2021年10月12日(火) 更新

面接で「将来の夢」を語るためのポイント5つと例文~夢の見つけ方~

就活生のなかには将来の夢をどう答えるべきなのかわからない人もいる

将来の夢を明確に答えて面接官に好印象を与えよう

突然ですが、19卒のみなさんは面接対策は順調ですか?
本ページでこれからご紹介する「将来の夢」は、面接で聞かれることがある質問のひとつです。キャリアパークでは、会員の就活生にアンケートを実施しました。

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「将来の夢を聞かれたときにどのように答えますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 仕事をして行く中でどのような人間になりたいか
  • 自分が活躍してしている姿を想像して答える
  • わからない
  • 正直に思っていることを答える

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「将来の夢を聞かれたときにどのように答えますか?」

アンケートの結果、将来の夢を話す際には実際に働いている姿や志をアピールしようと考えていることがわかりました。いっぽうで、どのように答えればいいのかわからないと回答する方もいることから、改めて将来の夢や今後のビジョンの見つけ方について知っておく必要がありそうです。では、どのような手段を用いることで将来の夢の発見につながり、明確な回答ができるようになるのでしょうか。明確な回答ができると、面接官に好印象をあたえられるはずです。

面接官が見ているポイントは学生評価シートで把握しよう

面接官が見ているポイントについて、気になる就活生は少なくありません。評価ポイントを知っていれば、どのように回答すればいいのか対策をとることができますよね。実はキャリアパークでは、評価シート見本公開の資料を無料プレゼント中です!
下記の資料は、面接時の入室から退室までの言動だけでなく、「どういった対応に気を付けるべきなのか」「質疑応答では何を評価しているのか」なども知ることができます。面接でより効果的にアピールするためにも入手して、就活を有利に進めましょう!
では、どのような手段を用いることで将来の夢の発見につながり、明確な回答ができるようになるのでしょうか。

就活の面接で「将来の夢」について質問される意図とは?

就活の面接では「将来の夢」について聞かれることがあります。しかし、就活生にとっては「どう答えたらいいのかわからない」「そもそも具体的な夢なんてない」と思う人もいるかもしれません。そもそも、なぜ面接官は就活生の将来の夢について質問するのでしょうか?それには意図があります。質問の主な意図5つを知って、的確な回答ができるようにしましょう。

①:就活生の将来性について見ている

「将来の夢」について聞くのは、就活生の将来性を判断するためです。新卒採用で重視しているのは、少なからず人材のポテンシャルだといえます。入社して5年後、10年後も会社に貢献できる人材かどうかを知りたいのです。将来像、将来の夢からどんなキャリアビジョンを抱いているのかを伝えられるといいでしょう。

②:志の高さ・成長が見込めるかどうかも見られている

また、将来の夢を聞くことで就活生の志の高さ、成長が見込めるかどうかも見ています。どんな夢、将来像を掲げているかで「どのような目標を設定しているのか」がわかるものです。それだけでなく、その夢に向かってどう行動しようとしているのかも問われています。より具体的な将来の夢を語れるようにしておきましょう。

③:企業との理念・価値観と一致しているか

面接官は、就活生の将来の夢が企業の理念や価値観と一致しているのかも見ています。例えば、理念やCSRに社会問題への関心を掲げている企業なら、業界で高いシェアを誇るという目標だけでなく、事業を通じて環境問題に取り組もうといった価値観を持っているでしょう。そのため、より広い視野を持った学生を求めているといえます。将来の夢から就活生がどんな考えを持っているのかも判断されると認識しておくことが大切です。

④:将来の夢が志望理由とずれていないか判断する

この質問から、将来の夢と志望動機にずれがないかも見られています。就活では履歴書に書いたこと、一次面接での発言、それ以降の選考で話した内容に矛盾がないかも見られているものです。志望理由で「将来的に○○したい」といった発言が将来の夢と大きくずれていると、面接官は疑問に思うでしょう。就活では一貫性のある発言、自分なりの軸を持って臨むことが大切です。

⑤:視野の広さも判断される

将来の夢といっても、私的なものから様々あるでしょう。しかし、就活では”視野の広さ”も見られています。会社の事業内容だけでなく、社会に対してどれだけ関心を持っているか、目を向けているのかがこの質問では重要視されているのです。ミクロ的視点だけでなく、マクロ的な視点で将来の夢を考えていると伝えましょう。これによってどれだけ時事に関心があるか、業界・企業について研究しているのかもわかるのでアピールするチャンスでもあります。

将来の夢がない時の3ステップ【対処法】

実際、就活生の中には「将来の夢が明確に決まっていない」という人も少なくないのではないしょうか。そこで、就活対策として将来の夢・自分の将来像を見つけるための対処法を3段階にわけて紹介します。自分の過去、現在、未来を振り返り、考えながら進めていってください。

