2024年08月19日(月) 更新
就活のやり方はこれでOK! 必須準備・対策をスケジュール別に解説
就活のやり方を具体的なスケジュールと合わせて丸ごと理解しよう!
「就活を始めたいけれど、何から取り組めばいいのかわからない」
「就活はどのようなスケジュールで進んでいくんだろう?」
こういった不安は就活期間中よくあるものなので、悩みすぎなくて大丈夫です。この記事では、今後の対策について知りたい人に向けて、就活のやり方を基本的なスケジュールに沿って説明します。
今すべきことが理解できればこれからの見通しが立ち、自信をもって就活に取り組めますよ。開始前に実施しておきたい準備や相談相手についても解説するので、就活に不安を感じている人はぜひ参考にしてください。
就活のやり方を理解するうえでまず知りたい2つの前提
就活のやり方がわからず、悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。内定獲得に向けてこれから動き出していくなら、就活のやり方に関する根本的な考え方を知ることから始めましょう。
基礎となる考えを理解せずに就活を開始すると、すべきことがわからず必要以上に焦ってしまったり、かえって遠回りな行動をしてしまうかもしれません。
就活成功のカギは、まずは何から始めて、いつから何をすべきかを理解することにあります。就活のやり方をここでしっかりとマスターして、理想の就職に向けて一歩ずつ歩みを進めていきましょう。
どんな就活のやり方が合うかは人それぞれ
就活には、何をすべきかどうかについてはっきりとした正解がありません。「志望企業から確実に内定を得る方法」や「面接で100%高評価を得るコツ」などはなく、それぞれの個性や性格に合ったやり方を見つけることが成功への近道となります。
「なるべく多くの企業にエントリーして経験を積むこと」が向いている人もいれば、「企業を厳選しておき、個別の対策を念入りに立てること」が適している人もいるものです。
もし自分に合わないやり方を継続してしまうと、貴重な就活の時間を浪費する危険性もあります。
インターネットで得た情報や周りから聞いたノウハウをそのまま鵜呑みにするのではなく、「自分の特徴に合っているか」という観点を大切にしましょう。
「すべきこと」を理解して早期から行動することが大切
なるべく無駄を省き、効率良くタスクを片付けていくことが、就活をスムーズに進めていくためには求められます。そのため、今やらなければならないことを整理して、できる準備や対策から取り組むことが重要です。
どれだけ知識として「正しい就活のやり方」を知っていても、実際に行動を起こしていないとあまり意味がありません。企業にエントリーして選考に参加しない限り、内定を獲得することは難しいからです。
就活のやり方について情報を得たら、できることから実践していきましょう。自分自身を見つめ直して反省できるため、極力早く就活をスタートさせた方が失敗のリスクも抑えられます。
就活のやり方はスケジュールを押さえればわかる! 年間やることリスト
各学年・時期ごとにおける就活の予定を把握すると、今の自分が何に取り組むべきか見えてきますよ。
ここでは、大学3年生の4月から就活を始め、4年生で内定を獲得するまでのスケジュールの一例を紹介します。就活を進める基本的な計画を立て、自分らしいやり方を検討していきましょう。
大学3年の4月~5月:就活サイト登録・自己分析
就活を始めるにあたっては、必要な情報を受け取れる状態にしておくことが必要です。まずは最初の準備として就活サイトに登録することから始めていきましょう。
就活サイトにはさまざまな種類がありますが、掲載企業数が多い求人系サービスは最低限でも登録しておくのがおすすめです。主な例は以下の通りとなっています。
また、この時期は自己分析にも取り組んでおきましょう。自己分析は今後就活を進めていくうえで必要な「自分の軸」を決めるものなので、早期から取り掛かるのが大切です。
「自分はどんな仕事に興味があるのか」「面接官に何をアピールすればいいのか」といった疑問への答えを得て、自分にマッチした会社から内定を獲得できるように準備を整えてくださいね。
自己分析のやり方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
大学3年の6月~7月:業界研究・企業研究
自己分析によって今後のビジョンが見えてきたら、次のフェーズとして業界研究や企業研究を実施し、自分にとって興味関心のある業界・企業を絞っていきましょう。就活を始めたばかりであるこの時期は、まとまった時間を使って調査がしやすいからです。
各業界の特性や現況を調べる業界研究では、「まず多種多様な業界について調査し、その中からいくつかに絞ること」を意識するといいですね。就活を始めたばかりの時期に業界を限定してしまうと、自分自身の可能性が広がりにくくなってしまう可能性があります。
企業研究とは、気になる企業のデータ・働きやすさ・今後の将来性などを調べることを指します。幅広い情報が取得できるため、インターネット上の情報だけでなく「就職四季報」シリーズなどの書籍や新聞なども使って総合的に調査することがポイントです。
