2021年10月15日(金) 更新

【自己PR】柔軟性の例文8つ|効果的にアピールするポイントも紹介

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

就活において自己PRは重要

就活では履歴書や面接で自己PRを求められることが多く、柔軟性を題材にアピールをしている人は多くいます。

仕事をする上で柔軟性は重要な能力ですし、上手にアピールすれば好印は良いです。就活では自己PRは志望動機と同様重要な役割を担っているため、企業へ自分の強みについて効果的にアピールすることが重要です。上手にアピールするためには、コツやポイントがありますので、それらをきちんと理解しておかなければなりません。

柔軟性は評価されやすい能力ですが、アピールの方法次第では印象に残らないものとなるので注意が必要です。自己PRの上手なやり方を知って、柔軟性をアピールして自身の魅力を企業に伝えていきましょう。

自己PRで柔軟性をアピールするメリット

就活における「柔軟性」とは、いったい何なのでしょうか。柔軟性とは【従来の考え方に固執せず相手の意見や立場を尊重できること】です。

仕事をする上でルールを守るのは当然ですが、それだけでは上手くいかない場面があります。そんなときに、ワンランク上のビジネスを進めるための柔軟性が必要になるのです。そのため、就活で問われる機会が多いといえます。

仕事では柔軟性・臨機応変さが求められる

ビジネスシーンにおいて、「柔軟性」は非常に大切なものです。会社は、時代の変化に合わせて柔軟に対応できる人を必要としています。

例えば10年前には通用した手法が、今も通じるとは限りません。柔軟性に長けた人は、次々と新しい方法を取り入れ、臨機応変に対応していきます。「柔軟性は、会社で働くうえで必要なスキルだといえるでしょう。

柔軟性がある人は順応性や適応力もある

企業では、柔軟性がある人は順応性や適応力もあると考えられていますので、それらについてアピールをすることも大切です。

柔軟性のある人は、環境や状況の変化に応じて対応することができ、新しい環境でもすぐさま適応して活躍できます。企業では部署の異動などで全く違う人間関係のもとで、全く違う仕事をしなければならないこともあります。

新しい環境に上手く対応できず、パフォーマンスを落としてしまう人は柔軟性があるとは言えません。柔軟性がある人は、新しい環境にもすぐに溶け込み、質を落とすことなく仕事を進めることができます。

部署の異動でさまざまな業務を経験することは成長するためには欠かせないことですし、より高く成長するためにも柔軟性は必須だと言えます。

間違った構成の自己PRでは、企業の選考を突破できない

自己PRはただ自分の強みを述べればいいのではなく、構成が重要になります。間違った構成では論理的な文章にならないため、自分の強みを理解してもらえず企業の選考を突破できません。

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柔軟性を効果的にアピールできない就活生は多い

キャリアパーク会員の就活生に「自己PRで「柔軟性」をどのようにアピールしますか?」と聞いてみました。

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「自己PRで「柔軟性」をどのようにアピールしますか?」というアンケートを実施しました。


  • 予期せぬことが起こったとしても柔軟に対応できる

  • アルバイトで工夫したことをアピールします

  • アルバイトにおけるエピソード

  • 自分の経験を話す

  • アクシデントがあっても柔軟に対応できます

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「自己PRで「柔軟性」をどのようにアピールしますか?」

アンケートの結果から、「柔軟性」という長所をアピールする際は、実際に自分が経験したエピソードを用いて伝える就活生がほとんどだといえます。しかし、「アルバイトにおけるエピソード」や「自分の経験を話す」といった回答からわかるように、その書き方や伝える際のポイントは掴めていないようです。そこで、本ページでは「柔軟性」を効果的にアピールできるポイントやその例文をご紹介します。

柔軟性を効果的にアピールするためのポイント4つ

①柔軟性=臨機応変な対応だと考える

「柔軟性」は、「臨機応変な対応力」とも言い換えられます。つまり、臨機応変さが身についている人は、柔軟な対応ができるといえるのです。

そのため、履歴書や面接では、臨機応変さを全面にアピールしましょう。そうすれば面接官は、「この人は柔軟性のある人だ」と理解してくれるはずです。

②「柔軟な対応」ができた過去の経験を織り交ぜる

「柔軟な対応」は、どんな業界・企業に就職するうえでも必要なスキルです。自己PRを考える際は、実際に「柔軟な対応」ができた過去の経験を盛り込みましょう。

過去の経験を盛り込むことで、そのエピソードに説得力が増し、よりよい自己PRになるのです。具体性のある自己PRにするためにも、自分にはどんな経験があるのか、考えておきましょう。

