2020年07月03日(金) 更新

【面接対策】長所・短所の上手な答え方のコツや例文などをご紹介

企業が「長所と短所」で見ているポイントとは

応募者の性格や特徴

突然ですが、19卒のみなさんは面接対策は順調ですか?
就活をおこなう中で、よく質問されることに「自分の長所と短所は何ですか」があります。この質問から、企業側は何を見ようとしているのでしょうか。
企業側は、まず応募者の性格や特徴を見ようとしています。就活時に、企業と応募者が触れ合う時間は限られており、その中で相手の性格や特徴を知ることは企業側にとって難しいでしょう。そこで、事前に長所や短所を知っておくことで、「その人がどういった人なのか」という性格や特徴を予想しているのです。

どれだけ自身を客観視できているか

企業は、長所・短所からどれだけ自身を客観視できているかも見ています。長所・短所を見つけるには、自分を客観的に見つめ直す必要があります。また、自分を客観視できる人は、長所を伸ばし、短所を改善するための策を講じる努力もできるのです。その結果が、社会人としての成長につながるといえるでしょう。企業側は、指導をせずとも自分で気づいて成長していける人材を求めています

長所を企業でどう活かそうとしているのか

長所を企業でどう活かそうとしているのかというのも、企業が知りたいポイントです。周りより優れた長所があったところで、それを仕事で活かせなければ意味がありません。また、長所を仕事に活かすかどうかという部分には、応募者のやる気が表れるのです。

問題解決能力があるのか

短所は、誰にでもあるものです。企業側が知りたいのは、どういった短所、欠点があるのかではありません。その人が短所に対してどのような対処をしているのかを、企業側は知りたいと思っています。短所への対処の仕方から、何か問題に直面したときに解決していく能力があるのかを推測しているのです。問題解決能力は、仕事をするうえで必要な能力のひとつになります。それが備わっているかを、企業側は知りたがっているのです。

実際の採用担当者の声

以下に、実際の採用担当者の声をご紹介します。

採用担当者の声

面接において長所や短所を見る際に一番気をつけているのは、その人の客観性と論理的思考についてです。なるべく具体的なエピソードを話してもらうことで、当人だけが思っているのか、客観的に見ても妥当なのかを知れます。
また、「なぜ、それを長所・短所として考えているのか?」という点を深掘りした際に、論理的に説明できるかどうかも注視しています。長所・短所のいずれのエピソードであっても、結局はそれらをどのように活かして問題解決に至ったのかという点を、重要ポイントとして見ています。

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面接で長所と短所を質問されたときの答え方のコツ

具体的なエピソードを述べる

長所と短所の答え方のコツをご紹介します。効果的にアピールするコツとして挙げられるのは、具体的なエピソードを述べることです。具体的なエピソードであるほど個性が出て、企業側の印象に残りやすくなるでしょう。また、経験や成果について具体的に話すことで信ぴょう性を高められ、効果的なアピールとなります。「〇〇が長所です」と言われても、そこから得た経験や成果がなければ、「信ぴょう性が低い」と企業側に思われかねません。

短所は長所の裏返しを答える

短所を答えるときは、マイナスイメージをプラスのイメージを与えるような表現に言い換えます。しかし、それはなかなか難しいかもしれません。そういう場合は、長所の裏返しとなる短所を考えてみてください。たとえば「協調性がある」という長所を持っている人は、「主体性がない」という短所が考えられます。もともとが長所であるため、マイナス要素をプラスに言い換えやすいでしょう。

短所は対処法も織り交ぜる

短所を答える際は、対処法も織り交ぜるようにしましょう。「私の短所は○○です」だけ答えてしまうと、ただ悪いところをアピールしただけで終わってしまいます。それだと企業側に良い印象は残せません。「○○が短所なので××を心がける」という風に、どう対策するかまでを具体的に述べましょう。

自己分析ツールを活用して、自分の長所を正しく理解しよう

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長所と短所の例文

長所の例文①

自分の長所や短所をアピールするコツを見てきました。これをふまえたうえで、長所の例文を見ていきましょう。

長所の例文①問題解決能力

問題を分析して解決できるところが、私の長所です。私は、お茶の専門店でアルバイトをしているのですが、始めた当初、1日の売上が目標に届かない日々が続きました。そこで私は、主婦層の来店が多いことを踏まえて、その層の売上を伸ばすために普段の食事に合うお茶を紹介するPOPを作ったり、家事の疲れを癒せるリラックス効果のあるお茶をメインの売り場に移したりしました。その結果、主婦の口コミで評判が広がり売り上げが向上し、開始から1ヶ月ほどで売上目標の達成とその継続ができました。このように私は、問題を分析したうえで、解決のための行動を起こすことができます。

上記は、問題解決能力を長所とした例文です。アルバイト先の売り上げを伸ばすための取り組みやその結果を具体的に述べられており、説得力のあるアピールになっています。また、例文のように「問題を分析して解決できるところが、私の長所です」と最初に結論を述べると、わかりやすく印象に残るアピールとなるでしょう。

