2019年05月28日(火) 更新

働くとは何か|目的を定める理由と面接での答え方【例文付き】

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この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

働くとは何か定まっていない就活生は多い

就職活動に力を入れている学生は、企業および業界の研究、説明会やインターンへの参加、情報収集など、日々やらなくてはいけないことに追われています。就職するために必死になるあまり、働く意味について考える機会は少ないのではないでしょうか。

大半の就活生は、働く意味について意見を求められたら、悩んでしまうと回答しています。「働く」という抽象的な概念に対して、どう考えたらよいか分からない学生が多いようです。

そこで、今回は就活のベースとなる「なぜ自分は働くのか」という、働く意味について考えていきましょう。ただ何となく、卒業したら就職しなければならないから就活をしているという学生も、自分なりの働く理由を見いだせれば、今後の就活に対するモチベーションも上がるはずです。

面接で「あなたにとって働くとは」と聞かれることがある

面接では「あなたにとって働くとはどういうことか」と聞かれることが多く、これに対してどのように答えればいいのか悩んでしまう人も多くいます。

働くと一口にいっても人によって考え方は違いますし、正解があるような質問ではありません。決まった正解がありませんので自由に回答することができますが、答える内容次第で印象は良くも悪くも違ってきますので注意が必要です。

働くとは何かは就職する上でも根本的な部分ですし、就活においては重要なポイントの一つです。回答次第で評価が大きく変わってしまうことも少なくありませんので、慎重に答えなければなりません。事前に働くとは何かをしっかりと考え、答え方のポイントを知って上手に回答していきましょう。

面接官が「働くとは何か」について聞く理由

「あなたにとって働くとは」の質問に上手に回答するためには、そもそも面接官がなぜ「働くとは何か」について聞くのか、その理由を知っておくことが大切です。面接官がこの質問をする理由を知っておけば、何が見られているのかを知ることができますし、評価のポイントを踏まえた上で回答することができます。

面接での質問には一つひとつ意味があり、理由もなく聞かれる質問はありません。面接官が「働くとは何か」と聞く理由を知って、何が見られているのかを知っておきましょう。

就活生の価値観を知りたい

面接官が「働くとは何か」について聞く理由は、就活生の価値観を知りたいと考えているからです。学生である就活生が、仕事についてどのように考えているのか、その価値観が知りたいため聞いています。学生のうちは勉強が仕事ですし、働くことが求められるのは社会人になってからです。

学生が考える働くと社会人が考える働くは違いますし、その違いからどのような価値観を持っているのかを見ています。働くことに対しての価値観を知ることで、学生の個性を知ろうという意図があり、自分の言葉で自分らしい回答をすることが大切です。

型通りの回答をしても高く評価されることはなく、面接官の印象にも残りづらいので、必ず自分の言葉で伝えるようにしましょう。

正解はないため考えているかどうかが重要

「働くとは何か」の質問には正解はありませんので、どのような回答をしても問題はありません。面接官は何も正解を求めているわけではありませんので、働くとは何かについて、考えているという事実が大事です。

何も考えていなけばそれだけでマイナスの評価になってしまいますので、問われれば必ず自分なりの意見を伝えることが大切です。

また働くことについて考えていることが大切ですので、お金をもらうためなどの表面的な理由を伝えるのはよくありません。お金のため、生活のために働くことは大切なことですが、就活ではこれらの回答では印象が悪くなってしまう可能性が高いです。

表面的な理由でその場しのぎの回答をするのではなく、働くことにしっかり向き合い、その上で出た答えを伝えましょう。

就活の軸を定めておこう

就活を始める際には「就活の軸」を定めることが大切です。就活は内定を得ることが目的ですが、内定を得て入社した後も自分の選択に自信を持つことで、本当に就活が成功したといえるでしょう。しかし、就活の軸を定めることは難しいです。

そこで活用したいのが「就活の軸作成マニュアル」です。このマニュアルでは、就活の軸の作り方が詳しく紹介しています。無料でダウンロードできるため、就活に迷いがある学生はぜひ無料でダウンロードしてみましょう。就活の軸を定めてみると、働くとは何かについて自分なりの答えが見えてくるはずです。

働くとは何か定める目的

働くことの意味を定めることには、3つの目的があります。ひとつは、就活へのモチベーションを上げることです。次に、就活に対して現実的に見て取り組むためです。そして最後に、働く目的を明確にしていれば、企業に就職した際にぶつかる壁にも乗り越えることができるためです。

