2026年11月05日(木) 更新

「素材メーカー」のイメージを超えて。 ― 機械・電気系エンジニアが活躍するAGCの仕事(生産技術/製造エンジニア編)

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AGCと聞くと、「ガラスメーカー」や「化学メーカー」というイメージを持つ方が多いかもしれません。しかし実際には、半導体、モビリティ、通信などの最先端分野を支える素材やソリューションを世界中に提供しており、そこでは機械・電気系出身のエンジニアが数多く活躍しています。

今回お話を伺ったのは、研究開発、製品開発、設備技術・プラントエンジニア、製造エンジニアとして第一線で活躍する4名の社員です。

4名に共通していたのは、
・学生時代に培った専門性を活かせるフィールドの広さ
・若手のうちから大きな裁量を持って挑戦できる環境
・自分の技術が社会や最先端産業を支えているという実感
でした。

専門分野も仕事内容も異なる4名ですが、それぞれが自らの専門性を活かしながら、新しい技術や製品の創出に挑戦しています。
「機械だから自動車メーカー」「電気だから電機メーカー」と考えている方にこそ知ってほしい。機械・電気系出身の4名が語る、AGCで働く面白さと可能性をご紹介します。
本記事は「生産技術/製造エンジニア」に関する内容となっております。
※社員の所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。

生産技術/製造エンジニア ― 「機械だから」で枠を決めない。視座を一段上げて

生産技術/製造エンジニア オートモーティブカンパニー アジア事業本部 生産統括部
大塚 剛史 さん
大学・大学院では機械工学を専攻。特殊材料の加工に関する研究に取り組む。

――大学時代は何を専攻し、当時はどんな進路を考えていましたか?

機械工学を専攻し、特殊材料の加工に関する研究を行っていました。学部卒・大学院卒の両方で就職活動を経験しましたが、一貫していたのは、機械工学専攻だからといって機械に関わる仕事に限定せず、可能性を絞らないという考え方です。
自分がやりたいことを実現できるか、それを評価してもらえる会社かどうか。その上で、自分の知識が活かせればなお良い、という考えでした。そのため、メーカーだけでなく総合商社やコンサルティング会社なども含めて幅広く見ていました。

――AGCを選んだきっかけと決め手は何だったのでしょうか?

オープンな就職説明会で声をかけていただいたのが最初のきっかけでした。当時は教授推薦にはあまりこだわっておらず、自分の意思で可能性を広げたいと思っていました。
AGCの選考を通じて印象的だったのは、いろんな部門の方が自分の仕事を本当に楽しそうに話していたことです。また、こちらの質問にも真摯に向き合ってくださり、「この方が上司なら、自分のやりたいことも提案したり、相談したりできそうだな」と自然に思えました。それが入社の決め手だったと思います。

――製造エンジニアとして、機械系の知識はどう活きていますか?

自動車用ガラスの製造エンジニアは、製品を安定してつくるだけでなく、そのための設備仕様も考えます。例えば、「どう加熱すれば品質を保ちながら効率よく成形できるのか」を考えるには、機械工学の知識だけではなく、材料に関する知識なども必要となります。製造現場とエンジニアリング部門をつなぐ立場として、機械工学の知識も幅広く活用しています。特に熱力学は今でも役立っています。当時の教科書は今でも手元に置いていて、時々見返していますね。

――他社の同職種と比べたとき、AGCならではの強みはどこにありますか?

AGCの特徴は、「やりたい」と言った人にかなり権限移譲してくれるところだと思います。私は機械系出身ですが、電気系出身などさまざまなバックグラウンドを持つ人が同じ職種で活躍しています。それができるのは、社内にいろいろな分野のプロフェッショナルがいて、分からないことを聞きに行きやすい文化があるからです。
私自身も入社後に電気や素材(ガラスなど)、化学をかなり勉強しました。指示されて勉強したのではなく、関係する方々と議論を進めていくうちに、自ら学びたくなる雰囲気があります。ただ、全部を知っている必要はありません。必要になったら学び、周囲を頼ることができる環境がある。だからこそ、挑戦したい人を後押ししてくれるのだと思います。

――最もやりがいを感じたエピソードを教えていただけますか?

