2020年06月29日(月) 更新
【完全版】リクルーター面談必勝マニュアル|使える逆質問と知っておくべき服装・振る舞いのマナー
目次
リクルーター面談とは?
就活では、志望先の企業から選考を受け、その結果しだいで内定を獲得できるかどうかが決まります。履歴書、面接、グループワークなど、選考の種類は色々あります。行われる選考の種類のひとつとしてあげられるのが「リクルーター面談」です。ここでは、リクルーター面談とはどういったものなのか、行われる時期や流れ、知っておくべきマナーなどを見ていきましょう。
応募会社に所属する大学のOB・OGと面談をする
リクルーター面談とは、企業採用活動の一部であり、社員が優秀な学生を早期から囲い込む方法のひとつです。 リクルーターとは、企業の新人採用担当者を指します。このとき、リクルーターは自分が所属する大学のOB・OGであるケースが多いでしょう。リクルーター制度では、企業が就職活動者に対して連絡をとり、マンツーマンで社員を付けて入社してもらえるように定期的に面談やアドバイスをおこなうものです。企業にとっても就活生にとっても、勝負どころとなる重要な選考なのです。
「面接」ではないが選考の材料になる
リクルーター制度は、厳密にいうと採用試験ではありません。そのため、通常の面接よりもよりフランクな雰囲気で行われるケースが多いです。しかし、一次面接や二次面接が免除される場合もありますので、学生にとっては就職活動を有利に進めるチャンスとして十分に対策をしておく必要があります。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。
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リクルーター面談が始まる時期は?
就活生が内定をもらうための大きなチャンスとなり得るこの「リクルーター面談」は、一体いつから始まるのでしょうか? 一般的な就活スケジュールを確認しましょう。
一般的な就活スケジュール
リクルーター面談が始まる時期は、大きく分けて3つあります。もちろん企業によってそれぞれのタイミングで実施するところもあるでしょうから一概にはいえませんが、参考程度にリクルーター面談の時期を見ていきましょう。
①:採用情報が解禁された直後
リクルーター面談が始める時期として挙げられるタイミングのひとつが「採用情報が解禁された直後」です。2018年卒の就活生だと3月になります。資料請求や企業説明会などが始まり、場合によってはリクルーターから連絡が来る可能性があります。早いうちから動き始めている優秀な学生を獲得するためにも、企業やプレエントリーや企業説明会の時点からチェックを始めているのです。
②:エントリーシート提出後
リクルーター面談が始まる2つ目のタイミングとしてあげられるのが、エントリーシート提出後です。 エントリーシートの提出はだいたいですが4~5月の間に行われます。早い人になると3月に提出しているケースもあるでしょう。提出されたエントリーシートをもとに、企業は欲しい人材を選考し、リクルーター面談を実施するのです。このタイミングで行われるリクルーター面談も、優秀な就活生を獲得するための企業の取り組みです。
③:内々定が出された後
リクルーター面談が実施される3つ目のタイミングとして挙げられるのが、「内々定が出された後」です。 この時の目的としては、内々定を出した就活生に辞退されないため、もしくは入社の意思を確かめるためです。ただ、内定確実だというわけではありません。リクルーター面談で話した内容によっては、内定が出ない可能性も大いにありえます。油断して面談に挑まないようにしましょう。
リクルーター面談が始まる流れ
リクルーター面談が始まる時期について確認しました。では、実際にリクルーター面談が始まった時には、どのような流れで行われるのでしょうか。流れをしっかり把握しておけば、いざという時にあたふたせずに済みます。一般的に、リクルーター面談は以下のような流れで行われます。流れは企業によって違いがあるので注意して下さい。
採用の流れ
①OB・OGから連絡がくる
まず、志望先にエントリーをします。このエントリーの段階で志望先にいる大学のOB・OGから連絡が来ます。場合によっては書類を提出した後や、説明会が終わった後など企業によって違うでしょう。OB・OGから連絡が来た後は、会うための日程などを調整します。
②実際に会って話をする
日程調整が終わったら、実際にOG・OBと会ってお話をします。建前として、OB・OGは「これは選考ではありません」と言うでしょう。それで安心しきって、何も対策せずに挑んではいけません。あくまでも今後の選考材料のひとつとなります。そのため、リクルーター面談の前は企業研究などを怠らないようにしましょう。社会人と初めて面談する就活生には、ハードルが高いと感じるでしょう。そこでおすすめなのが「OB訪問マニュアル」です。こちらには、OB訪問の依頼メールの例文はもちろん、電話で依頼する場合の文言も掲載されています。無料でダウンロードできるため、OB訪問の準備を始めると同時にGETしておきましょう。
③面接が行われる
リクルーター面談が終わると、通常の選考のように面接を受けることになります。リクルーター面談の結果が良ければ一次、二次面接などが免除になるケースもあるでしょう。One Careerで紹介されているリクルーター面談の体験談一覧をみると、業界別により”生の声”を聞けるので、対策などの参考になります。基本的に、リクルーター面談で良い結果を残せれば入社意思を確認するための面接となります。万全の準備を整えてからリクルーター面談に臨んで下さい。 では、実際にリクルーター面談に臨む際にはどのような準備をすべきなのでしょうか.