企業研究のやり方についてさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
大学3年の8月~9月:サマーインターン参加
大学生の夏休み期間には、各社でサマーインターンシップが多く開催されます。インターンとは、実際に職場を体験することで企業や業界について学ぶ活動のことです。
実施内容は企業によって異なりますが、約1週間ほどのものから、数カ月間に及ぶものもあるなど、実施期間はさまざまです。インターンに参加することで現場の空気感や仕事の解像度が高まり、本当に自分にあった会社なのかどうかを見極めることができますよ。
就活のために多くの時間を割きやすいこの時期は積極的にインターンへ参加して職場の空気感に触れ、気になる企業の特徴などを理解しましょう。
ただし、希望するサマーインターンに必ず参加できるわけではありません。選考に落ちる可能性も十分にあるため、複数のインターンに応募することが大事です。そのうえで、エントリーシート(ES)や面接の対策をおこなって万全の状態で選考に挑みましょう。
サマーインターンについて悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。
大学3年の10月~12月:OB・OG訪問
大学3年の秋から冬にかけては選考対策のために志望企業の解像度を高めることが必要なので、OB・OG訪問で詳しい情報を得ましょう。
OB・OG訪問とは、志望する企業や業界で働く社会人を訪問して話を伺ったり、相談をおこなったりすることです。「職場の雰囲気や実際の業務内容」「OB・OG自身が選考を受けた時に実践していたこと」などについて、よりリアルな情報を得られるかもしれません。
社会人と会話をすることで、自分自身が目指したい働き方などを考えるきっかけにもなります。就活のモチベーションアップにつなげて今後の活動に取り組むためにも、なるべく参加しておくことをおすすめします。
こちらの記事ではOB・OG訪問時の質問内容についても解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
大学3年の1月~2月:筆記試験対策
選考のうち早い段階で筆記試験をおこなう企業の場合、まずテストで良い評価を得られないと面接などに進めない可能性が高いです。着実に筆記試験を通過できるように、就活解禁日前であるこの時期にしっかりと勉強時間を設けましょう。
選考でよく実施される筆記試験は、「SPI」「玉手箱」などが主な例です。このほかに、企業が独自に製作した試験や小論文などが出題されることもあります。過去問題集や関連書籍を購入して勉強したり、筆記試験対策講座などを受講したりして、選考通過に必要なスキルを伸ばしてくださいね。
おすすめの過去問題集や関連書籍は以下の通りです。
各筆記試験の問題傾向については、こちらを読んでみてください。
大学3年の3月:企業説明会・筆記試験
大学3年生の3月1日は、いわゆる「就活解禁日」です。企業説明会や合同説明会の実施も活発になるため、積極的に参加しましょう。
説明会では、社員が事業内容や業務内容などについて詳しく説明してくれるうえに、気になることがあれば質問も可能です。ちなみに、オンラインで開催されるケースもあります。
企業によって時期に変動はありますが、就活解禁となる3月以降に筆記試験も実施されることが多いです。テストセンターや企業が指定した場所のほか、自宅でオンライン受検をするケースもあります。指示に従って、正しい手順で試験を受けましょう。
企業説明会参加時のマナーについて知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。
大学4年の4月~5月:ES作成
この時期はESの提出締切が集中することが多いため、ES作成に力を入れましょう。ESとは、選考の参加にあたって提出する応募書類の一種です。様式は企業によって異なり、文章だけでなく写真やイラストを使って自由な表現を求められる場合もあります。志望動機や自己PRなどについて、自分ならではの特徴を入れ込むことが大切です。
ただし、提出時期が迫った段階ではじめてES作成に取り掛かるのはおすすめできません。高い評価を期待できるESを作成するには、何度か練習を重ねてキャリアセンターや就活エージェントなどに添削してもらうことなどが必要です。時間に余裕がある時期から、作成準備を進めておきましょう。
なお、企業ごとに提出締切は異なるため、志望企業の期日を必ず自分で調べておいてください。
ESの概要や注目ポイントについては、この記事を読んでみてください。
大学4年の6月~9月:面接・グループディスカッション
この時期になると各企業で選考が進んでいくため、継続的に選考対策を進めていきましょう。面接の内容・実施回数やグループディスカッションの有無は、企業によって違います。事前におおまかな選考予定が提示されているケースがほとんどなので、その予定に沿って選考を受ける流れです。
面接の種類は、複数の学生がまとめて面接を受ける「集団面接」と1人の学生が個別に受け答えをする「個人面接」に大きく分けられます。若手社員・人事担当者・役員・社長など担当する面接官にも違いが出るため、さまざまな立場の人とコミュニケーションを取らなければなりません。
