2020年06月29日(月) 更新

【就活生要チェック】OB訪問で聞いておきたい質問リスト25問|評価を下げてしまうNG質問の内容もご紹介

OB訪問は説明会よりも濃密な情報を知るチャンス

OB訪問は、企業説明会やセミナーよりも、より濃密な情報を知ることができるチャンスです。メリットとして以下の3つが挙げられます。

説明会では得られないOB訪問のメリット

  • 気になる質問を直接目の前で聞く事ができる
  • 実際に働いている社員の本音を聞く事ができる
  • より具体的な仕事内容について理解することができる

説明会では、会社の事業概要やビジョンなど、いわゆる「表向き」の部分しか情報を収集することができません。それに比べて、OB訪問は社内の勤務形態や働き方など、実際に働いている人を相手にするからこそ、よりコアな情報を収集できます。同じ企業で働きたいと考えているライバルとの差をつけるきっかけにもなるでしょう。

まずはアポイントを

OB訪問を成功させるには、メールや電話でのアポイントメントが最初の関門となります。マナーを守るメールを作成するとともに、熱意を伝える必要もあります。社会人にメールを送ったことがないという就活生は、ハードルが高いと感じるでしょう。そこでおすすめなのが「OB訪問マニュアル」です。こちらには、OB訪問の依頼メールの例文はもちろん、電話で依頼する場合の文言も掲載されています。無料でダウンロードできるため、OB訪問の準備を始めると同時にGETしておきましょう。

OB訪問で何を質問すればいいのかわからない就活生も少なくない

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/18
■投票数:1678

就活生を対象に1678名から集計したアンケートによると、「OB訪問で何を聞いていいのかわからない?」という質問に対して、79.9%の人がYes、20.1%の人がNoと回答しました(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)。何を聞いていいのかわからないままOB訪問をしてしまってはせっかくの貴重な時間を無駄にするかもしれません。有意義な時間にするためのコツを押さえておきましょう。

有意義なOB訪問にする為のコツ

質問内容を事前に準備しておく

ただ会って雑談をするだけでは、OB訪問の意味がありません。きちんと質問して、自身の就活に活かすことができてこそ、OB訪問や会社訪問が有意義な時間になるでしょう。そのため、事前に質問を準備しておくことが求められます。質問を準備する際に意識しておきたいのが、質問の数です。事前に質問をたくさん準備したつもりでも、単純な回答で終わるものが続けば意外と早く終わってしまいます。多少なりとも内容が重複してもいいので、多めに準備しておきましょう

メモする事を想定して準備しておく

質問だけではなく、答えをメモする手段を準備しておくことも忘れてはなりません。メモ用紙だけではなく、ノートパソコンやボイスレコーダーを活用して、後で内容をきちんと見直せる状態にするといいでしょう。ただし、ノートパソコンやボイスレコーダーを使用する際、断りもなく出すと相手に不快感を与えるかもしれません。「回答いただいた内容をしっかり把握するために使用させてください」とひとこと声をかけてください。

【テーマ別】OB訪問に効果的な質問リスト25問

OB訪問で聞くと効果的な質問内容を見ていきましょう。このとき用意する質問のポイントは、「自分の就活に活かせる内容にすること」です。実際に、面接で聞かれるような質問を十分に想定したうえで、それに関連する情報を聞くことが理想になります。的確な質問であればあるほど、エントリーシートや面接でうまく活用できるでしょう。

具体的な仕事内容を理解するための質問5問

1日のスケジュールや社員の性格など、具体的な仕事内容を認識できる質問です。仕事ぶりがハッキリ見えることで、企業研究はもちろん、志望動機や面接官からの質問にもスムーズに話せるでしょう。

  • 「1日の業務内容や流れを教えて下さい」
  • 「○○業務が中心と伺っているのですが、何割の社員が携わっているのでしょうか」
  • 「勤務する社員の性格やタイプはどういった感じでしょうか」
  • 「繁忙期はいつごろになりますか。その際の業務内容も教えてください」
  • 「どのような業務をするときにやりがいを感じますか」

社内の雰囲気や風土などの質問5問

オフィス内の環境や仕事に対する考え方などの質問も有効なテーマのひとつです。なるべく働きやすい環境で勤務したいと思う方は、このテーマの質問をしっかり聞いてみましょう。

  • 「社内の空気や雰囲気などはどのように感じていますか」
  • 「勤務時間外での社内スタッフとの交流などはあるのでしょうか」
  • 「役員や採用担当者はどのような理念のもとで人材を見ているのでしょうか」
  • 「現在の勤務先で活躍している人はどういった特徴がありますか」
  • 「若い社員でも活躍できる風土や環境でしょうか」