③柔軟性は短所にも捉えられるため注意する

「柔軟性をアピールするのは大事」と紹介しましたが、あまりにしつこくアピールすると、かえって評価が下がる場合があります。

柔軟に対応できるということは、悪くいうと【自分の考えがない人】【自分の意見を言えない人】と捉えられてしまうのです。自分の意見や考えを主張しつつも、他者の意見を否定せずに対応できることを、アピールしましょう。

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面接で質問に答えられないと柔軟性と矛盾することも

柔軟性があると口に出してアピールするのは簡単ですが、本当に柔軟性が備わっていなければ面接で失敗してしまう可能性があるので注意が必要です。

自己PRで柔軟性があるとアピールしておきながら、変化球のような質問や突っ込んだ内容を聞かれた際に対応できなければ、矛盾していると判断されることもあります。矛盾していると思われてしまえば、自己PRした内容は当然評価されませんし、場合によっては嘘をついていると判断されてしまい、マイナスの印象を与えてしまいます。

柔軟性は高く評価される能力ですが、それだけにアピールに失敗すれば痛手を負ってしまうことを忘れてはいけません。柔軟性に自信がない場合はアピールは控え、別の能力をアピールするようにしましょう。

柔軟性を盛り込んだ自己PRの例文8つ

例文①

「柔軟性」を盛り込んだ自己PRの例文8つをご紹介します。

例文①

私の強みは、柔軟性があることです。私は現在、大学の経営学のゼミでリーダーをしています。今までは先輩に従い協力する立場でしたが、リーダーになってからは引っ張っていく役割に変わりました。リーダーとしておこなったことは、みんなが受講しやすい環境作りです。その中で、全体をまとめるために双方の意見を考え、柔軟に対応することを学びました。

1つめの例文では、大学の経営学のゼミでリーダーをしていたことを題材に、柔軟性という長所をアピールしています。

リーダーを経験し、双方の意見を考えて柔軟に対応することを学び、みんながゼミを受講しやすい環境づくりのために取り組んだことがわかるでしょう。

例文②

例文②

物事を客観視し、状況に応じて臨機応変な判断ができるのが私の強みです。現在、継続中の自動車事故受付のアルバイトでも、状況に応じた臨機応変な判断をすることで、お客様に安心を与えられるように心がけています。例えば、現場で混乱しているお客様から連絡の場合は、「現場で大変でしょうから、落ち着いてからの連絡で大丈夫ですよ」と伝えて冷静になってもらっています。このように、客観的に物事を捉えて状況に応じる臨機応変な判断力を活かして、どんな局面にも柔軟に対応していける自信があります。

2つめの例文では、「物事を客観視し、状況に応じて臨機応変な判断ができるのが私の強みです」と最初に結論を述べています。

最初に結論を述べることで、企業側にどんな内容なのか伝わりやすくなるのです。柔軟性は臨機応変な対応ができるということにも言い換えられます。また、エピソードも具体的でよいでしょう。

例文③

例文③

私は、疑問に思ったことは解決するまで納得いかない人間です。しかし、解決しようと思えば思うほど、考え方が単調になってしまい、解決までに時間がかかってしまいます。実際に、大学の講義で疑問が出てきて、それを解決するのに3日かかりました。そのとき、先生から言われた言葉が「違う視点で見てみなさい」でした。それからは、さまざまな角度から柔軟に見るように努力し、疑問もすぐ解決できるようになりました。

3つめの例文では、「疑問に思ったことは解決するまで納得いかない人間です」と最初に述べています。そのように言われると「頑固」だと思われがちですが、先生から言われた言葉に柔軟に対応したことを述べて、柔軟性をアピールしていることがわかるでしょう。

