2019年11月22日(金) 更新

就活生が知っておくべき最終面接対策のポイント25

最終面接はリラックスして臨めるように準備する就活生が多い

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「最終面接の前に準備をするとしたら、なにを準備しますか?」というアンケートを実施しました。


  • 体調管理をしっかりする

  • リラックスして落ち着く

  • 企業研究、自己分析、敬語

  • とくに志望理由を練習する

  • 5年から10年のビジョン

就活生にアンケートをとったところ、最終面接前はなるべくリラックスして臨めるように準備する人が多いようです。他にも「体調管理をしっかりする」「企業研究、自己分析、敬語」「特に志望理由を練習する」など、基本的な質問に対して的確にこたえられるように準備する学生が多いとわかります。最終面接を突破するには、あらかじめ質問やマナーなどを確認しておく必要があるでしょう。本記事では、最終面接を突破するためのポイント25個を紹介します。

最終面接は入社に対する情熱と価値観を確認する場所

最終面接は就活生の前に立ちはだかる最終関門。内定の道のりはエントリーシート、履歴書などの書類選考から始まり、一次面接、二次面接を経て、最終面接で終わります。 最終面接は一次、二次と少し違った対策が必要になるものの、要点さえ掴んでおけば突破は不可能ではありません。今回は、最終面接を控えている就活生が気になるその対策方法を25のポイントに分けて説明します。

一次・二次面接とは違い役員が面接官を務める

最終面接は、選考過程においてどのような役割を果たしているかを見ていきましょう。目的は入社に対する情熱と就活生の価値観の最終確認です。 これまで積み重ねてきたものを失ってしまうか、実を結ぶかは最終面接の結果次第。面接官は一次面接、二次面接と顔ぶれが異なり、役員クラスが相手をします。 今までの面接官とは異なり、会社の重役や社長が面接の相手だと考えると、緊張と不安のあまり萎縮してしまうかもしれません。

最終面接に進むのは面接官に認められた証拠

しかし、役員面接だからといって不安がる必要はありません。なぜなら、あなたはそこに至るまでに何度も面接を重ね、突破してきているからです。 書類審査や面接を行った採用担当者側としては、「最終面接に進んだ学生は私が見極めた人材。最終的に誰を採っても大丈夫」という就活生のみを送り出しています。数々の選考フローを通ってきた就活生は、すでに企業側の求める採用基準を突破しているのです。

今までにない経営者視点で判断される

最終面接ではこれまでにない視点で判断されます。それは経営者としての視点です。 新卒の採用活動は企業側にとっても膨大な時間と労力のコストがかかります。 新卒の採用で投資した金額はすぐに回収できるわけではありません。新卒が成長し、利益に貢献できるようになるまで約10年はかかると言われています。 最終面接では、「内定を出したら本当に来てくれるのか?」、「入社してもすぐに辞めないか」を経営者側の視点で判断される場でもあるのです。

最終面接前にすべき対策

最終面接で内定を勝ち取るためには、失敗するケースを事前に把握して対策を講じることも大切です。最終面接で意識したいことや内定を獲得するコツをおさえ、他の就活生に差をつけましょう。そこで活用したいのが「最終面接マニュアル」です。事前に面接官視点や最終面接で重視されているポイントを把握し、内定を獲得しましょう。無料でダウンロードできるため、最終面接を控えた就活生におすすめです。

【実例】サイバーエージェント藤田社長との最終面接

最終面接で体験する、「今までにない経営者視点による判断」とは、具体的にはどのようなものでしょうか?最終面接の対策に入る前に、開始から終了までの流れを確認しておきましょう。
プロデューサー採用の最終面接の状況を見れば、質問内容や受け答えの参考にできるでしょう。 何気ない面接の質問から、就活生のどのような部分をみているのでしょうか。

