2020年06月23日(火) 更新

自己PRが書けない人|ネタの探し方とエピソード例3選【例文付き】

自己PRのネタがないと悩む人は多い

書くことがないと悩む就活生は4割以上

調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「自己PRに書くことがないと思ったことはありますか?」という質問に対して、45.6%の人がYes、54.4%の人がNoと回答しました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)

「エントリーシートや履歴書の自己PR欄に書くことがない」と、自己PRの書き方に悩む就活生は半数近くいます。他の就活生が「部活のマネージャーとして頑張った」「アルバイト先で表彰された」など、目立つ実績を書いているのを知ってしまい、コンプレックスを持ってしまっているからかもしれません。

自己PRの内容は特別秀でていなくて良い

自己PR欄に書くことがないと悩んでいる人は、そもそもの考え方を変えていきましょう。自己PRというのは何も他人と比べて特別秀でていることしか書いてはいけない訳ではありませんので、自分が持っている特性の内長所と呼ばれそうなものを掘り下げて書く程度で良いでしょう。

自己PRのネタの探し方

①人生グラフを作成する

自己PRに使うための内容 (ネタ)を探す場合、自分自身の性格や今までしてきたことを振り返る必要があります。振り返るうえでおすすめしたい方法が「自分の人生グラフを作成する」ことです。

縦軸と横軸を描き、横軸は年月または年齢の目盛、そして縦軸は満足度または気持ちの上がり具合の目盛で線グラフを作りましょう。自分の今までを改めて見つめ直し、グラフ化することで、どの時期に自分の気持ちが上がっていて自信に満ちていたのか、または落ち込んで低迷していた時期かが客観的に分析できます。

②得意なことや周囲から褒められたことを書き出す

2つめは、周囲にいる人から自分について言われた過去の発言を思い出し、書き出してみる方法です。

どんなことで褒められたのか、また自分の行動について褒められたことなどを思い出してみましょう。その中から隠れた自分の特性が見えてくるものです。このように、他の人から言われた内容を自己PRの材料にすると、自分の一方的な視点からではなく、客観視して自分のアピール素材を知れます。

③①または②で具体的なエピソードが書ける内容にする

自分の今までの人生グラフを作成したり、周囲から褒められたことを思い出して書き出す作業をしたならば、ここでその内容を元に文章の作成をしなくてはいけません。メモ書きで書き出した内容のうち、具体的なエピソードが思い出せる内容にしましょう。

自己PRが書けない時は、自己PR作成ツールを活用してみよう

自己PRの題材が見つかったとしても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。

そんな時は、「自己PRジェネレーター」を活用してみましょう。

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自己PRで企業が評価するもの

企業はインパクトを期待しているわけではない

就活において、企業は就活生にインパクトの大きな経験があるかを期待している訳ではありません。就活生がどんなことに興味を持ち、どのような行動を取る人なのかが知りたい要素です。

取り組み方

自己PRでは、活動結果よりも取り組み方を見ています。何をしてきたか、課題や困難に対し、どのように乗り越え、自己PRする要素を身に付けたのかも評価の対象になるのです。

取り組み方や熱意、努力を積み重ねてきたというのが相手に伝われば、印象に残る自己PRになります。入社後の業務への取り組み方と重ねて、見られるのです。

人柄

自己PRからは応募者の人柄についても企業は見ています。なにに興味を持ち取り組むのか、その結果からどういう風に感じる人なのか、企業が着目するポイントです。

自己PRがない人におすすめのエピソード例

①アルバイト

アルバイト経験は自己PRのエピソードとして取り入れやすいです。たとえばコンビニのアルバイトなら、接客や商品の仕入・整理など、自分自身で主体的に取り組める業務があります。

業務の中で長所が発揮された行動を提示してみましょう。アルバイトは実際に仕事をした経験なので、さまざまなエピソードの中でもとくに仕事に取り組む姿を採用担当者にイメージしてもらいやすいです。

②学業

ゼミや学校、資格や語学の勉強など学業での頑張りをアピールすることも可能です。資格への合格や語学なら高いスコアを取ったという成果があれば、それも含めてアピールしましょう。

また、資格の取得やスコアという明確な成果がなくても、努力した内容やプロセスがわかれば、好印象を与えることができます。頑張りの度合いがわかるような自己PRを心がけましょう。勉強や学業でアピールする際にも、取り組み方を重要視されていると意識することが大切です。

③趣味・特技・スキル

自分の趣味や特技もエピソードとして有効です。趣味や特技を通じて、自身の人柄や仕事に役立つ行動特性を持っていることをアピールしてみましょう。

個人的な趣味であっても、そこにこだわりや信念があることを伝えれば、企業側も長所や人間性の評価ポイントとして理解してもらえます。ただし、世代によってあまり理解を深めてもらいにくい趣味を取り上げるのは控えておきましょう。

