2017年06月27日(火) 更新

【就活生必見】ES(エントリーシート)が通らない原因と対処法4つ|上達させるためのコツ3つもご紹介

多くの就活生はエントリーシートに何を書けば良いか悩んでいる

就活生の声

キャリアパーク会員の就活生を対象に「エントリーシートを作成する際の悩みや不安があれば教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 自分の強みが多くてどれが1番かわからない
  • わかりやすくかけているか
  • 字数が足りない
  • どこまで具体的なエピソードを書けばいいのかわからない
  • 長々と書くのが嫌。また、研究内容について書くのが億劫

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「エントリーシートを作成する際の悩みや不安があれば教えてください!」

このアンケート結果を見てみると、多くの就活生が、エントリーシート作成の際、何をどのように書けば良いか悩んでいる人が多いことがわかります。
エントリーシートの選考がなかなか通らない人の原因には、一体どのような理由があるのでしょうか?気になるその原因について、3つご紹介していきたいと思います。

インターンや選考で提出するES(エントリーシート)

インターンや選考において提出が必要となる書類の1つに、ES(エントリーシート)が挙げられます。ESは、学歴や趣味などの情報を記載する履歴書とは違い、自身をアピールするための書類です。ESの中身は志望先によって異なり、「企業が聞きたいこと」を軸としたケースが多いでしょう。では、ESではどのような部分がチェックされているのでしょうか。

ESでは学生の長所や意欲がチェックされる

特にESで聞かれやすい内容として、長所や自己PRが挙げられます。自分をアピールする絶好のチャンスとなる質問なので、落ち着いて答えてください。また、他にも「他人に負けないこと」「自分を表す言葉とその理由」など、アピールに繋げられる質問項目は多いでしょう。こういった質問によって、学生の良いところや意欲などを企業はチェックしているのです。しかし、稀にアピールしたはずであるESが、通らない学生がいます。以下では、その原因を見ていきましょう。

ESが選考に通らない原因①:見た目が悪い

ESが通らない原因として、1つ目に見た目の悪さが挙げられます。「字が汚い」「誤字脱字が多い」「修正液で訂正した跡がある」など、採用担当者がESを目にした瞬間の印象が悪いと、読む気がなくなってしまうでしょう。その結果、「選考に通らない」となる可能性は高くなります。また、小さすぎる字も、通らないESによく見られる特徴です。採用担当者は、何百~何千というESに目を通します。そのため、見た目には十分注意が必要といえるでしょう。

定規で線を引いて下書きをするとバランスが整えられる

選考に通らないESの特徴である「悪い見た目」を克服するには、下書きをすることがおすすめです。 罫線のない欄に書くときや、学歴欄の行頭を揃えるときには、鉛筆と定規で線を引いておきましょう。線があれば、書いているうちに文が斜めになったり、行頭の位置がでこぼこになるのを防げるので、綺麗なESが仕上げられます。

企業へESを提出する前には一度全体を確認しておく

また、書き終わった後も油断せずに、確認しておくことが大切です。1つの枠ごとにチェックすると問題なくても、全体で確認すると意外とバランスが悪いなんてことは珍しくありません。文字の大きさが枠によって全く異なったり、気付かないうちにESの端っこが折れ曲がっていたりなどもあり得ます。全体的にチェックすると気付ける、見た目の悪さもあるのです。ですので、提出する前には、しっかりと一度確認しておきましょう。

ESが選考に通らない原因②:空きスペースが多い

選考に通らないESの原因として、2つ目には空きスペースが多いことが挙げられます。もちろん、自分が言いたいことを端的にまとめるのは大切です。そのため、だらだらと長いだけで、何が言いたいのかわからない文章を書くよりは高評価でしょう。しかし、採用担当者の多くは、就活生の意欲をESで見極めようとしています。意欲が高ければ、自分をアピールするための言葉を多く書き込むはずですよね。そういった理由から、空きスペースが無いように埋めてある方が意欲が高いと見られるのです。

文章量を調節する練習では新聞を読む方法が効果的

ESの空きスペースが多い場合は、日頃から言いたいことをまとめて文章量を調整できるように、練習しておく必要があります。その方法として、新聞を読むことなどが挙げられるでしょう。事件の概要などを要約し、掲載している新聞を読むことで、語彙力を鍛えつつ文章の書き方が学べます。また、気になった記事を読み内容をさらに要約することで、文章を綺麗にまとめる練習ができるでしょう。

企業研究をしっかり行えば内容を濃いものにできる

どうしてもまとめ過ぎて空白が多くなる場合は、企業研究を行うと良いです。企業研究を行えば文章を肉付けできるうえに、内容としても濃いものが作成できます。また、企業からも、「しっかりと調べてくれたんだな」と良い印象を抱いて貰えるでしょう。企業研究をしっかり行うことで文章量を調整しながら、好印象を与えてください。