働く意味を定めることは、今後の就活において、自身の精神を支える重要なこととなります。

次の項目ではそれぞれの内容について具体的に記載していきますので、働く意味を考える前に目を通してみてください。

就活へのモチベーションが上がる

希望の企業に就職するために奮闘していると、就活のベースとなる「働く意味」を見失うことがあります。ですが、自分なりの価値観に合った「働く意味」に対する考えをしっかりと定めることで、就活に対するやる気も上がります。

反対に、いつまでも働く意味に対する答えが出ないまま就活をしていては、就活の途中で息切れをしてしまう可能性が高いです。就活のゴールは、希望の企業に就職することではありません。

就職した後に、「自分は何のために働くのか」「どのように働きたいのか」という軸を持っていなければ、どんな企業に入社しても活き活きと働くことは難しいです。就活へのモチベーションを上げるためにも、しっかり自分自身と向き合い、働く意味について考えていきましょう。

就活を現実的にみて実行できる

就活での企業選びの際に、「その企業でやりたいことがある」「自分の好きなことが活かせる」といった視点から企業を選択する学生もいます。自分の好きな気持ちや趣味などに通ずる企業を探すのは有効ですが、実際に企業で業務をこなす上で「仕事が好き」という理由だけで仕事を続けるのは難しいこともあります。

自分の好きなことができる企業に入社できたとしても、給与が安い、福利厚生の制度が整っていない企業であれば、自分の生活に支障をきたす恐れがあります。

自分の「好き」や「趣味の延長」だけを目的として働くのではなく、自身や家族を支えるための生活費も重視すべきポイントのひとつです。ただ単に「好きだから働く」といった概念だけでなく、自分や家族の生活のために働くといった現実的な視野も必要です。

目的が明確だと就職後の困難も乗り越えられる

就職すると、様々な困難や壁にぶつかることがあります。いざ仕事を始めてみたら、希望していた職種を任せられなかったとか、仕事の拘束時間が長い、取引先の人間とうまく付き合えない、などといったように、自分の理想と現実のギャップに苦しむこともあるでしょう。

そのような時に、自分自身の中で働くことの目的をしっかりと持っていれば、あらゆる困難に直面してもそれを乗り越えられます。明確な働く目的があるからこそ、辛い出来事にもくじけずに立ち向かうことができるのです。

めでたく希望の企業に入社できたとしても、働くことの目的が不明確のままでは、就職後の業務に対するモチベーションが低下しやすくなります。この機会に、働くとは何かを突き詰めて考え、自分なりの答えを整理しておきましょう。

「働くとは」の考え方4つ

①人の役に立つ

働くとは、誰かの役に立つことだと考えることができます。「困っている人の役に立ちたい」や「多くの人に笑顔になってほしい」など、周囲の人のために働きたいと考える人も多いのではないでしょうか。

自分の仕事が誰かの役に立ってこそ、働くという意味が成り立つと感じるのもひとつの考え方です。

②自分自身の成長

仕事をすると、これまで経験のない問題や悩みが発生することがあります。そのようなときに、問題に対する解決策を自分で考え乗り越えることで、成長できるのです。

業務に関することや人間関係など、悩みの種類はさまざまでしょう。働くことを自分自身の成長の場として捉えられると、どんな試練も前向きに受け止められるかもしれません。

③人生を豊かにする

働くことにより収入が得られるため、生活費や家賃、趣味にお金を使うことができます。
家族ができると教育費やマイホームの購入費が必要になるため、より働くことに対する責任感が大きくなるでしょう。

家族と幸せに過ごすことは、人生において充足感を得られるものになります。豊かな人生を築くというのは、働くことにより成り立つといえるでしょう。

④やりたいことを実現する

子どもの頃からの夢や、学生時代の出会いによってやりたいことができた人もいるでしょう。やりたいことを実現するために、自分が望む場所で働くと考えることもできます。

1人では実現するのが難しくても、企業で働くからこそ夢に近づけることもあるでしょう。具体的に何がやりたいのかを考え、そのためには何をすればいいのかを考える必要があります。

「働くとは何ですか?」の質問に対する答え方で悩む人は多い

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/18
■投票数:1,678

就活生を対象に1,678名から集計したアンケートによると、「働く意味について面接で聞かれたらどう答えればいいかわからない」という質問に対して、74.4%の人がYes、25.6%の人がNoと答えました。(キャリアパーク調べ)

