2019年06月28日(金) 更新

自己PRで新卒が協調性を魅力的に伝える方法【例文3選付き】

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この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

協調性とは

「協調性」という言葉に、どのようなイメージを持ちますか。おおよその人が、協力的で、平和的に物事を進めるために必要な姿勢をイメージするでしょう。

協調性とは、意見がぶつかり合ったり、違う考えを持つ者が集まったりしたときに、互いに助け合ったり譲歩したりしながら目的を達成する素質です。協調し合うことで争いを避け、目標に向かって物事を遂行していく考え方は、社会でも重要視される性質といえます。

協調性は社会に出ても役立つため自己PR要素として効果的

協調性があると、プロジェクト進行や会議がスムーズに行われます。自己主張が激しい人や、自分の意見が通らないと不機嫌になり他者を攻撃する人には、誰かと協力してプロジェクトを達成することは難しいでしょう。

コミュニケーション能力が乏しいと見なされ、チームで仕事をするのが苦手な人だと思われかねません。

協調性が高い人は、チームでの行動が得意という面や、メンバーの意見をまとめることでリーダーの素質があるという側面を見せることができます。コミュニケーション能力が高く、うまく場をまとめられる能力をアピールできるので、自己PR要素として大変効果的です。さらに、協調性があることを魅力的に伝えることで、自己PRを説得力のある内容にすることができます。

協調性が自己PRに適している理由

それでは、協調性が自己PRに適している理由について説明します。協調性が自己PRに適している理由は、多くの企業が求める人物像が協調性がある人だからです。

先述したように、協調性があるということで、コミュニケーション能力が高いことを伝えることができます。そして、プロジェクトや会議などではメンバーとの関係性を乱すことなく、目標達成まで運ぶことができるでしょう。採用試験では、仕事を上手に進めていく能力がなければ、この人を採用したいと思わせることは難しいのです。

チームワークをアピールできる

企業で働く上で、自分1人の力だけですべての仕事が完結することは、ほとんどありません。ほとんどのケースで同じ企業で一緒に働いている人々と、協力し合うことになります。

仕事上で協力し合うことが当然の世界なので、協調性という能力は、いつでも必要不可欠になります。そのため、採用担当者から見た時に、自己PRに協調性を用いる就活生には、企業というチームの一員としての安心感を持つことが出来ます。

さらに、就活の時点で協調性に強みを持っている場合、今後も協調性を失われることは考えにくです。学生時代にも、チームの中で協調性を発揮することが出来ていれば、企業で働いていても、チームワークを発揮出来るという期待を持ちやすいです。協調性は、不変な能力としてどのような状況でも活かすことが期待出来る能力です。

仕事をスムーズに進められる人物と思われる

いくら能力が高い人材でも、協調性がないと、人間関係でのトラブルに巻き込まれる危険性があります。人間関係におけるトラブルは、解決までに時間も掛かり、最悪解決出来ないこともあります。協調性がない場合、人間関係のトラブルが日常的に付きまといます。

しかし、協調性を持ち合わせている人材であれば、人間関係を上手に築くことが出来ます。そのため、仕事もスムーズに進めることが期待出来る人物だと面接にて評価されます。また、人と上手くコミュニケーションを取りながら、仕事を行う人の周りでは、その人を助ける人が集まりやすくなります。困ったときには、正直に同僚に助けを求めることができるのも、協調性という能力の内の1つです。協調性がある人は、仕事のトラブルに対して、周りの人に助けを求めるという意味でも、仕事をスムーズに進めることが期待できます。

周囲と差別化して協調性を自己PRする方法

協調性を自己PRにすることで、企業が求める人物像に近しい人材であることがアピールできます。ですが、ただシンプルに協調性があるということを自己PRにしてしまうと、「無難な人だな」「秀でているものが見えない」という印象になってしまうかもしれません。

せっかくの自己PRですから、周囲と差別化して、より自分を魅力的にアピールしてください。周りの応募者よりも印象深く、心に残る人物になり、選考突破を狙いましょう。

流されやすい性格と区別する

協調性をアピールする時の失敗パターンの1つは、流されやすい性格にしか聞こえない自己PRになってしまうのです。自己PRがただの流れやすい性格になっていないか区別しましょう。