藤田社長「履歴書がなんで手書きだと思います?」

最終面接

  • ●社長「なぜ?プロデューサー採用を受けたの?」
  • ●学生「面白いサービスを作りたいと思って、でプロデューサーを志望しました」
  • ●社長「○○(学生の住んでいる地域)のビルですごい売り上げをあげてくれと言われたら何を企画しますか?」
  • ●学生「商店街みたいなのをビルでやりたいです」
  • ●社長「それって普通の複合施設なんじゃない?」
  • ●社長「履歴書は何で手書きで、なんでリクルートスーツを着ると思います?」
  • ●学生「押し付けるみたいな、常識みたいなのがあるから、それに外れているとよくないんじゃないみたいな」
  • ●社長「なんで押し付けるようになったんだろ」
  • ●学生「国とかが決まりを作って、型にハメようとしているのかなって」
  • ●社長「軽く型にハマったりもしている感じですか?
  • ●学生「ハマりつつもハマりたくないみたいな なんかすごい葛藤しています」
  • ●社長「何か質問はありますか?」
  • ●学生「会社の中で藤田社長が一番大好きな所って何ですか?」
  • ●社長「社員がやる気がある所ですかね。インターネットのサービスは中の人がやる気があるとユーザーにもそのまま伝わるので」

学生から「何かを」感じようとしている藤田社長の様子が最終面接独特の緊張感を生み出しています。

最終面接対策:【事前の心構え】

最終面接における企業側の目的は、経営者目線で必要な人材を決めるものでした。「時は金なり」という言葉があるように、就活生が企業側に負担させている時間とコストは非常に大きなものです。最終面接の時間が双方にとって無駄にならないよう、しっかりとした対策をとっていきましょう。 最終面接の対策として、最初に行うべきは心構えです。最初にある程度の覚悟を決めておけば、最終面接への意気込みも変わってきます。

対策1:緊張し過ぎないようにしよう

最終面接はよほど度胸の据わった人でもないかぎり、非常に緊張するものです。当たり前のことなので、緊張しすぎる自分を責める必要はありません。まずは、事前にイメージトレーニングしたり、落ち着いて深呼吸をする練習をしたりして、当日に備えましょう。

対策2:最終面接だからと気負う必要はない

最終面接という言葉に惑わされないでください。「最終面接=ラスボスとの対峙」ではありません。最終面接は言わば内定につながる「階段の最上部」に当たります。 気負いすぎると質問への受け答えができなくなってしまうため、一次面接と同様に「落ち着いて自分を出そう」くらいの気持ちでいましょう。複数回の面接を突破してきた実績があるため、必要以上に心配する必要はありませんよ。

対策3:発言がこれまでと矛盾していなければ問題ない

最終面接だからと言って、これまでと違う志望動機、自己PRを伝えるのは避けましょう。最終面接の担当者には、これまでの面接での受け答えに関する内容が、すべて共有されているためです。 面接ごとに志望動機や自己PRに相違があると、一貫性のない就活生だと判断されてしまう可能性があるので注意です。 しかし、二次面接までと同じ内容を話していたのでは、「それはもう知っている」と逆に悪い印象を与える恐れもあります。そこで必要となるのが話し方の工夫です。これは後ほど詳しく解説していきます。

最終面接対策:会場までの行動

最終面接の言葉に踊らされず、評価されてきた志望動機、自己PRを貫けば問題ありません。つづいて、最終面接の会場に行くまでの行動です。最終面接に行くまでに何度も会社に足を運んでいますが、慣れた道のりだからといって安心してはいけません。そこには意外な落とし穴が潜んでいるのです。

対策4:玄関前で忘れ物が無いかをチェック

最終面接の当日は、なるべく早起きを心がけましょう。そして、身だしなみを整えたら、玄関を出る前にもう一度、持ち物のチェックをします。面接に必要な書類や、目的地までの定期券、携帯電話など、忘れ物がないかを最終確認しておけば、途中でそれに気づいてパニックを起こすことを防げるのです。 下のチェックリストを利用して、当日の朝に忘れ物が無いかをチェックしてみてくださいね。

忘れ物チェックリスト

  • 面接の書類
  • 財布
  • 携帯電話
  • 定期券など
  • スーツ・ネクタイ(男性)
  • ストッキング・ヘアピン(女性)

対策5:現地には30分前に到着

いくら場所に慣れているからといって、余裕を持った行動をとらないと面接時間に間に合わない事態に陥ってしまうかもしれません。これまでの面接と同様に、現地には30分前に到着できるようにしましょう。 電車遅延や予期せぬトラブルを想定して、速めに家をでるのが理想です。最終面接に遅刻などすれば、印象は最悪。今までの努力が全て水の泡になってしまいます。遅刻だけはしないように、当日のスケジュールを組んでいきましょう。