社内制度の内容やに女性登用に対しての質問5問

社内におけるステップアップ制度、女性の登用の割合などに関する質問もOB訪問で聞いた起きたい内容です。特に女子就活生は産休や育児制度に関する質問をしてみるといいでしょう。

  • 「女性の社員が多いと感じるのですが、子育てしながら働けるのでしょうか」
  • 「管理職以上のキャリアを持つ女性社員はいらっしゃいますか」
  • 「意欲的な社員が希望部署へのキャリアアップを図る仕組みなどはありますか」
  • 「スキルアップのための社内資格制度などはありますか」
  • 「御社の評価制度は個人と上司の両方で評価するのでしょうか」

先輩の経験した就活の内容についての質問5問

既に就活を経験している先輩社員だからこそ知る、志望企業への就活のコツに関する質問をしてみるのもOB訪問ならではの質問テーマです。そのOBの方まったく同じことをすればうまくいくわけではありませんが、参考にすることで他の就活生よりもアドバンテージを持つことができるかもしれません。

  • 「内定獲得に向けて仕入れるべき情報はどのような内容でしょうか」
  • 「先輩が現職を志望した理由を教えていただけますでしょうか」
  • 「もっとも重要だと考える選考の基準はどこにあると思われますか」
  • 「就活中はどういったスケジュールで進めていましたか」
  • 「他社の選考と御社の選考で特徴的な違いはありましたか」

自己PRの回答や就活に対するアドバイス5問

OB訪問は質問を聞くだけではありません。自分自身の考えた自己PRや面接の回答をあらかじめ提示して、どういった内容がいいのか、改善点はあるか指摘してもらいましょう。身だしなみや言葉遣い、マナーなどのアドバイスを頂戴するのもOKです。また、自分の考えや性格は企業が求める人財像と合致するのかを聞くといいでしょう。

  • 「自己PRを作成しましたので推敲していただいてもよろしいでしょうか」
  • 「面接ではどのような質問が出てくるでしょうか」
  • 「面接時の逆質問で効果的なジャンルは何でしょうか」
  • 「私の身だしなみや言葉遣いで何か気になるところはありますか」
  • 「現在の私がこのまま選考に参加すると、採用担当者はどういった印象を持たれるでしょうか」

OB訪問で聞くのはNGな質問内容3つ

OB訪問では、聞いてしまうと大きく評価を落とすNGな質問もあります。その質問を3つのテーマに分けて紹介しますので、NGな質問内容を理解しましょう。

NG質問①:抽象的すぎる内容

OB訪問で控えたほうがいい質問の項目として、答えが明確ではなく、企業研究にも役立たない抽象的な質問が挙げられます。上記で紹介した質問は具体性があり、実際の就職試験でも活かせますが、以下のような内容では「何を聞きたいの?」とOB訪問に参加した社員が疑問に感じてしまうかもしれません。

  • 「仕事ってどうしてしなければならないんでしょうか」
  • 「この企業はやっぱり就活生に人気ですよね?」
  • 「どうしてそんなに忙しそうなのでしょうか」
  • 「働くと大変じゃありませんか」
  • 「仕事についてどう考えていますか」

NG質問②:HPや四季報などで調べればわかる内容

OB訪問で避けておきたい質問としては、調べてわかるような内容を取り上げることも挙げられます。とくにホームページなどに記載されているような基礎情報を質問すると、OB側から「企業研究をちゃんとやっているのか?」と思われかねません。

  • 「社会的責任を果たすための貢献活動は何をしていますか」
  • 「海外進出をしているのですか」
  • 「御社の主力商品はシェア何%ですか」
  • 「20××年の売上高はいかがでしたか」
  • 「御社はどういった事業をおこなっているのですか」

NG質問③:福利厚生に関する内容

OB訪問で避けたい質問として最後に紹介するのが、福利厚生に関する内容です。給料の昇給や残業関係などの質問は、OBから「ブラックだと決めつけてる?」と疑念を抱かれかねないので、この関連の疑問・質問は業界誌などで調べておきましょう。ただし、女性活躍や障害者雇用に関する質問であればとくに問題はありません。

  • 「給料はたくさんもらえますか」
  • 「残業時間を知りたいのですが、1ヶ月に何時間ですか」
  • 「ボーナスの金額はどうですか」
  • 「休みは自由に取れますか」
  • 「残業代は出ますか」

OB訪問では面接準備やES作成のヒントにつながる質問を用意しよう

OB訪問をする際は、内定を獲得するために必要になるであろう質問事項をしっかりとまとめておきましょう。具体的なビジョンをイメージしながら質問をしていくことが重要になります。ただし、抽象的な質問や調べたらわかる質問は、「企業研究が足りない」と評価を下げることにつながりかねません。就活の成功率をあげるためにも、本記事でピックアップした質問リストを参考にしてみましょう。

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