2020年06月24日(水) 更新

面接できかれること|回答を考えておくべき質問50選を例付きで紹介

面接の質問事項は企業は違ってもある程度共通している

企業の面接で聞かれることは、本番にならないとわかりません。しかし、違う企業であっても、ある程度共通して聞かれる定番の質問があります。

100%聞かれるとは言い切れませんが、事前に定番の質問を知って対策しておくことで、十分に本番へ備えられるでしょう。ここでは、特に知っておくべき、面接で聞かれること50選をまとめました。

新卒が知っておきたい「面接で聞かれること50選」が存在する

面接で聞かれることは、本番にならないとわかりません。しかし、違う企業でもいくつか共通して聞かれる、定番の質問というものがあります。出るとは言い切れませんが、定番の質問を知って対策しておけば、十分に本番へ備えられるでしょう。新卒の方が、特に知っておくべき、面接で聞かれること50選をまとめました。

面接で聞かれること50選

・志望動機
・自己PR
・長所と短所
・学生時代に頑張ったこと
・学業以外で頑張ったこと
・最近関心のあるニュース
・最近読んだ本
・仕事に対する価値観
・並行して受けている他の企業
・挫折した経験
・所属していたサークル
・アルバイト経験
・趣味
・特技
・尊敬する人
・過去の最も難しかった資格
・希望する部署や業務
・将来的な目標
・キャリアプラン
・学生と社会人の違い
・サークルや部活で担っていた役割
・周りから見た自身の評価
・過去最も感動した出来事
・過去最も悔しかった出来事
・今まで続けてきていること
・好きな勉強の分野
・座右の銘、自分を表した言葉
・大切にしている好きな言葉
・仕事で感じられるやりがい
・成長するうえで希望する過程
・雇用する利点
・志望先の強み
・志望先の課題
・志望先の未来予想
・志望先を選んだきっかけ
・志望先で活かせるスキル
・志望先の社風に対する評価
・残業の可否
・休日出勤の可否
・転勤の可否
・結婚もしくは出産の予定
・所持しているスキル
・語学力のレベル
・大金があった場合の使い道
・業績を上げるための施策(提案)
・無人島に持っていくもの
・自分自身への評価
・ストレスを感じる原因
・希望する職種と異なっても良いか
・採用担当者への逆質問

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面接で聞かれることは選考の段階によって異なる

一次面接は人柄を知るための質問が多い

一次面接では、人柄を知るために「長所と短所」などを聞かれることが多いです。何故そんなことを聞くのか、と考える人もいるかもしれませんが、全てちゃんと意味があります。

長所と短所を聞く理由としては、「自分自身を客観視できているか」「仕事に活かせる長所はあるか」「短所が仕事に影響しないか」という意図が隠れています。自分自身を客観視して評価するのは難しく、長所と短所を聞かれた際に戸惑う人は多いです。

その他、人柄を重視する理由として、一次面接では人事の若手社員や現場のリーダーが面接をすることが多いです。仕事は入社後に身につけてもらうとして、研修や仕事を一緒にするうえで、その人の人柄を重視して選考結果を決める傾向にあります。

二次面接は入社後のキャリアに関する質問が多い

二次面接では、「今後はどのようなキャリアを考えていますか?」とあなたの「キャリアプラン」についての質問を聞かれることが多いです。質問する理由、その意図について考えてみましょう。

企業研究を綿密にしていなければ、具体性のあるキャリアプランを提示することは難しいです。企業研究の充実度から志望度を見ます。また、自社でのキャリアプランが明確の人は、早期離職しにくい傾向にあります。

キャリアが見ていない、今後どうなりたいか分からないという人は、入社後に別の目標ややりたいものが見つかり、退職に繋がる可能性もあるためです。

三次(最終)面接は志望度に関する質問が多い

三次(最終)面接では、企業への志望度を量るような内容を聞かれることが多いです。

志望度に関する質問としてよく取り上げられるのが、「志望動機」です。志望動機は一次二次でも聞かれやすい質問ですが、最終面接でも同様に聞かれるため、履歴書やエントリーシートに記載した志望動機を改めて把握し直してください。

志望動機は、企業に提出したエントリーシートに書いた志望動機の内容を膨らませて回答するのがポイントです。そのため、企業にエントリーシートを出す前に、コピーをしておくと良いでしょう。エントリーシートの内容に沿った志望動機を考えやすくなります。

