2021年08月25日(水) 更新

【適性試験とは】就活で行われる検査の種類と対策方法

適性試験とは?

適性試験とは、就活で企業が選考に取り入れる性格検査と能力検査を合わせたテストを指します。

性格検査では、アセスメントという心理的な部分を測定することによって、学生の性格を分析します。適性試験の選考を通過すれば、面接で、結果が活用されることもあります。

一方能力検査は、言語や非言語と呼ばれる試験が一般的です。国語や算数、英語などから論理性や思考能力を確認します。その他に、一般常識なども出題される業界もあります。

企業によって受ける適性試験が異なる

企業によって、受ける適性試験は異なります。企業は知りたい能力をどの検査で把握するかによって、何の能力検査を使用するかを選択しています。

適性試験を作成する会社は多数ありますが、リクルート、日本SHL、ヒューマネージなどが主要です。

能力検査自体は、何種類もありますが、SPIが代表格でシェアは約半分近くあります。次に日本SHL社の玉手箱やヒューマネージのTG-WEBなども頻出されます。

受験方法として、最近はパソコンで受けるのが主流です。いわゆるWEBテストといわれます。それ以外は、マークシート形式の受験方法です。ただし、一般常識などでは、まれに記入式のものもあります。

まずは、自分が受ける業界や企業の適性検査の傾向を知り、頻度が高いものの対策から始めるとよいでしょう。

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適性試験の種類

種類①:SPI(SPI3)

SPI(SPI3)は、リクルートが作成する、新卒の就活では最も出題される適性試験です。何から手を付けたらわからない学生は、SPIから着手することをおすすめします。

受験方法は、webテストかペーパーテストの2種類であり、webテストの場合、試験会場がテストセンターなのか企業内でのインハウスCBTなのか、自宅なのかによって分かれます。ペーパーテストの場合、マークシート形式で企業内で受けることになります。

種類②:玉手箱

玉手箱は、日本SHL社が実施するWEBテストであり、自宅のパソコンで受けるWEBテストです。

玉手箱は、能力テストと性格テストで構成されます。玉手箱の能力テストも国語と数学、英語で構成されます。問題は、言語の国語で3種類、計数の数学で3種類、英語で2種類のパターンとなてています。

組み合わせは、企業によって異なります。玉手箱には大きな特徴があります。それは、同じ問題形式では、1種類の問題だけが出題され続けるところです。また、1問にかけられる時間が長くないことです。短時間で効率よく問題を解いていく必要があります。

種類③:GAB

GABとは、日本SHL社が実施するペーパー形式の試験です。能力検査と性格検査で構成されており、WEBテストでの受験が主流でです。

能力検査は、言語と非言語、WEB版では英語も出題されることがあります。性格検査では、人とのかかわり方、考え方などについて測定を行い、バイタリティやチームワークなどの9つの能力特性、将来のマネジメント適性が図られます。

さらに、8つの職務適性について予測することも可能な試験です。

種類④:TG-WEB

TG-WEBは、ヒューマネージ社が実施する自宅受検型のWEBテストです。能力検査と性格検査で構成され、能力検査には、従来型と新型の2種類の言語・非言語があります。主流は従来型です。

違いは新型の方が、問題数が多く制限時間が短いところにあります。TG-WEB全般に言われていることは、難易度が高いことです。TG-WEBの試験は、解き方がわからないと全く歯が立ちません。逆に考えれば、一度解き方をマスターすれば、本番でもスムーズに問題を解くことができます。

TG-WEBは、性格検査のみで出題されることもあります。いずれの出題パターンにしても、多くの学生をふるいにかけるのが目的の問題のようです。

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適性試験の対策方法

適性試験の対策方法は、まず事前に受ける試験の種類の把握から始めましょう。

上記で紹介したように、テストは種類が豊富です。SPIなのか玉手箱なのか、あるいはそれ以外なのかです。

企業説明会の選考フローの紹介の際に、説明されるかもしてませんし、企業によっては新卒の採用サイトに記載されている場合もあります。

出題の種類がわかれば、専用の問題集を解きましょう。特に現在はWEBが主流ですから、紙媒体で対策した後には、WEBでも対策して解答方法について慣れておきましょう。

専用の問題集を解く

事前に受ける種類が把握できれば、専用の問題集を解きましょう。市販されている適性試験の問題集の種類は豊富ですが、専門の問題集となると、そこまで種類は多くありません。

先輩やAmazonなどのレビューを参考にしつつ、問題集の構成を自分の目でも確認しながら、選ぶようにしましょう。

過去問を解く

高校や大学受験と同様に、過去問を解くことも大切です。問題集にも過去問が掲載されているケースがあります。

また、自分が受ける業界や企業が過去に出した問題の傾向を、先輩やOB・OGに聞いたり、現在では情報化社会のため、web上でも企業の過去の問題の出題傾向を調べることが可能です。

適性試験は就活の選考過程!種類別の問題集で対策をしよう

多くの企業は、面接の前に適性試験を設けています。そのため、適性試験で落ちてしまえば面接にも進めません。就活を成功させるには面接同様、適性試験も対策が必要なのです。

適性試験の対策としては、志望する企業の試験の種類を把握し、それ専門の問題集を解くことです。苦手な部分は、繰り返し同じ問題を解いてください。解き方を理解すれば、苦手意識を克服できるでしょう。常に、時間を意識した練習を心がけてください。

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