面接突破の確率をグンとあげる練習方法10選

印象を良くするために行う面接練習

面接を突破するためには、出された質問に回答するだけではいけません。なぜなら面接官に良い印象を与えて、「一緒に働きたい」と思わせる必要があるからです。 どの職種も自分の印象を良くするほど、面接を突破する確率も高くなっていきますが、営業職や社外・社内コミュニケーションを多くとらなければいけない職種はとくに合否を決める大きな要素になります。 では、何を意識すれば面接官に良い印象を与えることができるのでしょうか。

1．自分の身だしなみ・容姿チェック

印象を良くするためにまず意識したいのは、自分の身だしなみや容姿に注意を配ることです。ではなぜ自分の身だしなみや容姿をしっかりしなければならないのでしょうか。 自分が面接官になったつもりで考えてみてください。 あなたは、髪の毛がボサボサでヒゲも剃っていない、スーツもしわくちゃな人が部屋に入ってきたら、その人を採用したいと思うでしょうか。多くの人が「思わない」と言うと思います。自分の不注意が原因で自分の印象を悪くする必要はどこにもありません。下記に記載してある事項をチェックして、面接に臨みましょう。

1つでもクリアしていない項目がある場合は、必ず改善しましょう。

2．自分が話しているときの表情の練習

自分があまり知らない人と話をしている時の表情は、実は思っているよりも固いことがほとんどです。初対面かつ、緊張すればするほどこわばっているような表情になってしまう可能性も高いのです。 では、その表情のまま面接に挑んでしまったらどうでしょう。良い印象とは程遠いような顔で面接官と話していることになってしまいます。それを避けるためには、少し恥ずかしいかもしれませんが、鏡の前で自分の表情を確認してみましょう。 思っていたほど無表情だった人は要注意です。なぜなら、その時よりも緊張している面接中はもっと顔が強張っていると考えられるからです。笑顔を交えながら話すように心がけると「この学生は気持ちの良いコミュニケーションが取れる人かもしれない」などの明るい印象を面接官に与えることができるでしょう。

3．初対面の人と緊張せず話す練習

人見知りの人はプライベートでも初対面の人と話すことに緊張を覚える人がほとんどですよ。そのため、面接では余計プレッシャーを感じてしまうと思います。では、どのように面接を乗り切れば良いのでしょうか。 荒療治と言われてしまうかもしれませんが、面接前に多くの初対面の人と話す機会を意識的に持ちましょう。慣れたら勝ちです。 友達に誘われたパーティーや飲み会、若しくは合コンなども練習の一つだと思って参加してみるのもアリです。自分が初対面の人と話さなければならない環境に積極的におきましょう。最初は、「行くの嫌だな」と感じると思いますが、勉強だと思って行ってみると意外に楽しめるものです。もしかすると、就活中に素敵な異性に出会えるかもしれません。

質問にスムーズに答えるための練習

自分の表情や身だしなみの部分を確認、整える練習ができたら、次は面接官にされた質問にスムーズに答えるための練習をしなければなりません。どれだけ自分のアピアランスが良くても、質問に上手く答えられなければ合格を勝ち取ることができないからです。 質問にスムーズに答えるためにはどのような練習が必要なのでしょうか。 下記で詳しくみてみましょう。当たり前だと思うような説明も出てくるかもしれませんが、そのような練習が一番大事だったりします。

1．面接でよく聞かれる質問練習

書店に行って就活本を見たり、先輩の話を聞いたりすると、面接で良く聞かれる質問が分かります。就職活動を続けていく中で必ず聞かれる質問には、なるべく答えを用意しておきそれを 企業ごとにアレンジする必要があります。

この質問に答えるためには、自己分析を入念に行っておく必要もあります。自己分析について詳しく知りたい人はこちらの記事を確認してみてください。

2．セミナー参加で面接必勝法を学ぶ

現在では、就活塾や企業が就活生向けにセミナーを開催してくれることが多くなりました。そこでは、面接突破のコツや適切な回答方法のアドバイスをもらえるので、多くの先輩が就活中に1回以上は利用していると思います。 就活セミナーの種類はさまざまです。面接の突破方法を学べる内容もあれば、適切な身だしなみを教えてくれるもの、現役人事が開催してくれるものもあります。自分に合ったセミナーを探して、まずは参加してみましょう。 就活セミナーに高いお金を払う必要はありません。なぜなら、質の高いセミナーは無料でも開催されているからです。自分の面接での態度、回答がプロから見てどうなのかを教えてもらえるのはとても貴重なのです。