④留学・ボランティア活動

留学やボランティア活動を記載するのも定番です。留学することによって多様性を育むことができますし、ボランティアを行うことによって年齢性別問わず様々な人とコミュニケーションをとる機会に恵まれるでしょう。

⑤サークル活動

自己PRに記載するエピソードとしては、サークル活動も挙げられるでしょう。サークルによっては営業や広報、会計といった役回りも用意されています。自分の希望する職種や業種と関係のあるものであれば、より自己PRとして効果的です。

役割に就いていないない場合も、サークルというコミュニティに所属するなかで、身に付けたものや、行動したものがあれば、十分に自己PRの要素となります。

自己PRの作成方法

構成は結論から始める

長所とエピソードが見つかったら、いよいよ自己PR文の作成に入りましょう。自己PRする際に大切なのが「構成」です。採用担当者の興味や関心を持たせる内容にするには、結論から話を進めることがポイントです。

「私は○○に強みがあります」「私は○○が長所です」と先に話した方が、PR内容について採用担当者が把握をしやすいからです。

エピソードは短めにする

自己PRを作成する際には、エピソードは短めに記載することをおすすめします。自己分析を行う際には過去のエピソードが大変重要なものになりますが、企業としては別にエピソードそのものを知りたいわけではありません。

エピソードを長々と書いてしまうと、呼んでいる方は「結局何が伝えたいのか分からない」となる可能性もあります。

仕事への活かし方

自分の特性をアピールし、仕事でも活かせる能力であれば、より魅力的にうつります。自己PRには、過去のエピソードを元にした、自分の特性がどのように仕事に役立つかまでを書くようにしましょう。

自己分析ツールを活用して、自分の長所を正しく理解しよう

効果的な自己PRをするには、自己分析を通じて、「あなた自身の強み」を正しく理解する必要があります。ただ、自己分析をやるのも結構大変です。

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エピソード別自己PRの例文

アルバイト

私は、常に丁寧に話す努力をしています。昨年までファミリーレストランで接客のアルバイトをしていましたが、接客の際につい早口になってしまう場面があったからです。そこで、自分の中でゆっくりと"1、2"と数を数えながらお客様に話しかけるようにしました。結果、お年寄りのお客様から「あなたの声を聞くと安心するわ」とのお言葉をいただき、嬉しさと心掛けてきてよかったとの思いに満ち溢れました。
この経験から、コミュニケーションを大切にするために話し方が大切だと分かったので、今でも丁寧に話すように心がけています。

サークル活動

私の長所は、諦めずに努力を続けられるところです。大学ではテニスのサークルに入っていましたが、途中で腱鞘炎になってしまい休部しました。そのまま退部をしようかと悩みましたが、まだ自分には可能性があるのではと思ったため、腕を休めている間に毎朝ジョギングをして体力を維持しました。その結果、半年後に復帰して試合に出場、惜しくも敗れましたが皆から「一緒に戦えて嬉しかった」と言って貰えたという経験があります。
何かがダメだと思った時に、他に出来る何かを考えてみることが大切だと気付けました。諦めずに努力をすれば、チャンスが巡ってきた時にすぐに行動できると

スキル

私は以前所属していたサークルで会計業務を担当していました。サークルとはいえ一つの組織には違いありませんので、そこに集まるお金をしっかりと管理する
ことは組織の命綱とも言えます。
私が会計処理をするに当たって注意していたこととしては、「帳簿の記載は日をまたがない」ということです。金額の発生から時間が経てば経つほどタスクが溜
まっていきますし、何より関係者の記憶が曖昧になってしまうでしょう。
それでは解決できる問題もできなくなってしまいますので、私の任期中はなるべく即時処理を大切にしました。御社の仕事は細かいタスクが多く、即時も求めら
れると思い、私のスキルが活かせると考え志望致しました。

自己PRがない人は見える化して自己分析するか周囲にも話しを聞こう

就活の面接や書類選考において、最も力を入れて伝えたい「自己PR」は、誰もがその大切さを分かっていても内容や表現方法について悩むものです。アピールしたい内容がたくさんあって悩む場合はまれで、多くの就活生は「自分がPRできるものはなんだろうか?」「自分は人より優れていたりPRできるような内容がないのではないか」などと思うものです。

このように、自己PRがない人は過去の自分を振り返り、メモでPRできる事柄を書き出す「見える化」をまず行うことをお薦めします。また、自己分析してもあまりPR内容が見つからない場合は、周囲の人にさりげなく自分の良いところや特徴を聞いてみると、自分では気が付かなかった良さが見えてくるものです。

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