新卒の就活生が面接で意識したいポイントは3つ

新卒の就活生が面接に挑む場合、いくつかの対策ポイントがあります。そのポイントを知っておくと、面接官に好印象を与えられるでしょう。

以下では、面接に挑む新卒の就活生が意識したい対策ポイントを3つご紹介しますので、参考にしてください。

面接対策①【最初に結論を述べる】

1つ目のポイントは、最初に結論を述べることです。そうすることで、特に伝えたいポイントを面接官側が理解でき、評価しやすくなります。あらかじめ結論を出すことで、回答が冗長気味になるのを防げるでしょう。

面接対策②【エピソードを交えて話す】

エピソードを交えながら話すのも面接対策のひとつです。例えば、長所を聞かれ「積極性があることです」と答えたとします。長所が「積極性がある」ことだというのは面接官に伝わるでしょう。

しかし、どんな場面で役立つ積極性なのか、その人が考えている積極性は本当に積極性に当たるのか、など細かい部分が全く伝わりません。

「〇〇という経験があり~」など具体的なエピソードを付け加えるだけで、面接官へ残す印象は大きく変わります。

面接対策③【話題の軸を意識して自己PRにつなげる】

最後のポイントは、話の軸を意識しながら自己PRへとつなげることです。面接は、履歴書やエントリーシートと違い、実際に会話の中でアピールをします。

軸がぶれてしまっては言いたいことがしっかりと伝わりません。面接では、とにかくアピールしたい内容の軸がぶれないように注意しましょう。落ち着いて自己PRに繋げられれば、効果的なアピールができます。

次に、面接で聞かれること50選の中からピックアップした、頻出質問6つの対処法を見てみましょう。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
My analyticsでサクッと自己分析をして、選考を突破しましょう。

面接で聞かれやすいことの回答例

志望動機はこの企業でないといけない理由を述べる

志望動機は、この企業でないといけない理由を述べる必要があります。なぜこの企業を選んだのかという動機は、面接官が最も重視する部分です。そのため、しっかりとした対策が必要です。高評価が得られる志望動機を考えるには、企業研究が欠かせません。

企業研究が足りていないと、面接官に「その志望動機なら他社でもいいよね」と返されてしまう可能性があります。そのため、企業の特徴や同業他社との違いなども、確実に把握しておきましょう。

例文

営業職の志望動機(例文)

私が営業職を志望した理由は、アルバイトで培った接客経験を最大限に活かせると考えたからです。私は現在まで3年半、スーパーの紳士服売場でアルバイトをしています。専門店と違い、お子様からご高齢の方までさまざまな年齢層のお客様が来店されます。接客ではさまざまなお客様から寄せられる要望に応えつつ、より潜在的なニーズがないか、会話から導き出して商品の提案をしてきました。その結果、リピーターを徐々に獲得し、現在では販売員別の売上実績トップ3以内に毎月ランクインしています。
紳士服売場のアルバイトの接客経験で得た、コミュニケーションスキルやニーズ分析を最大限活かすことで、御社の期待以上の営業成績がを出せるよう精一杯努力します。

学生時代に頑張ったことは採用担当者が理解しやすいように具体的に記載する

「学生時代に頑張ったこと」という質問は、新卒採用の面接でよく聞かれます。志望動機と同じく「定番」であると共に、新卒の就活生を悩ます質問でもあるといえるでしょう

。理由として、胸を張って「〇〇です」と言えるほどインパクトがあるエピソードがなかったり、言いたいことが多すぎて思い浮かばなかったりすることが考えられます。どこに重点を置けばいいのでしょうか。

経験だけでなく「何を学んだのか」を内容に盛り込む

この質問をされると、経験のみを話す人が多いです。しかし、経験のみを話しても、面接官に響きません。「学生時代に頑張ったこと」を聞かれたら、そのエピソードにプラスして「何を学んだのか」を付け加えましょう

面接官側は、その「何を学んだのか」を聞きたがっています。「こういうサークルでこんな活動をしました」などのエピソードを長々と語るよりも、「この経験によって、私は〇〇を学びました」というアピールをした方が、高評価を得られるのです。