3．キャリアセンターを利用し制度を高める

キャリアセンターとは、大学に設置されている総合的なキャリア支援プログラムを提供しているところです。就活生は、企業情報やOB・OG訪問の情報などを手に入れるためにキャリアセンターを活用します。 また、キャリアセンターにはキャリアアドバイザーがおり、親身になって相談にのってもらえます。多くの学生が利用する理由としては、面接練習や志望動機、自己PRなどの精度を高めるためです。無料なのも学生にとってはとても有益でしょう。ただし、大学によって提供しているサービス内容は違うので、確認する必要があります。

面接突破のための実践練習

面接突破に絶対に必要なのは、「実践練習」です。実践してみないと、面接のどこが得意でどの箇所をもっとブラッシュアップしなければいけないか分からないからです。 多くの学生には、「この質問答えるの難しいな、苦手だな」と思うようなこともあると思います。そんな苦手意識や不安を最小限にするためには、やはり実践経験を積んで自身をつけていくほかないのです。 ではどのように、実践練習を積んでいけばよいのでしょうか。順番に見ていきましょう。

1．キャリアアドバイザーと個別面接練習

就活エージェントなどを利用すると、キャリアアドバイザーと面談する機会を無料で儲けてもらえます。その面談の中で見つかった課題点を克服するためには、キャリアアドバイザーの人に協力してもらい、個別面接の練習をしてもらいましょう。 凄腕のキャリアアドバイザーは、たった１時間であなたの性格や能力、志向性などを見抜きます。その中での面接アドバイスですから、何倍もの説得力があるはずです。個別面接の練習を先輩でもなく、同級生でもない人とおこなうのは、新たな自分を発見し、かつ課題点の改善にもとても役に立つものです。

2．企業主催の模擬面接に参加

企業が学生のために模擬面接をおこなってくれているのをご存知でしょうか。 あまり知られていないのですが、現役人事マネージャーや人事部の人たちが、本番さながらの模擬面接をおこなってくれます。そのような企業が思っているよりも多いことは、ほとんどの学生が知りません。 模擬面接は3対1の集団面接であったり、個別面接をおこなってくれるところもあるようです。学生側からは、模擬面接が現役の方々から受けられるので重宝されていますが、企業側にもメリットはあります。 模擬面接のような場を設けると、今まで出会えていなかった優秀な学生に出会うことも可能だからです。ということは、その場から会社の採用フローに案内され、内定が出る確率も低くはないといえます。

3．志望企業の先輩と面接練習

すでに自分の志望企業が決まっていたら、そこに勤めている先輩と面接練習をすると良いでしょう。OB・OG訪問をして、迷惑にならない程度におこなう必要があります。先輩方は、面接を通過してその企業に内定を手に入れた方々です。その企業の面接対策になるだけではなく、多くのアドバイスももらえるでしょう。 また、志望企業に対して自分が抱いている像と現実は違うのか否かというのが先輩方の会話から見えてきます。

4．本番の面接を受けてみる

面接練習の最後の仕上げとして、本番の面接を受けてみましょう。本番さながらの緊張感は、そこでしか感じ取れないものです。第一志望の面接が、就職活動の初めての面接！なんてことにならないようにしましょう。 最初は面接練習で受けた企業だったのに、魅力を感じてそのまま就職してしまう学生も多くいるのです。「どうせ練習だから」という気持ちで受けるのは、失礼に値します。練習かもしれませんが、しっかりと誠心誠意をもって真剣に面接に臨みましょう。

まとめ

就職活動が本格化する前の面接練習はとても大切だと気付いていただけたかと思います。自分の面接スキルをしっかりと把握し、改善点を見つけブラッシュアップする。そのプロセスをしっかり行うと内定にも近づいていきます。 「面接練習を制したものが、就職活動を制す。」といえるでしょう。