ESが選考に通らない原因③:テンプレート感が強い

3つ目の選考に通らないESの原因は、テンプレートの流用です。このケースは意外と多いので、特に注意が必要といえるでしょう。自己PRなどをネットで検索すると、就活生に向けた書き方のテンプレートや例文が、多く見つかります。それらを参考にしているうちに、文章がテンプレートのような流れになってしまうことは、珍しくありません。では、なぜそのようなESは、悪い印象を抱かれるのでしょうか。

志望動機や自己PRが他の企業でも言える内容なのはNG

テンプレートのようなESの特徴は、汎用性が高いということです。どれも同じような文章になりやすいので、企業に良い印象は与えられないでしょう。また、そういった文章だと、使いまわし感が出てしまいます。志望動機や自己PRでアピールすべきポイントは、志望する企業や業種によって異なります。その点を踏まえて、テンプレート化しないようにESを作成しなければならないのです。

エントリーする企業を見直してみることが大切

上記でお話しした特徴の当てはまる方には、ESを色々な企業に提出しているケースが多いです。「下手な鉄砲も数うちゃ当たる」戦法も悪くはありませんが、もしESが通らない状況が続くようなら、一度エントリーする企業の数を見直してみましょう。複数の企業にテンプレートのようなESを送るよりは、質の高いものを1社に送ったほうが、採用への近道となるかもしれません。

ESが選考に通らない原因④:学歴が企業基準に達していない

最後に、ESが選考に通らない原因として、学歴があります。折角良いESを作成できても、企業が求める基準に達していなければ意味がありません。志望人数が少なければ多少は考慮してもらえるかもしれませんが、多い場合は通らない可能性が高いといえるでしょう。また、極端に低すぎる場合も、教えることが多くなるとみなされて、通らない確率は上がります。就職するからには、志望する企業が求めるレベルの学力をアピールできるよう、努力しておきましょう。

志望業界と学部が全く異なると通らない可能性もある

また、志望業界と学部が異なることも、ESが通らない原因となるかもしれません。例えば、医療業界などに就職するのに対して、工学部出身である場合などです。いくら工学部で良い成績を修めていても、医療業界に行くうえでその知識はあまり役立たないでしょう。そのため、あまりにも在籍していた学部から離れた業界を志望する際には、対策が必要となるのです。

自己PRや志望動機で企業に合っている部分をアピールする

志望業界と学部が離れている場合には、自己PRや志望動機でのアピールが大切となってきます。例えば、自分の学部で良い成績を修めたなどのアピールは、関係のない志望業界にとって何のアピールにもなりません。そのため、そういった場合には志望する業界もしくは企業の下調べを行い、自分と合っている部分をアピールしてください。そうすることで、関係のない学部出身でも、企業から目を向けてもらえるでしょう。

選考に通らないESを上達させるためのコツ3つ

最後に、なかなか選考に通らない就活生に向けて、ESを上達させるためのコツをご紹介します。上記で通らない原因と改善法などを見てきましたが、それでもダメな場合には、以下のコツを意識してみてください。3つのコツを意識するだけでも、ESの質はあがるでしょう。

①:小まめに考えながら繰り返し添削する

1つ目が、添削を繰り返すことです。考えながらESの文章を作成した場合、完成後に読み返すと内容にズレがあるというケースがあります。また、一気に勢いで書き上げた場合も、内容が全く違う話になるケースは珍しくありません。そのため、ESを作成する際には、添削が必要不可欠といえるでしょう。何度も添削を繰り返して小まめに考えながら調整することで、質の高いESが作成できるのです。

②:最初に結論を提示するように心がける

2つ目に、最初に結論を出すようにするのもコツとなります。特にESの自己PRなどは長文なので、だらだらとした文章を書いてしまいがちです。そういった文章を回避する方法としては、最初に結論を出すと効果的でしょう。最初に結論を出すことによって話の内容が分かりやすくなり、採用担当者としても読みやすくなります。文章作りにおいて基本ともいえるコツなので、覚えておいてください。

③:数字を入れこんで文章に具体性を出す

最後にご紹介するコツは、数字をいれこんで具体性を出すことです。例えば、「私は大学時代、資格取得に一生懸命取り組みました」よりも、「私は大学での3年間、資格取得に一生懸命取り組みました」の方が、具体性が出て伝わりやすい文章となります。特に期間や大会の結果などは、具体的な方が相手も分かりやすいので、意識しておきましょう。

ESが通らない原因は見た目や学歴の見せ方!コツを参考にして内容を上達させよう

本ページでは、ESが通らない原因やアピールするためのコツなどをご紹介しました。ESは、選考において最初に提出を求められることの多い書類です。そのため、もしESが通らないまま改善をせずにいると、選考に進むこともなく就活期間が過ぎていくでしょう。就活生として、それは絶対に避けたいですよね。そのためにも、しっかりと原因と改善策、コツなどを知っておくことで、質の高いESを作成することが大切です。本ページを参考にESを作成し、選考へ勝ち進んでください。

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