経験自体はありふれたものでも問題ありません。大事なのは、そこから学び取り、自分のものにしたかどうかです。

回答の例文:学生時代に頑張ったこと

では、学生時代に頑張ったことの例文を、以下で見ていきましょう。先述した通り、ポイントは「何を学んだか」ということです。それでは、学生生活で力を入れたことをアピールする例文を見ていきましょう。

学生生活で力を入れたこと(例文)

私が学生時代に頑張ったことは、自治会の加入世帯を増やすために活動を活性化させたことです。役員だった父の友人の誘いで参加し始めた当初は、地区全体における自治会加入世帯が70%と10年前より15%以上減っている状況でした。加入世帯を増やすにはどうすればいいか、自治会メンバーとともに話し合ったうえで、3つの策を実行しました。
1つ目は花見会や餅つき大会など、比較的低予算でも盛り上がる行事の開催を行うこと。2つ目は世代間交流を促進させるために公民館をフル活用し、生活に関するセミナーや児童保育、学生勉強会などを実施すること。3つ目は、TwitterやInstagramなどのSNSを活用すること、です。特に3つ目は情報の拡散がスムーズになっただけでなく、他の地域で活動している方との交流により、新たなノウハウを吸収して活かすことができました。
活動の見直しから3年経った現在、行事などに参加される住民が増えたほか、自治会加入世帯も10年ぶりに80%を超えました。活動を通して、自ら率先して提案したことを実現させる工程や、継続させるために必要な行動は何かなど、実際に取り組まないとわからない部分を学ぶことができました。将来は、この経験を活かして都市計画や地域活性化のコンサルティングに取り組みたいです。

長所と短所では改善のしようがない短所を伝えるのはNG

長所や短所についての質問は「企業が求める人物像」を意識すると良いですが、短所に関しては他にも意識すべき部分があります。それは、正直に自分のダメな部分を発表することです。

正直なのは良いことですが、ただダメな部分を伝えるだけでは評価に繋がりません。面接で述べる短所は、聞きようによっては長所とも言える内容にしておきましょう。例えば「頑固」などの短所は、「仕事で手を抜かない」という長所になります。

回答の例文:長所と短所

長所と短所を述べるとき、仕事でどう活かせるのかを付け加えると、より評価されやすくなります。また、企業にもよりますが、長々と解答してしまうと「話しをまとめられない人」だと受け取られかねません。それでは、面接で聞かれることのうち、長所と短所の例文を見ていきましょう。

長所「好奇心旺盛」・短所「心配性」(例文)

私の長所は、好奇心旺盛で、知識欲に富んでいるところです。気になったことはすぐに調べる癖があり、自分の知識として培うことができます。就職後もわからないことはすぐに調べたり聞いたりして、素早く業務に馴染んでいける自信があります。
また、私の短所は心配性な点です。心配性すぎて、何に対しても確認を繰り返してしまうことがあり、無駄に時間を浪費してしまいます。現在、「二重チェックが必要か否か」を判断したり、時間ごとのスケジュール管理を強化して改善を図っています

キャリアプランは長期的に働くことが伝わるように自社でのプランを述べる

上記でも述べたように、キャリアプランについては長期的に会社で働く目標があるかや、どんな働き方を希望しているかについて作用担当者は見ています。

キャリアプランに関する回答例(自動車販売の場合)

将来は、大規模販売店のマネージャーとして、お客様一人ひとりのニーズに合わせた自動車の販売をおこないたいと考えています。
入社後1年間は自動車販売の知識の取得と、先輩社員の販売テクニックを学びながら自分自身に取り込み、5年後までに月販平均10台以上の販売とエリア別販売員別売上の月間トップを目指します。
その際、ただ売ることだけに集中せず「お客様は何を求めているのか」を会話の中から引き出し、「買ってよかった」「次もこの人の提案を参考にしたい」と思えるような接客を心がけたいです。
10年後までには、エリアでの主力店舗となる大規模販売店のマネージャーとなれるよう、現在は販売のコツなどを同じ自動車販売に携わる友人の父に教わっているところです。

