2020年06月22日(月) 更新
最終面接の平均時間は30分?採用担当者が見るポイントや注意点
目次
面接時間の長さが気になる就活生は多い
面接の長さが気になる就活生は多く、30分以内の場合、不安になってしまう人もいます。
面接の時間が長いことで手応えを感じやすくなり、反対に時間が短ければ手応えが感じられないことも少なくありません。手応えがないと、不合格だと思い落ち込んでしまうこともあります。特に最終面接の場合は不採用になるとショックは大きいです。
最終面接は、企業にとっても重要な時間です。本当に企業に適した人材かを見極めるために面接時間が長くなってしまうのは自然なことです。また1次や2次などに比べれば応募者もそれほど残っていませんし、一人ひとりに時間をかけやすくもあります。最終面接の長さとしては30分は長いのか、短いのかを知り、どのような点がチェックされているかを知っていきましょう。
面接30分という時間は一般的か
面接を受ける前に考えたいのが、面接30分という時間は一般的かどうかです。30分と考えれば長いようにも感じますが、実際に面接をしていればあっという間であることも多いです。
体感としてはそれほど時間は経っていないように感じていても、面接終了後に時間を確認してみれば思いの外の時間が経過していることも少なくありません。
30分でもあっという間ですし、それ以下の時間では短いように感じる人も多いです。どの程度の長さが一般的かを知っておき、面接時間で余計な不安を感じないようにしましょう。
基本的に面接は30分前後が多い
面接時間は企業にもよりますが、30分前後が一般的です。早い企業であれば10分程度で終わる場合もありますし、長ければ1時間などの企業もありますが、全体的な平均で考えれば30分前後が妥当だと言えます。
一次や二次の面接は、人柄についてイチから探る必要があるため、面接の時間は1時間程度と長い傾向にあります。しかし、最終面接の場合、一次や二次面接である程度その人の人柄や考え方を聞き出し最終面接の担当者へ申し送りをしています。
そのため、最終面接の担当者は、一定の情報を持っているうえで面接をおこなうため、一次や二次より時間は短くなるのです。
時間が長い短いは合否に関係ない
面接時間が短ければ不合格ではないかと不安を感じる人も多く、反対に面接時間が長いと手応えを感じて合格したと喜ぶ人も多いです。
しかし時間が長いから良いなど、基本的には関係ありません。面接時間が長くても落ちる場合はありますし、すぐに終わったとしても合格の場合もあります。面接は時間ではなく話す内容が重要であり、どれだけ長時間面接をしていても、内容の薄い受け答えの場合は見送りの選考結果となります。
最終面接を突破できない原因を突き止めよう
最終面接で落ちてしまう場合、そこには必ず理由があるものです。面接で失敗しがちなケースを把握して、当てはまるものがあれば対策を講じる必要があります。そこで活用したいのが「最終面接完全対応マニュアル」です。このマニュアルでは、最終面接で失敗するケースに沿った内定獲得法を紹介しています。また、人事直伝の最終面接で意識すべきポイントも公開しています。無料でダウンロードできるので、最終面接が不安な就活生におすすめです。
最終面接で評価される部分とは
就活生の回答
キャリアパーク会員の就活生を対象に「最終面接ではどのような部分が評価されると思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- その会社に入りたい意気込みの強さ
- 働くということに関しての思い
- 主張の一貫性
- 人柄、その人が本当にこの会社を志望しているかどうか
- 他の学生との比較
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「最終面接ではどのような部分が評価されると思いますか?」
就活生が、最終面接でどのような部分を見られていると感じているのかがわかりました。
「その会社に入りたい意気込みの強さ」「主張の一貫性」「人柄、その人が本当にこの会社を志望しているかどうか」を意識しているようですね。では、実際にどのような質問があるのか、採用基準の詳細を確認して対策していきましょう!
内容は同じ?最終面接の特徴とは
最終面接の所要時間はだいたい30分間と言われていますが、その内容はどのようなものでしょうか?