対策6:会社に向かう道から行動を意識する

会社に向かう道中から人から"見られている意識"を持ちましょう。就職希望先の役員が窓から眺めているかもしれませんかrね。そして、普段の態度が面接時とあまりに違いすぎると、裏と表がある人と見られてしまいかねません。誤解を招かないためにも、会社に向かう道中からピシッとした行動を意識しましょう。

対策7:受付でもビジネスマナーを守った行動を

面接を受ける会社に時間前に到着したからといって、安心してはいけません。面接は会社の玄関から一歩を踏み入れた、そのときからすでに始まっているのです。受付ではしっかりとビジネスマナーを意識した受け答えを心がけましょう。 受付での態度も、採用担当者に伝わっている可能性がありますからね。

最終面接対策:【服装】

余裕のある行動は緊張を緩和させる効果があると言われています。焦りは緊張を生むもの。心に余裕を持てる行動を取りましょう。つづいて、最終面接対策は服装です。身だしなみは人を表すといいます。最終面接ならではの服装のルールなどはあるのでしょうか。

対策8:これまでと同様のリクルートスーツで

服装はこれまでの面接と同様にリクルートスーツを着用していきましょう。オシャレを気にするする必要はなく、あくまで就活生としてフレッシュな印象を与えられるように、清潔感を演出できる服装で挑みましょう。

対策9:スーツのしわや靴の汚れなどに注意

最終面接では見た目を重視する面接官もいます。年配になればなるほど、就活生の見た目に厳しくなる傾向が強いです。人の印象は5秒で決まると言われているほどシビアなもの。 そのため、最終面接に挑む前には必ずスーツ・シャツをクリーニングに出し、シワや汚れがない状態にしてください。また靴の汚れは見落としがちです。さらに靴のかかとのすり減り具合にも注意しましょう。就職活動で使い続けた結果、靴がすり減っている場合がありますからね。全身鏡を使って、足元から頭のてっぺんお隅々まで確認してください。

最終面接対策:【マナー】

服装はこれまで通りで問題ありません。奇をてらう必要はありません。次の最終面接対策は人間性を見られるマナーについてです。最低限必要な礼儀作法が出来ていないと、面接官の印象を悪くしてしまいます。

対策10:入室・着席・退室は今まで通りに

面接会場への入室、着席、退室はこれまで通りで大丈夫です。ドアは3回で入室、席は勧められるまで座らない、退室はスムーズに行うなど、基本的な動作は同じなので、最終面接でもこれまでに身に付けたマナーを応用できます。

対策11:選考を通過してきたマナーに自信を持つ

最終面接までの選考を通過してきた自分のマナーに対し、自信を持つべきです。これまでの面接では採用担当者がマナーに目を光らせていたはず。 最終面接に進めたのは、マナー面で合格と判断されたからこそです。選考通過してきた事実を自信に変えて、面接に臨んでください。選考を通過してきたマナーに自信を持つのは、心構えに似ている要素とも言えそうです。

最終面接対策:【話し方】

最終面接のマナーはこれまで通りといって差し支えありません。自信を持って挑みましょう。ここからは、最終面接対策の話し方です。これまでの対策は今まで通りで問題ありませんでしたが、話し方は少し異なります。

対策12:結論から入る話し方を心がける

しかし、基本は変わりません。最終面接での質問に対する発言は、常に結論から入る話し方を心がけましょう。 最終面接の担当者が経営者だった場合、長い話や結論を最後に持っていく話し方は避けるべき。スピード感を重視する経営者にとって、なかなか結論に至らない話は嫌がられる傾向にあるからです。

対策13:志望動機は面接過程で思ったことを伝える

最終面接の志望動機の一次面接や二次面接で話した内容に、面接過程で思ったことを付け加えてみましょう。実際に企業の人と話して感じた内容を整理し、共感できた部分などを熱意を込めて伝えるのです。 最終面接まで残ったからこそ感じたものを、会話の中に盛り込んでみましょう。