この2つを比較するために、主体的な協調性であるのか、受動的な協調性であるのかを確認しましょう。例えば、「人の意見に耳を傾けることが出来る」という協調性のアピールでは、受動的な印象が拭えません。

これでは、ただ人の意見を鵜呑みにしているように聞こえてしまいます。このような自己PRではなく、「常に相手の立場を考えて、意見に耳を傾ける」などといったようにアピールの表現を変えましょう。自分の行動を示した上で、協調性をアピールすることで、ただ漠然と相手の意見を聞くのではなく、自分なりの考えを持っていることも示すことができます。

協調性が伝わる具体的な事例を挙げる

周囲と差別化して協調性を自己PRする方法として、協調性が伝わる具体的な事例をピックアップすることをおすすめします。

例えば、部活の県大会の団体戦でチームワークを活かして優勝したエピソードや、大学のゼミの共同研究で新発見をして成果を得たエピソードなど、協調性を活かしたことで功績を残すことができた事例を取り上げるとよいでしょう。

このように、具体的な事例を添えることで、ストーリー性が生まれ、共感しやすい内容にすることができます。聞き手は興味を持って話を聞くことができますし、読み手も最後まで読みたいと思う可能性が高くなるでしょう。自己PRに具体的なエピソードを加えることで、より深く納得することができ、説得力のある自己PRにすることができます。

社会に出てどのように協調性を活かすか述べる

協調性が伝わる具体的な事例を挙げたら、次は社会に出てどのように協調性を活かしたいのかを述べましょう。ストーリーが展開された後は、そのエピソードを通じて得た協調性をどのように会社で役立てたいのかを示すことで、実際にあなたが就業している様子を想像させることができます。

書類選考であれば読み手である採用担当者、面接であれば聞き手の面接官にイメージさせることができます。

働いている姿を想像することで、あなたの印象を強く残すことができます。そして、就業する姿を連想させ、どのように貢献できるのかを伝えることができれば、モチベーションも入社意欲も高い人物であると判断されやすいです。

自己PRの締めに、社会に出てどのように協調性を活かすか述べることができれば、好印象なイメージを持たせることができます。

質問に答えるだけで自己PRを完成させよう

自己PRには盛り込むべき要素がたくさんありますが、文章を考えるのが苦手という就活生は多いのではないでしょうか。的確にポイントを押さえることも大切ですが、面接官に伝わる文章力が試されるのも自己PRの特徴です。

言いたいことはまとまったけれど、実際に文章にするのが苦手という就活生は、ぜひ自己PRジェネレーターを活用しましょう。自己PRジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで自然な流れの自己PRが完成します。無料でダウンロードできるので、文章の繋ぎ方や言葉遣いに自信がないという就活生にもおすすめです。

協調性をアピールしやすいエピソードとは?

就職活動の面接では、自分がいくら回答を用意していても、質問されなければ意味がありません。さらに、無理やり用意してきたことを話そうとすると、採用担当者との会話が成立しなくなってしまいます。

特に、協調性をアピールするために、無理やり会話を成立させようとする人間には、協調性を感じることが出来ないので、一層注意が必要です。協調性を上手くアピールするためにも、協調性をアピールしやすいエピソードをいくつか用意しておきましょう。

アルバイト

協調性をアピールしやすいエピソードとして期待できるのは、アルバイトでの経験です。今まで所属していたコミュニティは、家族や学校などの共通点を見つけやすい人たちばかりのはずです。

しかし、年齢や出身地など、あらゆる点が異なるアルバイトという共同体の中では、協調性の発揮の仕方が難しいです。そのため、アルバイト先で、いかに協調性を発揮していたのかは、面接でアピールできるエピソードになりやすいです。

もちろん、ただアルバイトをしていただけでは、協調性を自己PRに用いることは出来ません。アルバイト先で、どのような問題や課題があったのかを明確にし、その中で自分がどのような協調性を発揮したのかを話すことが出来て、始めて評価に繋がります。これは、いかなるエピソードにおいても、同様です。

