退して人事からお叱りを受けたなどいうケースもあります。一見学生が悪いように見えますが、企業は内定式をや研修を実施して学生を囲っているとも考えられます。

ただし日程が異ったり開催されない場合もある

内定式の日程は10月1日が一般的な日にちですが、その細かい時期については企業によって異なる場合があります。それは、最終的な内定が10月1日よりも遅くなる企業や、経費削減のためにそもそも内定式を行わない企業で起こり得ることです。10月1日の内定式が全てとは思わず、自分が進もうとしている企業の方針を知りましょう。

内定式の流れ

社長・取締役・人事の挨拶からはじまる

内定式は社長や取締役、人事などの挨拶から始まります。式の流れは以下のようになります。

1)社長・取締役・人事の挨拶
2)内定書授与
3)各種必要な手続き
4)人事からの説明
5)先輩社員との交流

内定式で必要な手続きを行う会社が多い傾向があります。内定式の案内をよく読み、必要な書類などを忘れないように注意しましょう。

式の所要時間は3時間以内

内定式の所要時間は、およそ1時間から3時間以内が一般的です。午前中から始まり、お昼頃には終わる感じです。それほど長くはありませんが、中には6時間かけて内定式を行う会社もあるようです。

内定式後に内定式懇親会が行われる場合がほとんど

内定式の後には、内定式懇親会が行われる場合がほとんどです。内定者同士の親睦を深めるために行われるものですが、会社の先輩社員や人事が同席するケースもあるため、お酒を飲み過ぎたり、学生気分ではしゃぎすぎないように注意してください。

内定式に持っていくべき物・必要な準備とは

内定式の案内には記載されていなくても、式に持っていくべき物と必要な準備があります。そつなく準備しておけば、内定式で焦る心配もありません。内定式に持っていくべき物、必要な準備とは何でしょうか。

筆記用具やクリアファイルなど

内定式に持っていくべき物は以下の通りです。

■スケジュール帳
■メモ帳
■筆記用具
■印鑑
■クリアファイル

スケジュール帳やメモ帳、筆記用具は必須です。必ず持参してください。印鑑も手続きなどをする際に必要になる可能性があるので、案内に記載されていなくても持っていきましょう。
クリアファイルは、会社から配布された書類を綺麗に保管するために使います。書類をそのまま鞄に入れるのはカッコ悪く見えるので、クリアファイルを用意してください。

自己紹介を考えておこう

内定式や内定者懇親会で自己紹介をするかもしれません。いきなり「自己紹介をしてください」と言われても、焦ってしまいますよね。
ですから、内定式の前に簡単な自己紹介を考えておきましょう。自分に興味を持ってもらえるようなネタを考えておき、本番でハキハキと話せるように準備してくべきです。

交通費・宿泊費が支給されるのか確認しておく

内定式に出席すると、内定式に出席するためにかかった交通費や宿泊費が会社から支給される場合もあります。これは会社によって異なる上に、領収書がなければ支給されない可能性もあります。内定式の案内などをよく読み、事前によく確認しておきましょう。

内定式の服装マナーとは

リクルートスーツなら間違いない

内定式には、就活中に着ていたリクルートスーツで参加すれば間違いありません。内定式は厳粛な場であるため、かっちりとしたスーツスタイルでの参加が望ましいですね。
華美なインナーや派手なネクタイ、ストライプの模様が入っているスーツは避けた方が無難でしょう。

男性が守るべき服装のポイント

男性が守るべき服装のポイントから説明しましょう。
まずスーツの色は紺か黒、グレーです。汚れがないか、しわがついていないかよく確認しておきましょう。ワイシャツの色は清潔感のある白が基本で、袖はスーツから1.5cmほど出します。スーツも一番下のボタンは開けておきます。スラックスには綺麗な折り目がつくように、アイロンをかけておきましょう。

鞄も就活中に使っていたものでOKです。
重要なネクタイの色はえんじ色や青色がおすすめです。柄はストライプか無地が無難でいいでしょう。

女性が守るべき服装のポイント

次に女性が守るべき服装のポイントについて説明します。
スーツは紺か黒、グレーです。ブラウスは白が基本で、袖はスーツから1.5cmほど出します。開襟タイプの方が爽やかな印象を与えるのでおすすめです。スカート丈は膝にかかるくらいがちょうどいいでしょう。