関心のあるニュースは自分の考えと合わせて述べる

面接では、「最近関心のあるニュースを教えてください」などと、時事問題について聞かれることもあります。世界では歴史的瞬間ともいえるニュースが起こっています。

この質問をする企業側はどのようなポイントをチェックしているのでしょうか。

時事に関する質問は社会への関心度を見られている

企業側が時事に関する質問を出すのは、社会人として現代社会に対する関心があるのかを知るためです。また、名称や概要だけでなく、問題の背景なども把握できる情報収集力があるかも確かめています。

社会人になれば、社員や取引先などとの会話で、仕事の話題だけでなく時事問題にも触れることもあるでしょう。また、ニュースによっては今後の仕事を左右しかねないケースもあるため、常にアンテナを張っておくことが求められます。情報収集をしていなかったり、全く関心がないことを露呈してしまうと、評価を大きく落とす結果になるのです。

ニュースに対する自らの考えがないと評価されない

常に、時事問題に関心を持っている方なら、そのニュースに対してどう考えているか持論を述べられます。

しかし、中には時事問題に対する関心が薄いために、「難しい問題です」「悲しいです」などと単純な感想しか述べない方もいるでしょう。ニュースを見て感じた自分の考えが的外れだと「自ら考えて行動しようとしないのだろうか?」と判断されかねません

ニュースが多すぎてどれを取り上げればいいかわからない場合は、企業の事業に関連する内容からピックアップして、自分なりのニュースに対する考えを組み立てましょう。

回答の例文:関心のあるニュース・時事問題

それでは、関心のあるニュースや時事問題に対する質問の回答例をピックアップします。中身のない感想は禁物ですが、政治的な思想を吐露するなど極端な考えを示すのは控えましょう

関心のあるニュース・時事問題(例文)

私が特に関心を持ったのは、衣料品や日用品を販売する総合スーパーの業績不振が原因で2016年度のスーパーマーケット売上高が前年比を下回ったニュースです。全国各地に総合スーパーは存在していますが、顧客ニーズの多様化が進み衣料品や日用品の専門店がさらに増加しているほか、現在は好調な食料品も価格競争の激化でさらに厳しい状況が続くのではないかと思っています。
これから生き残りを図るには、大型専門店のテナントを受け入れ、自社経営の衣料品・日用品売場を縮小する必要が出てくる必要があると思います。また、衣料品・日用品売場を縮小するかわりに、価格競争に対応しつつ利益確保を図りやすいプライベートブランドの食料品開発と販売を強化する必要があると考えています。

逆質問はHPでは分からない面接官個人の意見が聞ける内容が◎

面接で最後に取り上げられやすいのが、「何か質問はありますか?」という逆質問です。

企業側から逆質問を聞かれるのは、就活生の志望度を図っています。入社意欲のある企業に対しては、興味関心があるでしょう。

逆質問では、企業研究を進めたうえで、HPでは分からない面接官個人の意見を聞くための質問を2~3問用意しておくと良いです。逆質問をする相手の立場も考えて質問をしましょう。

一次の若手人事職員であれば、「入社して一番始めにぶつかった壁」や「入社してからやっておけばよかったと思ったこと」などです。最終面接の役員に対しては「これから会社で必要となる人材はどんな人か」「今後の事業展開」などがおすすめです。

逆質問(化粧品メーカー志望の場合・例文)

「仕事内容に関する質問」
御社の採用情報で総合スーパーを担当する美容部員の1日のスケジュールを拝見したのですが、デパートや専門店担当などで業務内容が異なる部分もあるのでしょうか。
「女性の社会進出に関する質問」
小さいお子様の子育てをしながら売場を担当している方は全美容部員の何パーセントほどいらっしゃいますか。
「会社のキャリア制度に関する質問」
貴社の美容部員制度ではさまざまなキャリアプランがあることを学んだのですが、ここ5年で入社した社員の中で最もキャリアアップした方の現在のキャリアについて教えてください。

面接で聞かれることには対策が必要!新卒就活生は具体的な回答を用意しよう

新卒の就活生が面接で聞かれること50選や、定番の質問への対策方法などを紹介しました。新卒の就活では、様々な面で自身が不慣れだと感じるでしょう。それは、経験が少ないため仕方のないことです。

就活中に不慣れだと感じたならば、その部分を改善することが大切となります。

本ページでご紹介した面接で聞かれることや例文などを参考に、しっかりと対策に取り組んでください。面接官から高評価を得られるように頑張りましょう。

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