①やりたいことを多く書きだす

まずはやりたいこと、将来の夢をなるべく多く書き出してみましょう。自分が夢中になれるもの、好きなことを多くリストアップしてみてください。簡単な夢や目標をなるべく多く挙げることが大切です。このときに過去の経験、未来のことを考えなら進めるといいでしょう。仕事や業界にリンクする夢やビジョンをピックアップできるようにしてください。

②業界・会社を取り巻く環境を整理しよう

次は業界、会社を取り巻く環境を整理していきましょう。就活でアピールする将来の夢は、業界や会社の事業内容に絡めた内容がのぞましいといえます。そのため、まずは会社のことを把握し、どんな顧客、競合がいるのかを整理してください。将来の夢を考える上では、業界・企業の研究をどれだけしたのかも関わってきます。

③したいこと・自分にできること・社会に必要なことを考えよう

就活で問われている将来の夢を考えるには、自分のしたいこと、できること、会社や社会で必要とされていることの3要素がポイントとなります。就活レベルで問われる将来の夢、ビジョンは私欲なものではなく、自分の特徴やスキルを業界・会社でどう活かすのかが大切です。そのため、ステップ①と②で考えた内容をこのフレームワークに当てはめてみると、就活で有効な将来の夢を導き出せるでしょう。

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将来の夢は3~5年後を想像して考える

将来の夢は何も遠い未来のことでなくても構いません。まずは入社して3~5年後の自分の姿を想像してみましょう。将来の夢、ビジョンというと壮大なものを考えてしまうかもしれませんが、それ以上に具体性が求められます。将来の夢実現までのプロセスを1年、3年、5年と区切って考えましょう。

【人事の声】

夢がない場合ですが、そもそも夢って何ですか?ということがあると思います。昨今の就活はVUCAな時代であることもあり、企業側が学生にコミットメントを求めすぎだとも考えています。でも不確実性が高いのに長期の事を考える・まして働いたこともないのに、というのが学生の意見ではないでしょうか。大事なことは、一定期間を区切って、果たしたい状態をありありと描くことだと考えます。例えば『若くして活躍したい』ではなく、『3年後までに、プロジェクトの責任者になっていたい』など。後者であればそれが受けている会社でできることなのか摺合せができますし、自分がどのような経験を積んでいくか、ということの整理もしやすくなります。期間と達成状況の具体化、がポイントだと考えます。

将来の夢が決まっていない時に参考にしたい例

将来の夢が決まっていない時は、どんな回答をすればいいのか迷いますよね。そこで、以下で挙げるような例を参考にするといいでしょう。志望する業界、会社でどんなビジネスパーンになり、何を実現したいのかを考えてみてください。

将来の夢が決まっていない時に参考にしたい例

・業界で新しいニーズや市場を創出する人材になりたい
・信頼される営業マンとなり、店舗の顔になりたい
・3年後にはチームを率いるマネージャーになる
・独自のメソッドを構築して多数のクライアントを抱えるようになりたい
・様々な部署で経験を積んで広い分野でのプロフェッショナルを目指す
・ユーザーが求めるサービスを手軽に見つけられる仕組みを築きたい

面接で「将来の夢」について聞かれた時の回答のポイント

面接で将来の夢について聞かれた時は、ポイントをおさえて回答するといいでしょう。質問の意図を確認するだけでなく、伝え方を工夫すれば効果的なアピールができます。ポイントを5つにわけて確認していきましょう。

①:考えた理由・きっかけを説明できるようにしよう

面接では、将来の夢を持つようになったきっかけ、考えた理由を伝えましょう。面接で聞かれた時はただ将来の夢を伝えるだけではいけません。その夢を持つようになったきっかけ、背景を盛り込むと、よりあなた自身の考えが伝えられるはずです。具体的なエピソードをまとめておくと面接でも答えやすくなるでしょう。

②:仕事や会社の状況と繋げて答える

就活で将来の夢を伝える時は、仕事や会社の状況と繋げて答えるのがポイントです。質問の意図にもあるように、価値観との一致や視野の広さも判断されています。志望する会社や業界が目指すところ、また得たスキルで実現できることは何かを考えてみましょう。自分のビジョンを会社の仕事・環境に結び付けて考えられると効果的なアピールになるといえます。

③:自分の良さや特徴が伝わるようにする

ポイントとして、将来の夢を伝える上で自分の良さや特徴が伝わるようにするといいでしょう。どんな観点で将来を考えているのか、未来をどのように考えるかは人それぞれです。またエピソードも人によって個性が出ます。アピールするチャンスが多くあるので、ぜひポイントとしておさえておきましょう。