対策14:自己PRでキャリアプランを描く

自分を売り込むために必要な自己PRでは、「仕事に役立つ自分の強み」、「その強みの具体例」、「入社後の抱負」を盛り込みます。一次面接時は企業の雰囲気や仕事内容が把握しきれていないため、ざっくりとした内容でも問題ありませんでした。 しかし、最終面接ではそれが通用しません。なぜなら面接を通じて内容に具体性が増しているからです。最終面接では「入社後の抱負」でキャリアプランを描くのが理想であり、スキルのアピールに加えて将来性をアピールしましょう。

対策15:かしこまらず落ち着いた話し方を

相手が社長や会長であってもかしこまり過ぎる必要はありません。落ち着いてこれまでの面接と同様に話すようにしましょう。かしこまり過ぎてしまうと、言い切るのを恐れてしまい、語尾を濁して、話の意図が伝わらなくなります。これまで通りに堂々と結論からきちんと話しましょう。

対策16:よく間違えて使ってしまう敬語一覧

間違いやすい敬語

  • 「いつでも大丈夫です」・・・「いつでも」は敬語ではありません。さらに「大丈夫」も敬語ではなく、大丈夫ではありません。
  • 「役職+さま(さん)」・・・最終面接の相手に役職がある場合でよく間違えてしまう敬語です。無理に役職を呼ばず、「○○さん」と呼びましょう。
  • 「とんでもございません」・・・「とんでもございません」は間違った敬語です。使う場合は「とんでもないことです(ございます)」
  • 「了解しました」・・・目上に対しては「かしこまりました」を使います。
  • 「すみません」・・・「すみません」ではなく「申し訳ありません」が正しい敬語。難しい質問があった場合に「すみません」が無意識に出てしまう場合があります。クセは早めに直しておきましょう。

最終面接対策:【質問】

最終面接で質問を受けるときの態度も確認しましょう。最終面接を担当する社員は、これまでの採用担当者から話を聞いた前提で質問します。 担当者によっては、質問の答えではなく、受け答えの様子をチェックしている場合があります。クセの強い経営者は想像つかない質問をしてくる可能性があるため、事前に聞かれそうな内容を想定しておくべきです。

対策17:わからない質問が来ても慌てない

わからない質問をされた場合でも、決して慌てるそぶりを見せないようにしましょう。 即答で答えられない質問であっても、知ったかぶりや嘘をつくのは後々、マイナスイメージとして返ってきます。「わからない=マイナス評価」ではない点を理解し、わからない事柄は勉強中と切り返しましょう。

対策18:最終面接で聞かれる質問一覧

最終面接で聞かれる質問一覧

  • 給料はどこからもらっていると思いますか。
  • 当社が本当に第一志望ですか。
  • いまここで内定を出したら入社すると即答できますか。
  • 同業他社は何社受けていますか。受けていたら社名を教えてください。
  • 選考を受けている同業他社と当社の違いはなんですか。
  • 正直な話し、当社は何番目の志望ですか。
  • 就職活動で大事にしていたことは何ですか。
  • 当社が○○さんを採用するメリットを教えてください。
  • 尊敬する人物は誰ですか。
  • 最後に、何か質問ありますか。
  • もし、不採用になった場合、どこに原因があると考えますか。
  • 将来高めたい能力はありますか。理由も教えてください。

対策19:最終面接で聞かれる質問の回答例

質問の回答例

質問:当社の志望順位は何位ですか?

【解答】1位です。正直に話しますと面接を行う前は1位ではありませんでした。ですが、一次面接、二次面接で実際の社員と面談を通して、御社で働きたい気持ちが強まりました。それはほかの企業に感じられなかった、真摯に自分たちの課題を理解して、行動に移している姿勢です。そして本日○○さんと面談して、その気持ちがさらに増しました。

対策20:企業情報などは事前にすべて調べておく

最終面接の質問に答えられない状況を防ぐためにも、事前に企業の情報を収集しておくことが大切です。企業のホームページからは企業理念や事業内容、事業規模など、様々な情報を引き出せます。調べればすぐにわかるような内容に答えられないようでは、面接官からも悪い印象を持たれてしまうため、関連する情報はすべて調べておきましょう。