例文④

例文④

私は今まで、居酒屋でのアルバイトでバイトリーダーとして、自分の役目を果たしてきました。バイトリーダーとして急なシフトの変更の対応や、さらに売り上げを伸ばすための改善案・提案などをおこないました。また、活気を与えるムードメーカーとして、アルバイト先に貢献してきました。こうした臨機応変に対応できる柔軟性が、自分の強みです。

4つめの例文では、居酒屋のアルバイトでの取り組みが述べられています。臨機応変に対応できる柔軟性のほかに、活気を与えるムードメーカーとしてアルバイト先に貢献していたこともわかるでしょう。

ムードメーカーは「明るい」「職場の雰囲気を良くする」のようなプラスのイメージを持つ人も多いといえるため、積極的にアピールするとよいです。

例文⑤

例文⑤

私の強みは柔軟性があることです。私は学生時代、ワープロ部に所属しました。タイピングは初心者であったため、人一倍練習しようと思い自主練習をおこなっていました。しかし、なかなか打てる文字数が伸びず、部のなかでもタイピング速度が1番遅かったので悩んでいました。そこで、タイピングのコツやおすすめの練習法などを先輩や同級生など、多くの人から習いました。その結果、実力がに身につき、ワープロ競技大会のメンバーに入ることができました。私は貴社でもこの柔軟性を活かしていきたいと考えています。

5つめの例文では、タイピングのコツやおすすめの練習法など、周りからアドバイスを聞いて新しい方法を取り入れられるということから柔軟性をアピールしています。

また、「人一倍練習しようと自主練習をおこなっていた」という部分から努力家という印象も与えられるでしょう。

例文⑥

例文⑥

私は柔軟に対応することができます。私は学生時代、コンビニでアルバイトをしていました。アルバイトでは、小さな子どものレジをする際は、その子と目線を合わせるためにかがんで商品を渡すことを心がけました。また、高齢者のお客様が来店した際は、買い物かごを持ったりゆっくりと大きな声で話したりなど、お客様にあわせて柔軟に対応しました。

6つめの例文では、学生時代のアルバイトの経験から柔軟性をアピールしています。アルバイトの経験を題材にする利点は、「仕事のときもこのように対応してくれる」と、その人の働く姿を企業側がイメージしやすいことでしょう。

例文⑦

例文⑦

私は臨機応変に対応できるのが強みです。私は学生時代、商業科に在籍していました。商業科は1年の中で10月~11月が、「検定ラッシュ」と呼ばれる忙しい時期でした。私は5週連続で検定試験があり、すべての検定合格を目標に勉強計画を立てました。毎日3時間の勉強をはじめて1週間経った頃、合格圏内の点数が取れるようになったものがでてきました。そこで、苦手な分野や合格圏内に入っていない検定を中心に勉強するなど、臨機応変に計画を変更しながら勉強に励みました。その結果、すべての検定に合格できました。

7つめの例文では、学生時代の検定取得について述べています。苦手な分野や合格圏内に入っていない検定など、自分の現状を把握して、臨機応変に計画を変更して勉強に励んだという「柔軟性」をアピールしているのがわかるでしょう。

例文⑧

例文⑧

私の強みは、慌てることなく冷静に対応できるところだと思っています。私は学生時代、課題研究の授業で、地元をPRするためのCM作成をおこない、完成したCMを校内で発表することになりました。リハーサルは何事もなかったのですが、本番でCMの音だけ出ないという不具合が発生しました。私は慌てることなく冷静に対応し、2分後にはCMの音が流れるようになりました。私は今後も、何事も冷静に対応したいと考えています。

8つめの例文では、課題研究の発表中に起こった不具合を慌てることなく冷静に対応した経験から柔軟性をアピールしています。

何らかのトラブルなどが起こった際、冷静に判断できることは仕事をするうえでも必要になるでしょう。

柔軟性はエピソードを交えて効果的な自己PRを作成しよう

本ページでは、「柔軟性」を効果的にアピールするポイントや例文をご紹介しました。就活における「柔軟性」は、臨機応変に対応できることを表しているのです。環境の変化などに対応する能力は、仕事において必要な部分だといえます。紹介したポイントや8つの例文を参考に、自己PRを作成しましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

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