長所の例文②

長所の例文②好奇心旺盛

私の長所は、好奇心旺盛なところです。新聞や雑誌などで気になることがあると、すぐにインターネットで検索をします。また、より知識を深めたいと考えたときは、書籍を購入するようにしています。私は、お城をめぐるのが趣味なのですが、事前にお城の歴史やその町の情報まで調べて、現地に足を運ぶようにしています。好奇心旺盛な性格ですが、事前の下調べや準備などは絶対に欠かしません。こういった一面が、貴社の業務において役立つと考えております。

上記の例文は、好奇心旺盛を長所としています。気になることはすぐに検索したり、書籍を購入して知識を深めていることがわかるでしょう。また、趣味のお城めぐりでは下調べや準備を欠かさないことを述べ、「好奇心だけで後先考えずに行動してしまう」という好奇心旺盛の短所となりえる部分をしっかりフォローしています。

長所の例文③

長所の例文③積極性

私は、自分から進んで行動する積極性に自信があります。カナダに1年間留学をしていたのですが、最初の1ヶ月は英語が上手く話せずに、思い悩むことが多くありました。そこで、私は住んでいた市のボランティアに積極的に参加してたくさんの人と触れ合うようにしました。ボランティアには様々な年代の人が参加していて、互いに助け合いながら過ごすことが多くありました。その結果、次第に英語に慣れていき、自然な会話ができるようになったのです。私はこの積極性をもって、貴社に貢献できるよう精一杯働きたいと考えております。

この例文では、積極性を長所としています。積極性は仕事をするうえでも大切になってくるでしょう。この例文では留学中、英語が上手く話せず悩んでいたがボランティアに積極的に参加して多くの人と触れ合った結果、自然な会話ができるようになったことが述べられています。「この積極性をもって、貴社に貢献できるよう精一杯働きたい」という意欲もアピールできているでしょう。

短所の例文①

続いて、短所の例文を見ていきましょう。

短所の例文①行動が遅い

私の短所は、物事を始めるのが人よりも遅いところです。行動に移す前に計画を立てるようにしているので、取り掛かるのが遅くなってしまいます。現在は、この短所を改善するために、計画を立てる際には頭の中だけで考えるのではなく、紙やペンを使って目に見える形にし、時間短縮ができるように心がけています。機敏な仕事が求められる社会では、行動に至るまでの段取りのよさが大切です。効率よく計画をおこない、周囲と足並みを揃えて行動できるように努めます。

上記は、行動が遅いという短所の例文です。自分の短所を述べたうえで、「計画を立てる際には頭の中だけで考えるのではなく、紙やペンを使って目に見える形にし、時間短縮ができるように心がけています」と改善策もしっかりアピールできています。また、「効率よく計画をおこない、周囲と足並みを揃えて行動できるように努めます」と今後の目標も伝えられているのです。

短所の例文②

短所の例文②せっかち

私は、何かしようと思ったらすぐに行動してしまう、せっかちなところがあります。素早さが求められる場合はよい方向に働くのですが、慎重な判断が求められる場面では、短所となります。そこで最近は、行動する前に一度落ちついてきちんと考える癖をつけるように意識しています。社会人として責任のある仕事をするためにも、持ち前の行動力を活かしつつ、物事に対して丁寧に取り組む姿勢を大切する所存です。

この例文ではせっかちという短所について述べています。せっかちは言い換えると【行動が早い】という長所になるでしょう。例文では、「行動する前に一度落ち着いてきちんと考える癖をつける」という対処法を織り交ぜられています。また、「持ち前の行動力を活かしつつ、物事に対して丁寧に取り組む姿勢を大切にする所存です」という意欲もアピールできているでしょう。

短所の例文③

短所の例文③人見知り

私は人見知りなところがあり、初めて会った人と打ち解けるのに時間がかかります。そんな人見知りを克服するための努力として、最近は、相手に興味を持つように心がけています。初対面の人に対して、「どんな人なのか」「好きなものは何か」といった興味を持つことで、人見知りでもある程度の会話ができるようになってきました。このままコミュニケーション力を少しずつ向上させて、貴社の接客部門に貢献したいと考えております。

上記の例文では人見知りが短所として述べられています。人見知りというと【暗そう】【会話が苦手】のようなイメージを持つ人も少なくないでしょう。
この例文では「初めて会った人と打ち解けるのに時間がかかる」と述べたうえで、「相手に興味を持つように心がけている」と人見知りを克服するための努力がアピールできています。また、その努力である程度の会話ができるようになったことも述べられていて、努力した成果もしっかりアピールできているのです。

面接での上手な答え方を知り自分の長所と短所をアピールしよう

本ページでは、面接での長所・短所の答え方のコツや企業に見られているポイント、例文をご紹介しました。企業側は、応募者がアピールする長所と短所から、「性格・特徴」「自分を客観視できているか」という部分をチェックしています。長所・短所を述べる際は、エピソードを盛り込むことがポイントです。信ぴょう性が増し、効果的なアピールとなります。短所を答える際は、それに対しての対策まで述べるようにしましょう。例文を参考に、面接では長所と短所を上手にアピールしましょう。

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