鞄は就活中に使っていたものでOKです。
ストッキングは、自分の肌の色に近い色を選びます。予備を鞄の中に入れておきましょう。靴は黒のパンプが無難です。ヒールが低く、歩きやすいものを選んでください。
マニキュアをする際は、肌色や透明に近い色など、あまり目立たない色にしましょう。

私服を指定された場合はオフィスカジュアルで

内定式には、私服で出席するよう指定されることもあります。私服を指定されたとはいえ、内定式はフォーマルな場ですから、それにふさわしい服装で参加しなければなりません。

私服を指定された時は、オフィスカジュアルで参加すれば失敗はないでしょう。男性のオフィスカジュアルの基本は、黒・紺・グレーのジャケットにシャツ、チノパンかスラックスです。靴は革靴を選びます。

女性のオフィスカジュアルの基本は、ジャケット(派手な色やデザインではない)にブラウス、地味な色のスカートかパンツ、地味な色のパンプスです。
男性も女性も、清潔感のある服装を心がけましょう。

内定式の髪形マナーとは

男性は黒髪の就活スタイルが好印象

男性の場合は黒髪が基本です。茶髪などの染髪は悪目立ちしてしまい、マイナスの印象を与えるでしょう。髪形は就活時のような「就活スタイル」が望ましいですね。清潔感を重視したヘアスタイルにセットしてください。

女性は暗めの茶髪でもしっかりまとめていればOK

女性の場合は、ダークブラウンやモカブラウンなどの暗めの茶髪ならOKという会社が多いようです。ただし、お堅めの会社の入社式なら黒髪が無難でしょう。
女性も男性と同様に、髪形は就活時のような「就活スタイル」がべストです。礼をして頭を下げた時に髪が乱れないようにしっかりまとめておきましょう。

内定式を行わない企業はブラック企業なのか?

最近では、経費削減などを理由に内定式を行わない企業が見受けられますが、学生からは不安の声も聞こえてきます。

「俺が行く会社、内定式ないんだけど大丈夫かな…」
「なんで内定先の企業、内定式ないの。ブラック企業フラグだわ」

などの声が、ネット上で見受けられます。果たして、内定式を行わない企業はブラック企業なのでしょうか。

ブラック企業とは断定できない

内定式を行わない会社がブラック企業かどうかですが、一概にはブラック企業と断定できないのが実情です。というのも、経費削減が目的で開催しない会社もあれば、昔から取り入れていない、いわゆる慣習がないから行わない会社もあるなど、その背景は様々だからです。

周りが内定式に出席しているのに、自分だけ内定式がないと「ブラック企業?」と不安になる気持ちは分かりますが、焦ってはいけません。ブラック企業とは真逆で、優良企業として広く認知されている会社の中にも、内定式をしないところもあります。ですから「内定式がない=ブラック企業」とは考えない方がいいでしょう。

ブラック企業の定義がいまだに曖昧

そもそも、ブラック企業というのはその定義が曖昧です。例えばパワハラ、モラハラ、セクハラ、アルハラなど、最近では様々なハラスメントが問題視されていて、それらが頻発している会社が「ブラック企業」と定義する人もいます。また、労働者を酷使する会社や就業規則が整っていない会社を「ブラック企業」と思う人もいます。

このように、ブラック企業の意味を追っていくと、その数は莫大な量になってしまいます。つまり、ある人がブラック企業ではないと感じても、他の人はブラック企業ではないと感じるのが実情ということですね。したがって、入社前にブラック企業かどうかを判断するのは至難の業とも言えますので、内定式の有無は、進路先の様式に従いましょう。

内定式は学生を囲い込むためにある!服装や髪形をしっかり整えた上で参加しよう

内定式は学生を囲い込むためにあるものと考えても、間違いはないでしょう。内定辞退は企業としても避けたいところ。そこで内定式を開催し、内定者に確実に入社してもらおうと考えてるのです。
内定式では先輩社員とコミュニケーションがとれたり、内定者同士で親睦を深めることができます。入社への不安を払拭するためにも、内定式には必ず参加しましょう。

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