また、グループディスカッションとは、特定の議題について複数人の学生で議論をおこなう選考方法です。リーダーやタイムキーパーなど、それぞれの役割を全うしながら自分たちの回答を導き出します。面接のみではチェックが難しい、チームプレイに関するスキルなどを見られているケースが多いです。
面接やグループディスカッションについて悩んでいる人は、これらの記事もおすすめです。
大学4年の10月~:内定式
選考を問題なく通過していけば、最終的に企業から内々定をもらえます。内々定とは、企業側が学生に対して「今後あなたに内定を出します」という意思表示をしたことを指す言葉です。正式な内定日を10月以降に定める企業が多いため、この時期を目安にしておきましょう。
その後の内定式では、正式に労働契約を締結することになると思われます。内定式から入社までの期間中は内定者向けの懇親会やイベントが開催されることも多いため、同期になる仲間や先輩たちと顔を合わせる機会が増えるかもしれません。
内定式については、こちらの記事も参考にしてください。
就活生に聞いた!就活のやり方で悩んだこと
就活を進めて内定を獲得するには、さまざまな準備や対策をおこなう必要があります。ここで気になることといえば、「どの内容に力を入れるべきか」ということではないでしょうか。そこで今回は、学生の皆さんに就活のやり方で悩んだことについてアンケート取材をおこないました。
もっとも多く回答を集めたのは、25.3%の「自己分析」でした。続いて、19%の「面接」、17.7%の「ES作成」、13.9%の「業界研究・企業研究」となっています。就活の軸を決める自己分析について悩みを抱える学生が多いようです。ここで上位にランクインした内容を重点的に取り組むと、効率良く就活を進められるかもしれませんね。
就活をスタートさせる前に取り組んでおきたい4つの準備
就活をスムーズに進行させるためには、本格的に就活を始める前にいくつかの下準備が必要です。このような用意をおこなわずにすぐ実践的な就活に入ってしまうと、就活の土台ができていないため、いざというときに忘れ物やマナー違反などのトラブルに見舞われる可能性もあります。
ここでは、なるべく早めに実施してもらいたい準備を4つピックアップしました。これらを完了させておくことで、安心して就活を開始できますよ。
①おおまかな就活スケジュールを立てる
細部まで内容を決めなくても問題ないので、現時点から就活終了までのスケジュールを決めておきましょう。月や時期を細かく区切って、「大学3年生の8月までに志望企業・業界を決める」「大学4年生の春までに筆記試験の勉強を終わらせておく」など、各期間にクリアさせておきたいタスクを整理します。
スケジュールを事前に決めておかないと、やらなければならないタスクが引き伸ばしにされ、内定獲得も遅れてしまうという恐れがあります。スケジュールの内容は適宜変更しても大丈夫なので、今後の見通しを持つことが重要です。
- スーツ
- カバン
- 靴
- 腕時計
- スマートフォン、パソコン
- モバイルバッテリー
- ノート
- 学校指定の履歴書
- 印鑑
- 手帳
- 折りたたみ傘
- クリアファイル
- 鏡
このほかに、飲食後に選考を受ける際に使える「歯ブラシ」や突然の体調不良に対応できる「常備薬」なども持っておくと安心できます。
ここで気を付けておきたいポイントは、「残りの容量を意識しておくこと」です。履歴書や常備薬などは、「使いたいときに中身が空になっていた」という状況を防ぐために定期的に容量を確認しておきましょう。スマホやモバイルバッテリーの充電状況にもチェックが不可欠です。
就活の持ち物について、こちらの記事でもさらに詳しく解説しています。
③就活用メールアドレスを用意する
プライベートで使用しているメールアドレスとは別に、就活用のメールアドレスも作成する必要があります。なぜなら、「就活関連のメールを見逃さないようにする」「メールアドレスから推測できるプライベートの情報が企業に伝わらないようにする」といったメリットがあるからです。
なお、メールアドレスを作る際は以下のような内容に気をつけましょう。
- 名字・イニシャルや誕生日などを使ったシンプルな構成を心掛ける
- キャリアメールではなくフリーメールを選ぶ
- アカウント名や署名も登録しておく
就活用メールアドレスについては、こちらの記事も読んでみてください。
④就活本番に向け基礎的なマナーを身に付ける
就活のマナーを一朝一夕で身につけることは難しいため、前もって勉強しておくことをおすすめします。面接の評価にもつながりかねない対面時のマナーは、とくに意識して取り組みましょう。
- 時間に余裕を持って到着・入室する
- 入室する前にノックをする
- なるべく相手の目を見て話す
- 明瞭かつ聞き取りやすい声で発声する
- 背筋を伸ばした状態で受け答えをする
- おじぎを忘れないようにする
これらに加えて、「正しい敬語を使うこと」「連絡事項を必ず伝えること」などは、メールや電話など対面時以外でも気を付けるべきポイントです。
就活のマナーについて悩んでいる人は、こちらの記事もおすすめです。
就活生に聞いた! 就活のやり方で工夫したことは?