④:将来の夢を実現するために取り組んでいることを伝える

また、strong>将来の夢を実現するためにどんなことに取り組んでいるのかを伝えるといいでしょう。入社してからいいスタートを切るために勉強している、数年後のことを考えて多くの人に合うようにしているなど。長期的な目標に向かってどのように行動しているのかがわかると、熱意も伝えやすいといえます。

⑤:実現するまでの期間と達成状況を具体的に考えておく

また、strong>将来の夢を実現するためにどんなことに取り組んでいるのかを伝えるといいでしょう。入社してからいいスタートを切るために勉強している、数年後のことを考えて多くの人に合うようにしているなど。長期的な目標に向かってどのように行動しているのかがわかると、熱意も伝えやすいといえます。

面接で「将来の夢」を聞かれた時の回答例文

就活面接で将来の夢を聞かれた具体的な回答例をご紹介しましょう。面接では、様々な事柄について質問されますが、どういったケースにおいても瞬間的に答えられるようにしておかねばなりません。そういった意味で、例文を見ていくのは重要です。

例文①:「貴社で業界の発展に関わっていきたい」

「貴社で業界の発展に関わっていきたい」

私は将来、「働くという選択肢」を実現したいと考えています。雇用や人材の問題は現時点の民間・公共サービスではカバーしきれないこと多くあります。しかし、私は民間サービス、新しいテクノロジーによる問題の解決に可能性があると考えます。そんな業界の中でも人材領域でユーザーのことを第一に考えたプロダクト開発を行う貴社で、この問題解決に取り組みたいです。そのために企画・営業・マーケティングといった部門・部署で学び、経験を積みながらトータルで知識をつけたいと考えております。貴社が掲げる「市場に新たな価値を生み出す人材」を具現化する人材となるため、日々努めていきたいです。

社会性を備えた夢・ビジョンを伝える

上記の例文では、社会性を備えた夢、ビジョンを伝えているのがポイントです。マクロ的な視点で物事を考えられるかどうかは、この質問で求められる要素でもあります。ここではどんな社会問題、業界での課題があるのかを盛り込みましょう。なぜそこに注目したのか、解決に向けてどんなことができるのかその道筋まで伝えるといいでしょう。

志望先とのマッチング度をアピールしよう

企業が求める人材には、考え方、価値観があるものです。この例文では社会問題の解決に会社の理念、行動指針を絡めています。考えた、将来のビジョンへの共感を表すのがポイントです。また、このときに企業が求める人物像であることを行動で示すとより説得力も増すでしょう。

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

例文②:「会社へ貢献するためにマネージャーを目指したい」

「会社へ貢献するためにマネージャーを目指したい」

私は将来的に御社の核事業である○○チームに所属して、3年後にはマネージャーになりたいと考えています。そのため、まずは若手の中でトップを目指します。ベンチャー企業でインターンした際はチームの中でもトップの成績を残すことができましたが、ソリューション営業をできていたのかは疑問でした。そのため、入社後は顧客に対して最適なソリューションを提供できるようにしたいと考えています。現在は業界で扱うプロダクトに関する技術の勉強を続けています。10年後は独自のメソッドを構築して業界自体にアプローチできる人材になることをビジョンに掲げています。

将来=どれぐらいの期間なのかを数字で表す

将来の夢は、実現までのプロセスを具体的な期間を設定して伝えるといいでしょう。例文ではまず3年でマネージャーになりたいといっています。その目標に向かって何をすべきか意思表示できているのもポイントです。また、マネージャーにとどまらず10年後に業界、会社にとってどんなビジネスパーソンを目指すのか書いてあるとより将来を見据えた学生だと印象づけられるでしょう。

現時点での努力を盛り込もう

現時点で営業のスキルだけでなく、商品知識やプロダクトに関連した技術について勉強しているなどの努力もアピールするといいでしょう。また、インターンでの学びからソリューションの提供に重点をおいているなど、経験に基づいた行動を続けているのも評価のポイントだといえます。

将来の夢の回答ポイントや面接評価シートを活用して就活を成功させよう

就活の面接では将来像や将来の夢といった、将来どうなりたいかを問う質問をよくされます。将来のビジョンを聞く意図を明確におさえ、回答例を参考にしたうえで、あなたならではの将来の夢を描いてみてください。自分の将来像を思い描き、考えを具体的に固めておきましょう。また、回答する際は自信を持って話すこともポイントです。「この人なら本当に夢を叶えそうだ」「しっかり将来を考えているな」と思わせることで、面接官からの評価も格段にアップするはずです。
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