サークル

サークル活動も、協調性をアピールするのに適したエピソードになります。特に、吹奏楽のような誰がエピソードを聞いても、イメージがしやすい活動だと一層評価をしやすくなります。

自分がサークルに所属していたことによって、そのサークルがいかに変化したのかを変化前と変化後を交えて、アピール出来るようにエピソードを用意しておきましょう。

サークル活動を踏まえた上で、自己PRを行う時に注意しなければいけないのは、採用担当者に活動内容を端的に伝える必要があるということです。

サークル活動は多種多様なものが存在しており、吹奏楽のようにすぐにイメージできるものから、採用担当者が全く知らないような活動もあります。協調性をアピールする時に、活動内容の理解が不可欠になることもあるので、採用担当者が、活動に関して何も分からなくても、エピソードが伝わるように意識しましょう。

ゼミ

ゼミでの活動について、協調性のエピソードとして話すこともおすすめできます。ゼミでの活動は、確実に何らかの成果を出すことを求められるはずです。

そのため、同じゼミに所属している仲間同士で、成果を達成するための協力関係が不可欠です。協力関係を築くためには、協調性を持った人物が、チームとしてまとめ上げなければいけないので、就職活動でのエピソードに用いやすいです。また、ゼミでの研究結果もはっきり分かりやすいことが多いことも、ゼミでの活動が面接でのエピソードに適しています。

さらに、学業に人一倍専念して来たという自信がある人は、学業でのアピールにも繋がります。自己PRとして、協調性をアピールしつつ、学業としてどういったことを学んできたのかも同時にアピールしましょう。

留学

留学を経験したことは、それだけで協調性のアピールになります。異国の地で、長期間滞在しているということは、現地の人との相互コミュニケーションが試されるので、自然と協調性も身に付いていると採用担当者は判断することができます。もちろん、留学をしていたということを伝えるだけでは、不十分なので、エピソードとして協調性を身に付けたことのアピールを忘れてはいけません。

さらに、留学経験もゼミでの学業をアピールと同様のことが出来ます。留学経験によって、協調性をアピールすることがそのまま留学経験のアピールに繋がります。留学経験は、まだまだ貴重な経験であるので、実際に長期間での留学を経験していることだけで、面接の話題に事欠きません。

面接でも協調性を自己PRできる

協調性は、自己PRをしてくださいという質問だけに対応しているわけではありません。面接でされる質問の中でも、柔軟に回答として用いることが出来る能力です。質問に応じて、適切な場面で、適切な話題を持ち出せるように訓練することも、面接を乗り切るために必要な能力です。

自己PRをしてくださいという質問以外にも、協調性をアピール出来る質問の例を用意しました。協調性があることをアピールすることは、面接でも大切なので、ぜひ参考にしてみてください。

質問①人間関係に苦労したことはありますか

企業によっては、面接の質問で協調性を確認している場合もあります。面接も気をぬかずに回答しましょう。

1つめは「人間関係に苦労したことはありますか」という質問です。人間関係にまったく苦労したことのない人はほとんどいないでしょう。そのため、多くの人が何かしらのエピソードを話すことができるといえます。回答する際、その原因や対処法をしっかり話すことで、企業側に協調性をアピールできるでしょう。

質問②アルバイト(ボランティア・サークル)ではどのようなことをしましたか

2つめは、 「アルバイト(ボランティア・サークル)ではどのようなことをしましたか」という質問です。

この質問は個人的なスキルを確認することもできますが、いずれも集団の中での活動についてたずねています。企業側はその活動での役割や、周囲の人たちとの関わりなどを聞くことで協調性を確認できるのです。この質問では自分一人のことだけを話して終わるのではなく、周囲の人との関わりもアピールして協調性を伝えましょう。

質問③中学や高校ではどんな部活動をしていましたか

3つめは、「中学や高校ではどんな部活動をしていましたか」という質問です。中学、高校時代に部活動に入っていた人は多いといえます。もしくは、学校の部活には入っていなかったが、外部のクラブ活動や趣味のサークルなどに所属していたケースもあるでしょう。

いずれにせよ、協調性というのは数年で身に付けることは難しいものだといえます。この質問では、志望者の少し過去にさかのぼって集団活動をしていたかを見ているのです。回答する際は、部活動での役割や周囲の人との関わりを具体的に述べることで協調性を伝えられます。