就活のやり方について少し方法や考え方を変えてみることで、大きな効果を得られることがあります。今までとは異なるアプローチが実現できるからです。
そこで、学生の皆さんに就活で役に立ったと思う対策について質問してみました。まわりと差をつけ就活で大成功を収めるために、実施しておきたいコツを見ていきましょう。
「過去の成功例や体験談を参考にする」という意見が多数
先輩などから就活に関するポジティブなエピソードを取得し、自分のやり方に反映させる方法があります。
- 先輩から体験談を聞く(人間科学部3年)
- 志望先に内定をもらったことがある先輩からのアドバイスを大切にした(農学部6年)
- 過去に受かった先輩のESを見て参考にしたり、添削してもらったりすること(教育文化学部3年)
- ワンキャリアのようなサイトで合格者体験記を見る(工学系研究科5年)
ただやみくもに自己流の対策をおこなうよりも、成功例から学んだほうが効率良く就活を進められます。企業選びのポイント、実際におこなった対策、提出した書類などを参考にして、内容をブラッシュアップするといいですね。
「誰かの力を借りる」という人も
自分1人で努力を重ねるのではなく、さまざまな人たちに支援してもらうことも有効です。
- 積極的に人に頼る(法学部3年)
- 採用担当者さんに定期的にコンタクトを取り、たくさんサポートしてもらった(薬学部5年)
- ES、面接を色んな人に見てもらう(工学部4年)
- キャリアセンターへの相談(外国語学部3年)
第三者からの意見を参考にすることで、選考での受け答えがより充実するという期待ができます。就活に関する不安や悩み事も解決しやすくなるため、精神的にもゆとりを持てますよ。
積極的に取り入れよう! 効率アップにつながる就活のやり方3選
就活には何かと時間がかかりますが、使える時間は限られています。就活成功のためには、いかに使える時間を有効活用できるかがカギとなります。
戦略的に対策をおこなうことで、早めの内定獲得にもつながるかもしれません。ここからは効率アップにつながる就活のやり方を解説するので、学業やアルバイトとの両立などに不安を感じている人も含め、ぜひチェックしておきましょう。
①一点集中ではなく手数を多くする
志望する企業や業界はもちろんのこと、「実践する対策の種類」「就活の悩みを相談する相手」「参加する就活イベント」などさまざまな分野において内容を絞りすぎないことが大切です。
もし今後別の内容に興味関心が出てきた場合、新しく情報を取得したり、必要なタスクに1から取り組んだりする手間が省けます。
就活をスタートさせた段階で自分自身の選択肢が少ないと、環境変化が起こった時やアクシデントが発生した時にスピーディな対応が難しくなるということです。チャンスを活かすためにも、複数の案を選択できる余地を残しておきましょう。
②スケジュール管理ツールなどを活用する
就活を始めると、多くのタスクを整理したうえで能率的に動くことが求められます。アナログでのスケジュール管理にもメリットはありますが、ツールやアプリを活用した場合はケアレスミスの防止や迅速な内容確認が可能になります。
タスク管理と併用できるもの、デザイン性が高いもの、別サービスとの連動性があるものなど、スケジュール管理ツールの内容は種類によってさまざまです。いくつかのツールを利用してみて、その中で自分がもっとも使いやすいものを選ぶといいですね。
③スカウト型の求人サイトにも登録する
スカウト型求人サイトにアカウントを登録しておくと、企業側から選考の誘いが送られてきます。自分自身で求人を検索・応募する手間をカットできるため、就活の効率を高めるには外せませんね。おすすめのスカウト型求人サイトは以下の通りです。
各サイトに特徴やメリットがあるため、いくつかのサイトを同時に使用する方法も提案します。
要チェック! 就活を最後までやりきるための2つのマインドセット
「就活をどのような方法で進めるか」という実践的なノウハウも重要ですが、メンタル面のケアにも配慮が必要です。途中で心が折れてしまい、思っていたような就活が実現できなくなる可能性もゼロではありません。