最終面接対策:【逆質問】

逆質問は最終面接に限らず、これまでの一次面接、二次面接でも聞かれているでしょう。「最後に何か質問はありますか?」という逆質問に「特にありません」だけは避けるべきです。何も考えていないと捉えかねませんからね。 最終面接はその会社の幹部クラスが担当します。一次面接と同じ質問でも違う答えが返ってくる場合があります。逆質問は事前に準備しておくか、面接の途中で疑問に思った内容でも構わないので、必ず行うようにしてくださいね。

対策21:逆質問で熱意を伝える

最終面接は入社熱意を確かめる場と説明しました。逆質問でも、面接担当者は就活生の本質を見抜こうとしています。つまり、逆質問次第では、熱意をさらに伝えられるということにもなります。重要なポイントは逆質問を積極的に質問していく姿勢です。好印象につながる意欲的な逆質問をしましょう。

対策22:評価が上がる逆質問例

評価が上がる逆質問例文

  • ○○さんの将来の夢はなんですか。
  • 社会人になるにあたっての心構えを教えてください。
  • 私をどういう人物と紹介されましたか。
  • 御社が成長していった理由を教えてください。
  • 御社が推進している「プロジェクト○○」に新卒で参加することは可能でしょうか。
  • 一次面接では○○といわれましたが、●●さんなりの考えを教えてください。
  • もし内定いただいたら、残り○○月で準備しておくべきスキルはございますか。
  • 新卒採用で一番求めていることはなんでしょうか。
  • 御社のホームページには○○という記載がありましたが、実際のことを教えてください。
  • ○○さんの○○という立場から見て、御社の一番の魅力は何ですか。

対策23:調べてわかる逆質問は控える

意欲的な姿勢をアピールするために逆質問は積極的に行いましょう。しかし、何でも逆質問していいというわけではありません。逆質問でNGなのは「調べてわかる逆質問」です。 例えば「御社の経営理念を教えてください」や「御社の社員は何人ですか。男女比はどのくらいですか」などホームページやパンフレットに記載がある事柄や、自分で調べて簡単に分かる質問は逆効果です。これは最終面接以外でも同様になります。

最終面接対策:【終了後】

これまで面接の心構えや会場までの行動、服装、マナー、話し方、質問、逆質問の対策をみていきました。最後の対策は面接終了後です。「家に着くまでが遠足」と同じく「内定をもらうまでが面接」です。詰めが甘い就活生と思われないようにしっかり対策を取りましょう。

対策24:家に帰るまで気を抜かない

役員面接が終わり、これで面接終了!と会社を出た瞬間に気を抜いてしまう就活生は多くいます。しかし、会社近辺ではどこで誰が見ているかわかりません。最後の最後に印象が悪くならないよう、家に帰るまでは気を抜かないようにしましょう。

対策25:当日中にお礼メールを送る

最終面接が終わったら必ずお礼メールを送りましょう。メールだけが合否の決め手にはならないようですが、採用担当者には好印象を残せます。最終面接のお礼メールには必ず「最終面接で感じたこと」を盛り込みましょう。事前に準備したメールを送ったと思われないようにするのがコツです。

お礼メールを送るときの例文

件名:【お礼】最終面接のお礼
本文:

株式会社○○○○
人事部 ○○様

本日、御社最終面接に伺いました○○大学○○学部の○○○○と申します。
この度はお忙しい中、面接の機会を賜り、まことにありがとうございました。

面接では、経営責任者である○○様の今後の展望等に深く感銘を受けました。とくに○○プロジェクトの話に大変興味がわきました。 最終面接を経て、より一層御社への関心が強まり、御社の中で、会社の成長と自己成長をともに実現できれば何よりでございます。

是非とも宜しくお願い申し上げます。
最後になりますが、御社の今後のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

○○○○

署名

失敗例に学ぶ対策方法

最終面接に進む就活生は採用担当者が「採用に値する」と判断した人材です。ただし、最終面接で落とされるケースもあります。つづいて、最終面接で失敗した事例から対策を学んでいきましょう。