入社8年目から5年間、中国に赴任していました。中国では欧州のお客様とも仕事をしていたのですが、ある欧州の自動車メーカー向けプロジェクトで、ドイツ本社からの要求が非常に厳しく、このままでは採算が合わなくなりそうな状況がありました。そのとき上司から「ドイツ本社へ行って交渉してこい」と言われたんです。てっきり上司と一緒に行くものだと思っていたら、「君がプロジェクト責任者だから、一人で行ってきなさい」と(笑)。
後から振り返ると、それだけ信頼していただいていたのだと思います。入社10年目頃に数億円規模のプロジェクトを任せてもらえたことは、自分を大きく成長させてくれた、本当にやりがいのある経験でした。

――若手のころ、印象的だった経験はありますか?

裁量という意味では、2〜3年目で工場で働く社員をまとめる主任を任され、10〜20名のメンバーをマネジメントする立場になりました。勤怠管理や予算管理も担当し、多くの方が自分より年上でしたので、「相手の立場に立ち、どう伝えれば動いてもらえるか」を常に考えていました。その後は新設備の立ち上げにも手を挙げ、優秀な先輩と二人で数十億円規模のプロジェクトを担当しました。技術的なことはもちろん、人との関わり方や巻き込み方まで含めて学ぶことができました。今振り返っても、自分を大きく成長させてくれた経験だったと思います。

――ご自身の仕事は、社会にどう繋がっていると感じますか?

自動車用ガラスは、普段あまり意識されることはありませんが、安全性や快適性を支える重要な部材です。私たちは、熱が入りにくい、眩しさを軽減するといった価値を通じて、より快適な車内空間づくりに貢献しています。
車を買うとき、「どこのガラスメーカーか」で選ぶ人はあまりいらっしゃらないと思います。『いい車だから購入したら、たまたまAGCのガラスが使われていた』というくらい。でも、『前に乗っていた車より外の音が聞こえにくくなった』『車内が快適になった』と、ふとした時に気づく価値を提供し続けて、結果として世界に少しでも役に立てているのかな、と思う時があります。自分から『それAGCのガラスです!』とは言いませんけどね(笑)。

――今後、どんな領域に挑戦していきたいですか?

自動運転を含め、お客様自身が『どのような価値をユーザーに提供すべきか』で迷われている時代です。例えばEV化を進めることがいいのかハイブリッドがいいのか、といったところですね。そこにお客様と伴走し、私たちのソリューションで実現されたい価値を形にしていただく。しかも自社だけでなく、他社の部品も含めて一つのチームとなり、より良いモビリティ社会を作る。そんな枠組み、いわばオールジャパン・ワンチームのサプライチェーンを作ってみたいと思っています。

――機械・電気系の就活生へ、AGCで働く魅力を聞かせていただけますか?

「化学メーカーだから」「機械系だから」と枠を決めずに、もう一段高い視点でメーカーという業界を見てほしいと思います。食品でも、自動車でも、薬品でも、モノを作っている現場には必ず機械や電気の技術が関わっています。自分の専攻だけで選択肢を狭めるのではなく、「自分は何をやりたいのか」という視点で会社を見てみると、思わぬ出会いがあるかもしれません。
就職活動は、いろいろな会社の人と話し、工場や現場を見ることができる貴重な機会です。このタイミングだからこそ、ぜひ視野を広く持って、自分の可能性を広げてほしいですね。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございます。もし皆さんが「機械ならこの業界」「電気ならこの仕事」と進路を限定しているなら、一度視野を広げてみてください。素材の可能性を広げ、最先端産業と社会を支える仕事が、AGCにはあります。

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