リクルーター面談に向けてやるべき準備とは?
先程述べた通り、リクルーターが自分に就いたからといって安心してはいけません。しっかり準備をしていないと、逆に心証が悪くなってしまう可能性も大いにあります。ここでは、リクルーター面談に向けてどのような準備をすれば良いのかご紹介します。就活を有利に進めるためにも、必要な準備を把握しておきましょう。
準備①:応募する企業の情報収集
リクルーター面談に臨むのであれば、企業の情報収集を欠かしていけません。OB・OGから、企業の関する質問をされた時、何も答えられなかったら「この人は熱意がないな」「入社意志が低い」と思われてしまいます。そうなってしまっては、リクルーター面談がマイナス要素になります。そのような事態を避けるためにも、企業の情報収集をかかさず行いましょう。
準備②:自己分析
自己分析は、就活を成功させるための大きなポイントになります。自己分析をしている人とそうでない人では、リクルーター面談の質は大きく変わるでしょう。リクルーター面談は、場合によっては非常に早い時期に行われます。そのとき、エントリーシートの作成や企業研究で忙しく、自己分析を怠ってしまう就活生は少なくありません。自分に合った就職先を選ぶためには、自己分析は欠かせないでしょう。
準備③:リクルーターへの質問を考える
リクルーター面談は相手から質問されるだけではありません。自分からOB・OGに向けて質問する時間も設けられます。このとき、自分と企業のマッチングを考え、より密度の濃い質問ができれば「この人は入社意思が高いな」と思ってもらえるきっかけになるでしょう。
リクルーター面談で使える逆質問リスト
リクルーター面談では、自分が質問する機会もあります。その質問によっては、採用担当者を「おっ」と思わせることもできるでしょう。ここでは、リクルーター面談で使える逆質問リストをご紹介します。
使える逆質問リスト
- 1日の具体的な業務の流れを教えていただけないでしょうか?
- 職場の雰囲気を教えて下さい
- どのようなことを意識して仕事をしてらっしゃるのですか?
- 今の業務の最大の魅力は何でしょうか?
- 今の職場で改善してほしい部分はありますか?
- ◯◯さんは、「学生の頃にしておけばよかったと感じること」はありますか?
- 業務をする上で何か必要なスキルなどはありますか?
- 今まで仕事をしてきた中で、一番嬉しかった出来事を教えて下さい
- 今まで仕事をしてきた中で、一番辛かった出来事を教えて下さい
- 会社で活躍してらっしゃる方々の特徴を教えて下さい
どのような質問をすれば良いのかわからない方は合わせてこちらもチェックすると、より十分な対策になります。
リクルーター面談の際はどのような服装で臨むべき?
リクルーター面談の際は、どのような服装で臨むべきなのでしょうか。面接でないとはいえ、服装に関するマナーにも十分注意すべきです。一見カジュアルな場を装いつつも、選考の場ではあることには変わりはありません。相手もビジネスマナーとして服装をチェックしているはずです。服装に関するポイントを見ていきましょう。
指定された場合は指示に従う
リクルーター面談の打ち合わせをしている段階で、「服装はスーツでお願いします」などの指示があった場合は、その指示に従って下さい。そのような場合は安心してリクルーター面談に臨めますが、中には何も指示されないケースもあります。そのようなときはどうすればいいのでしょう。
指定がない場合はスーツが無難
リクルーターから、服装に関する指示が何もなかった場合はやはりスーツが無難でしょう。スーツで来たからといって、印象が悪くなる原因にはならないはずです。もちろん、スーツで行く際にはマナーには十分に注意して下さい。面接と同じように、黒や紺のスーツ、白のシャツなどで臨むようにしましょう。
リクルーター面談で私服で来るように指示されたらどうすればいい?