約30分間で行われる最終面接に臨む前に知っておくべき評価基準・採点基準や、内容、そして30分間の上手な使い方とはどのようなものでしょうか?順に見ていきましょう。
面接の質問内容はシンプルなのものが多い
最終面接の30分間で聞かれる質問の内容例は以下のようなものがあります。
質問の内容
- 同じ業界のなかでも、当社を志望する理由を教えてください。
- あなたのキャリアビジョンを教えてください。
- これからどのような人になっていきたいですか。
- いままでの挫折経験や挑戦経験があれば教えてください。
- 周りの人は、あなたのことをどんな人だと言いますか?
30分間という限られた時間の中で、最終面接で聞かれやすい質問を紹介しました。
シンプルな内容と言えども、そこにはきちんと採点基準・評価基準が設けられています。ですから、その内容だけではなくて会社側の意図、つまり採点基準・評価基準も確実におさえておきましょう。
採点基準は「利益をもたらす人材かどうか」
最終面接は、役員が担当することが多いでしょう。役員など会社の経営を担う人から、採用を検討する場合、採用基準となるのは、「当社に利益をもたらす人材かどうか」です。
コミュニケーションが取れる、論理的に話すことができる、志望意欲が高い、これらを総称すると、今後会社で活躍してくれる人であり、利益をもたらす人と考えられるのです。以下で具体的に紹介しあす。
30分間の最終面接で見られる部分とは
最終面接で採用担当が出てくる場合、社長・役員が出てくる場合と企業によって違いがありますが、30分間の面接では一体どんな内容で、どんな評価基準(採点基準)になっているのでしょうか。評価基準を知れば、自然と対策もできるはずです。
評価基準(採点基準)①:職種の適応度や志望度
最終面接は基本的に、長くて30分間の場合が多いため、コンピテンシー面接(能力・資格・適性)の可能性は低い場合が多いです。そのため30分間では、以下の内容を中心に確認をすることが多くなります。
判断されるポイント
- 志望度(内定を出したら入社してくれそうか)
- 人柄
- 職種の適性
評価基準(採点基準)②:すぐに辞めないかどうか
まず面接官から見た「最終面接の意義」ですが、これは志望者と同じく「不安の解消」です。企業側の不安には、大きく分けて以下の3つがあります。
企業側の不安
- すぐに辞めないか
- 溶け込めるか
- 揉めたりしないか
これらを最終面接の30分間の内容で確認し、評価基準としています。
評価基準(採点基準)③:個性
最終面接は大抵30分間といった短い時間で行われるものですが、評価基準はそもそも高い位置にあるので、それまでの面接とは比較的異なる質問内容である場合が多いでしょう。
採用において、人間性を重視する企業も多いです。筆記試験などで学習面のスキルは伝えられているので、自分がどんな人物なのかを伝えましょう。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。
My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。
最終面接における30分間の上手な使い方とは
30分間という短い時間である最終面接を無事突破するために、気を付けておくべきポイントとは一体何でしょうか。面接官が見ているポイントや、30分間で自分を精一杯アピールするための評価基準にも触れながら見ていきましょう。
控えるべき質問
最終面接では、以下のような質問は控えた方が無難です。
最終面接で避けるべき質問
- 少し調べれば分かる質問(ホームページやパンフに出ている情報等)
- その質問から何が知りたいのか分からない質問(的を外した質問)
- 熱意を疑われる質問(主には待遇や配属について)
などは控えるようにしておくのが無難でしょう。
質問は経営者でしか答えられない内容にする
最終面接では、経営側にたつ人でしか答えられない質問をすることも大切です。例えば、以下のような質問がおすすめです。
最終面接での逆質問例
- ○○さんがが会社経営で一番大切にしていることは何ですか?
- ○○さんは今後会社をどのように展開していきたいと考えておりますか?
- 主力のビジネスモデルを始めようと考えたきっかけは何ですか?
- 会社がここまで成長した一番の理由は何ですか?
- 御社が直面されている大きな課題は何ですか?
30分間の最終面接における質問内容はシンプル!志望度の高さを伝えることが大切
最終面接の際の質問内容や採点基準・評価基準ポイントについて紹介しました。
30分間という時間ではあるものの、最終面接も当然、見極める内容の質問があり、採点基準が存在します。30分の中で、しっかりと想定される質問や逆質問の内容など採点基準を把握して、最後に最高の面接で終えられるように臨みましょう。
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