ここでは、気持ちを切らさずに就活をやり遂げるために覚えておきたい考え方を2つ取り上げます。
①体と心を休ませることも大切
就活中にモチベーションの維持が難しくなったら、思い切って休息をとってみましょう。疲れが蓄積している状態や、やる気が出ない状態で無理をしても、良い結果は見込めないからです。実家に帰省したり、自分の趣味に時間を使ったりして、ゆっくりとリフレッシュしてください。
ここで気を付けたい点は、「休息期間に期限を設ける」ということです。明確な期日を決めずに休んでしまうと、就活に復帰する時期を決めかねてしまう恐れがあります。就活に戻るまでに時間がかかった結果、選考の準備不足につながる危険性もあるので気を付けましょう。
②悩みを1人で抱え込まない
就活の不安や心配は、まわりの人々に相談することが重要です。自分の頭の中だけで悩みを背負い込んでも、根本的な問題解決にはほぼ結びつきません。他者に話すことで、自分では思い付かなかったアイデアや解説方法が見つかるかもしれませんよね。自分の話を親身になって聞いてくれる人や、就活の専門家などに相談することを推奨します。
誰かに自分の思いを伝えることで、心が軽くなりやすいというメリットもあります。今まで就活の悩みを相談した経験がない人は、まず相談相手を探すところから始めてみてくださいね。
就活のやり方で迷ったときこそ頼りたい相談相手
就活で何か困ったことがあったら、第三者へ積極的に相談しましょう。その際は相談内容に応じて相手を選ぶと、自分にとってより有益な回答が得られるかもしれません。ここでは、「気軽に意見をもらいたい場合」「継続的にサポートを受けたい場合」「プロの意見をあおぎたい場合」といった3パターン別におすすめの相談相手を紹介します。
①気軽に意見をもらいたい:友人や先輩
「自分の取り組み方について率直な意見がほしい」「自分の長所や短所を教えてほしい」などカジュアルな回答がほしい場合は、近い関係性である友人やゼミ・サークルなどの先輩に相談してみましょう。
ただし、意見をもらう際はできるだけ複数人の相手に相談することを心掛けてください。1人~ごく少数のみに相談すると、偏った意見のみを参考にしてしまう可能性があります。多くの人々とコミュニケーションを取ったうえで、自分の考えをまとめてください。
②継続的にサポートを受けたい:キャリアセンター
大学のキャリアセンターなら、定期的に就活相談を受け入れてもらえる環境が整備されています。これまで何人もの学生を指導してきたスタッフが話を聞いてくれるケースが多いため、今後に活かせる情報を取得しやすいです。
「これから何をすればいいのかわからない」といった漠然とした悩みも、ぜひ話してみましょう。
以下のような内容に対応できることも多いので、自発的に利用してみてくださいね。
- ESのチェック・添削
- 模擬面接の実施
- グループディスカッション練習
- 求人情報の提供
- 各種セミナーへの参加
③プロの意見をあおぎたい:就活エージェント
就活エージェントに相談すると、就活について深い知識を持つアドバイザーやコンサルタントからのサポートが受けられます。
就活エージェントとは、無料で利用できる就活支援サービスの一種です。就活相談、選考の指導、求人紹介、各種手続きの代行などをおこなってもらえます。現在の就活トレンドを踏まえた回答をもらえるかもしれないので、まだ利用した経験がない人はサービスに登録してみてください。
なお、就活エージェントは2個以上のサービスの併用をおすすめします。複数人から意見を聞いた方が、さまざまな要因を考慮した回答を導き出せるからです。
就活のやり方を押さえて早期から行動し理想の就職をかなえよう!
就活のやり方がわからない場合も、必要以上に焦る心配はありません。基本的なスケジュールに沿って自分が今やるべきことを整理すれば、何に取り組めばいいか見えてきます。自分に適したやり方を検討し、なるべく早い時期から実施すれば、目標とする企業から内定を獲得する日も遠くないですよ。今できることから行動に移してみましょう。
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