協調性を自己PRした例文

例文①

私は、いつでも笑顔を絶やさないという長所を持っています。この笑顔の大切さに気づいたのは、アルバイトから得た経験が大きいです。私は、大学2年生からカフェにてアルバイトを行っていました。接客業であるため、お客様と接する時は、気持ちのいいと思われる接客をしなければいけません。しかし、忙しい時に、お店で働く人たちが一様に険しい顔になってしまい、険悪な雰囲気になってしまいがちでした。そのため、それが伝わってしまい、お客さまがリラックス出来ないように感じました。このことに問題を感じ、もっとお客様にリラックスしてもらうために出来ることを考えました。そして、その解決策が、いつでも笑顔でいるということです。これをお店全体に共有し、どんな時でも笑顔を絶やさないような環境づくりを目指しました。その結果、どんな時でも明るいお店に変化させることが出来ました。さらに、その雰囲気の結果、訪れてくれるお客さまも増加し、売り上げに貢献することが出来ました。社会人になった後も、困難な場面は必ず訪れるはずです。しかし、どんな状況でも、笑顔を忘れない人間を目指しています。

例文②

私の長所は、チームの一員として、メンバー全員が自立的な目標を持って行動出来るように、促す働きかけが出来ることです。この長所を発揮出来るようになったのは、ボランティアサークルに所属している時です。このボランティアサークルでは、何となく流されて活動をしているメンバーが大半でした。そして、その現状を変えるために、1人1人が活動のアイデアを出すようなコンペを開催したり、リーダーの持ち回りのシステムを導入したりしました。そういった当事者意識を持ちやすくなるような場面を増やすことで、自然と活動の目標をはっきりさせるメンバーを増やすことが出来ました。
社会人になっても毎日の目標の積み重ねが、大きな目標の達成のために不可欠だと考えています。私は、自分1人で目標を達成するのではなく、周囲の人も一緒にそれぞれの目標を達成できるような環境作りを目指したいです。

例文③

私は、チームが前へ動き出すために、最初の一歩を踏み出すことを意識してきました。私が所属していた学部は、大学内でも新設の学部でした。そのため、ゼミでの活動なども、具体的に定まっている訳ではなく、自分たちで活動内容を決めていくことを求められていました。しかし、活動内容が決まっていないことで、却って何も出来ないままの時間が続いてしまいました。これに問題を感じた私は、とにかく何事も行動に移してみようと考え付きました。ゼミの活動中に、教授が話題にしたことを次のゼミまでに関連書籍を図書館で借りたり、インターネットで資料を検索したりしておき、全員の研究の興味が続くように工夫をしました。また、長期休みでは、研究内容に関連した土地へ、ゼミの仲間で、旅行に出かける提案を行い、率先して準備を行いました。そういった何気ない一歩が実り、1年前とは比べ物にならないほどの活気のあるゼミにすることが出来たのではないかと思います。
貴社に入社した後も、最初の一歩を踏み出せるよう人材になることを目指します。社会人として、常に新しいチャレンジの機会に飛び込みたいです。

自己PRで協調性を伝えるときは具体的事例と今後の活かし方を述べる

自己PRの作成で悩んでいる方は、このように例文と自分が作成した文章を比較して、文章の構成やストーリーの展開の違いを見つけてみましょう。

何度もブラッシュアップを重ねていくと、あなたらしい魅力あふれる自己PRができるはずです。特に、協調性を自己PRのテーマに選ぶ際は、他にも協調性を選ぶ人がいるということを念頭に置いてください。周囲の応募者よりも洗練された内容にすることで、選考は有利に進みます。そのためにも、自己PRには具体的事例と今後の活かし方を必ず添えて述べるようにしましょう。

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キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

具体的なエピソードでアピールしよう

具体的なエピソードで長所を伝えるということは、とても重要なことです。例えばあなたがセールスマンだとして、商品をおすすめする際に、「相手がその商品を買うべき理由」が見当たらなければ、買ってもらえないですよね。あなたの長所が、そう言える理由を明確に伝えましょう。

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