失敗例①:「弊社の悪いところは?」の質問に答えきれなかった

体験談①

出版社を受けたときの話です。最終面接で有名な雑誌の編集長と副編集長でした。
もともと怖いイメージを持っていたせいか。雰囲気に圧倒されてしまいました。
「弊社の雑誌○○のここが悪いというところはありますか?」という質問がありました。
もちろん自分なりの考えは持っていましたが、当事者の前でなかなか言い切れず
「たぶん○○だと思います。」や「だろう」を連発してしまいました。
そこからはもう何が何だかわからない状態になって、逆質問すらできないまま面接は終わってしまいました。

後日、お祈りメールが届いたことは言うまでもありません

対策①:悪い面だけではなく良い面も伝える

企業研究をしていれば、企業の長所と短所はみえているはずです。答えがマイナスになってしまう場合は最終的にはプラスになる構成にしてください。「悪いところは○○ですが、○○という面は他社にないものだと思います」と答えましょう。 さらに「たぶん」、「だろう」、「ようです」と言い切れない表現は避けましょう。自信がない印象を与えてしまう可能性があります。入社したい熱意を伝えるためにも言い切るようにすべきです。

失敗例②:「弊社以外から内定をもらっていますか」の質問を濁してしまった

体験談②

ある大手の企業を受けたときの話です。最終面接も終盤に差し掛かったとき、面接官の方から「弊社以外も現在進行中で選考が進んでいる企業はありますか?他社に内定を頂いていますか?」という質問をされました。
予想外の質問に対し、私はどう答えてよいかわからずパニックになってしまったのです。
少し時間を置いて、「他社の選考は受けていません」という嘘をついてしまい、面接官の方から渋い顔をされてしまいました。
本当は別の企業からも内定を頂いていたのですが、ここで本当の答えを述べると、面接官に悪い印象を与えてしまうのではないかと不安になってしまったのです。

対策②:正直に伝え御社が第一志望だと明確にアピールする

最終面接では、面接官が他社の選考状況を探るために、上記のような質問をしてくる場合があります。突然の質問に焦って、本当は内定をもらっているにも関わらず、貰っていないという嘘をついてしまった人も多いでしょう。 こういう場合は、嘘をつかずに正直に話す方が賢明です。他社から内定をもらっていることが、必ずしも悪い印象を持たれるとは限りません。正直に話せば、他社の選考でも最後まで残っているという、評価を得られる可能性もあります。 「御社が第一志望です」と伝えるようにすれば、入社への意欲をアピールできるでしょう。

最終面接に落ち続ける人の特徴

就活生の中にはエントリーシートや一次面接、二次面接は突破できるが、最終面接に何度も落ちるパターンにはまっている方がいます。 就活では企業からのお祈りメールだけでフィードバックがないため、どの部分がダメだったかについて知ることができません。しかし、最終面接に落ち続ける人には実は特徴があるのです。

入社する意思が伝わっていない

最終面接とは「内定に対する入社の意思確認」をする場です。 内定を出したにも関わらず辞退されてしまった場合、採用にかかった費用などが会社にとっての大きな損失となります。そのため、採用担当者は最終面接で入社する意思を見極めるための質問を行うのです。入社の意思が不明瞭な就活生に内定を出す意味がないですからね。 入社の意思を見極める質問は、直接的な場合や間接的な場合など企業によって異なりますが、本質は同じです。質問に対して、具体性や説得力が伝わらなかったため、入社する意思が弱いと判断されて落ち続けてしまいます。

最終面接対策は集大成のつもりで堂々と構える

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 今回は「就活生が知っておくべき最終面接対策のポイント25」と題して、最終面接の始まりから終わりまでを見ていきました。 要点まとめ ①最終面接の言葉に惑わされない ②これまでの発言に一貫性を持たせる ③当日は余裕のある行動を ④服装はいままでと同様に ⑤マナーを守り自信を持つ ⑥かしこまらない話し方で ⑦どんな質問がきても平常心 ⑧逆質問は役員面接ならではの内容で ⑨お礼状はその日のうちに 最終面接を難しく考えずに、一次面接、二次面接を通過したという事実を自信に変えていきましょう。最終面接を受ける前にもう一度この記事を読み返してみると、緊張がほぐれるかもしれませんね。 最終面接で自分を出し切り、就活を成功に導きましょう。

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