リクルーター面談では、私服で参加するケースも多いです。スーツではなく私服で参加する真意とは何なのでしょう。服装を私服と指定してくるのは、それなりの意味があると思っていて間違いはありません。それではリクルーター面談時の私服とはどのような服装がよいのでしょうか。
リクルーター面談の私服=オフィスカジュアル
リクルーター面談で私服で来るように指示された場合は、オフィスカジュアルで臨むといいでしょう。 男性であればリクルートスーツではなく、ジャケットにシャツを上手に着こなして下さい。 女性はもう少しカジュアルでも大丈夫です。アンサンブルやフレアスカートなども取り入れると印象が良いでしょう。ただしカジュアルすぎる格好はNGです。大学に着ていくような私服ではいけません。たとえ私服を指定されていても、あくまで面接の場であることを十分意識した服装選びを心がけましょう。
リクルーター面談に臨む際に注意すべきマナー
リクルーターはその会社の社員です。ということは、当然あなたと会った際の情報は会社・人事に共有される可能性が高いと思ってください。リクルーター面談は、人事に会うより少しフランクな印象もあるかもしれませんが、相手は社会人です。ですので、マナーも社会人相手だと思ように心がけてください。
マナー①:スーツ・シャツにシワはNG
リクルーター面談では、身だしなみに気を遣う必要があります。第一印象は、身だしなみで決まるといっても良いでしょう。どんなに熱心に自分の思いをアピールしても、髪に寝癖をつけたままだったり、シャツにシワがあったりしていたのでは、印象が悪くなります。就活においては、ちょっとした身だしなみの乱れが大きなマイナスになってしまうでしょう。そうならないためにも、まずスーツやシャツにシワがない状態で臨んで下さい。
マナー②:爪や靴にまで気を配る
選考に臨むのであれば、注意すべきはスーツやシャツのシワだけではありません。爪や靴など、細かな部分まで気を配りましょう。爪が伸びていたり靴が泥で汚れていたら、「細かなところまで気が回らない人なのかな」と思われてしまう可能性があります。また、男性はヒゲの剃り残しがないか、ネクタイが緩んでいないか、というポイントにも気を付けましょう。女性であれば厚化粧になっていないかよく確認し、ストッキングが伝線していないかどうかにも気を配って下さい。就活ではそういった細かなポイントも、内定に大きな影響を与えます。
マナー③:遅刻は厳禁
学生がよくしてしまうマナー違反として挙げられるのが遅刻です。たった1分と思うかもしれませんが、リクルーターには大きな不信感を与える原因になります。面接ではしないはずなのに、リクルーター面談のフランクな雰囲気に流されてちょっとした遅刻をする人は少なくありません。 双方時間を取り合っているわけですから遅刻は厳禁です。社会に出ると当然のマナーなので、常に時間を意識しましょう。
リクルーター面談が終わった後はお礼メールを送ると◎
無事リクルーター面談が終わった後は、お礼メールを送るとより印象が良くなります。リクルーター面談でできなかったアピールをするのではなく、「面談の時間を設けていただいた感謝」の意思を述べましょう。しかし、そのメールも、送るタイミングは書いている内容によってはマイナスになりかねません。そうならないためにも、リクルーター面談が終わった後に送るお礼メールのマナーなどを見ていきましょう。
面談が終わった当日に送る
お礼メールを送るときは、リクルーター面談が終わった当日に送るのが鉄則です。かといって、深夜など非常識な時間にメールを送らないように注意して下さい。 また、メールを送るときは「リクルーター面談のお礼」など分かりやすい件名をつけましょう。
印象が良くなるお礼メールの例文
コチラを参考に、印象が良くなるメールの例文をご紹介します。
件名:リクルーター面談のお礼
株式会社○○ リクルーター ◯◯ ○✕様
お世話になっております。 ○○大学○○学部のXX XXです。
本日はお忙しい中、お時間を割いて頂きありがとうございました。
◯◯様とお話をすることで疑問に思っていたことが解決し、
さらに貴社で働きたいという気持ちが強まりました。
特に、○○のお話は、非常に勉強になりました。
本日の◯◯様のお話を踏まえ、さらに企業研究を進めて参ります。
またご相談にお伺いする際は、何卒ご指導の程よろしくお願い致します。
本日は貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。
■以下署名■
リクルーター面談では好印象を持ってもらうために身だしなみやマナーに気を付けよう
リクルーター面談の流れや知っておくべきマナーについて見ていきました。リクルーター面談はフランクな場ですが、選考のひとつだと考えて下さい。気を抜いて臨んでしまうと、マイナスイメージを持たれて内定に大きく響きかねません。始まる時期や流れを理解して、しっかり準備をしてから臨みましょう。リクルーターにする質問の内容によっては、「おっ」と思われるきっかけになります。終わった後のお礼メールでは、スピードが命です。できるだけ当日に送るようにしましょう。 ここで紹介したマナーなどを参考に、リクルーター面談を乗り越えて下さい。
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