「働く意味」について、自分なりの考えがまとまっていない就活生は多いようです。しかし面接では、自分にとっての働く意味をまとめて臨まなければなりません。働く意味を聞かれて困らないためにも、事前に答え方や例文をおさえておきましょう。

「働くとは何か」という質問に対する答え方のポイント2つ

①自分の言葉で伝える

1つ目は、自分の言葉で伝えることです。働いたことがない就活生の場合、「働くとは」に対する回答のイメージが付かず、参考書やネットで調べた通りの言葉になりがちです。

しかし、自分の言葉で話さない限り、採用担当者はマニュアルや参考書通りというのが分かります。

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キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

思い出しながら話しているのはばれやすい

「えーと」と思い出しながら話しているような仕草というのは、言われた側は気付きやすいものです。また、なぜそういう風にしたの?考えたの?という深堀りする質問をするときに、急に答えられなくなる、というケースも分かりやすいですね。私の場合は、緊張・志望度が高いが故に固くなっている可能性もある、と思うときには「台本で話しているの?」と直接確認していました。そのリアクションで確認するという、意地の悪い人事もいますよ。

②他の質問と一貫性を持たせる

2つ目のポイントは、他の設問と一貫性を持たせることです。「働くとは何か」という質問に対して「社会貢献」と答えたのであれば、志望動機や自己PRも関連させるものにしましょう。

反対に、志望動機や自己PRから「働くとは何か」を探すこともできるのです。それぞれの設問に対して考えがブレない回答を心掛けましょう。

「働くとは何か」を面接で聞かれたときの回答例

①人の役に立つため

まずは、「人の役に立つため」という内容の回答例をご紹介します。

人の役に立つため

「働く」とは、誰かのためになることだと考えています。私は、東北で震災があった際、復興支援のボランティアに現地へ向かいました。そこで、テレビでは伝わらない、災害の恐ろしさを肌で感じ、食料や生活に関して困っている人を多く目にしました。ボランティアでは、瓦礫の撤去や泥すくいをするたびに、「ありがとう」の言葉をもらい、誰かの役に立っていることを嬉しく思いました。「誰かのためになる」それが私の働くとは何かについての答えです。

②自分自身の成長のため

次に、自分自身の成長のためという内容の回答例をご紹介します。

自分自身の成長のため

私にとって働くとは、自己成長のためにはなくてはならないものだと考えます。人間関係の構築や、時間の使い方、物事の考え方などは働きながら身に付けられるものです。御社の掲げるスピリットである「常に学ぶ姿勢であれ」を教訓に、私も日々学ぶ姿勢を忘れず、吸収したいと思っています。

③人生を豊かにするため

次に、人生を豊かにするためという内容の回答例をご紹介します。

人生を豊かにするため

働くとは、人生を豊かにするものです。充実した人生を送るためには、人との関わりが欠かせません。働くことにより、誰かに必要とされ、新たな人間関係を構築することができます。人と人との繋がりは、長い人生において大切な財産になると考えているため、働くことでしか得られない出会いを大切にしたいです。

④やりたいことを実現するため

最後に、やりたいことを実現するためという内容の回答例をご紹介します。

やりたいことを実現するため

私にとって働く意味とは、自分の夢を実現することです。経済的な点ももちろんありますが、以前から機械が好きで、自分で設計するのが夢だったため、働くようになったら機械設計をして自分のモデルを開発したいと思っていました。その夢を実現することが私にとっての働く意味です。

「働くとは何か」明確にすることが就活への取り組みだけでなく入社後にも影響する

就活は、企業に就職するまでの長い試練のようでもあります。企業の説明会に参加したら、自分の思い描いていた仕事内容とはかけ離れていて、振り出しに戻ってまた別の企業を探さなければいけないこともあります。

採用試験や書類選考のハードルが高く、面接をする前に落とされてしまうケースも珍しくありません。このように、就活をしていると、辛いことや苦しいことはたくさん起こります。

ですが、自身の働く目的が見いだせれば、就活に対するモチベーションも自然と高まることでしょう。就活だけでなく、入社後の仕事に対する取り組み方にも大きく影響します。一体何のために働くのか、その答えは人それぞれ違います。自問自答を繰り返し、自分なりの働くことの目的を明確にして、就活に取り組みましょう。

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