2020年07月02日(木) 更新

Webテストの解答集の存在と問題点|テスト概要と合格するためのコツ

面接に進むにはWebテスト対策にコツが必須

Webテストは企業側からみると、エントリーしてきた多くの就活生を選考初期段階で簡単にふるいわけできる方法です。「きちんと就活生個人を見てほしい」と思う方もいると思いますが、大企業や中堅企業、有名企業になるとエントリー数も多く、初期段階でふるいわけしておかないとその後の選考に差し障ってしまいます。この選考初期段階でのふるい分けであるWebテストをクリアするにはWebテストへの対策が必須です。

いくら個人が優れていても、初期の選考で落とされてしまえば面接までたどり着けません。個人が試される面接に進むためにもWebテストに慣れるなどの対策をとりましょう。また、Webテストだからと不正受験をする就活生もいるようですが、面接段階・内定段階でばれてしまう場合もあります。自分の時間を無駄にしないためにも正攻法のWebテスト対策をきちんと立てておきましょう。

Webテストの不正を助長している解答集

Webテストの解答集が入手できる

Webテストの解答集はネット上で出回っていて、簡単に入手できます。また、大学のOG・OBからWebテストの解答集を入手している学生もいるでしょう。
なかには、Webテスト受検の際に、この解答集を利用して不正を働く就活生もいます。「Webテスト 解答」などのキーワードで検索すると、解答集の販売サイトや解答集を使って不正をおこなうためのテクニック、Webテスト代行の替え玉受検サービスなど怪しい対策が紹介されている現状があるのです。

Excel形式の解答集による不正行為

ネット上で出回っている解答集には、Excel形式で記載された解答集があるのです。Excel形式の解答集を用いた不正行為は、テスト中のパソコン画面に解答集を開いて、問題の冒頭の数文字をキーワードにExcel内を検索し、解答を探す方法がとられてます。これは、自宅受検型の「監視の目が行き届かない」という点を利用した不正行為です。

WEBテストを無料で対策しよう

筆記試験を突破しなければ、次の選考に進むことができません。Webテストの対策には、問題を多く解くことが効果的です。

そこでおすすめなのが「WEBテスト完全問題集」です。

この問題集を使えば、玉手箱とTG-WEBを一冊で対策できます。詳しい解説つきなので、ぜひ活用して志望企業の筆記試験を突破しましょう。

Webテストの不正行為に対する企業側の対策

不正行為にはデメリットがある

不正行為が見つかれば高確率で試験に落とされるでしょう。また、万が一不正がばれずに採用されたとしても、テストの結果が企業とのミスマッチを招き、入社後に苦労することにもなりかねません。会社の要求するレベルにうまく応えられず、成果を出せずに困るケースも考えられるでしょう。また、実力が伴わないことから評価を悪く見積もられれば、結局損することになるといえます。

Webテストの合格者に筆記試験を受けさせる企業もある

Webテストの解答集が出回っていることは、企業側も把握しています。そこで、企業によっては、Webテストで不正をしていないか判断するために、筆記試験を受けさせるケースがあるのです。解答集で不正をしている人は、Webテストの得点と筆記試験の結果に差が出てくるでしょう。その結果、企業側に不正がばれてしまうことになります。試験対策に過去の問題と解答を入手するのは問題ありませんが、それを用いて不正を働くのはやめましょう。

Webテストの対策法【Webテストを知る】

Webテストの出題形式を把握する

Webテストにはさまざまな種類があるため、自分の受けるWebテストの出題形式を把握してテストに臨みましょう。それぞれに特徴があるので、それに沿った対策をしてください。 どのテストも速さと正確さが求められることに変わりはありません。日頃から自分の受けるWebテストの問題集を解いて、自信を持って試験に臨めるように準備しましょう。以下にリクルートSHLのページを参考に、Webテストの種類をまとめました。

Webテストの種類①SPI

SPIは、日本で一番使われている採用テストです。就職活動で受検することも多いので、解答方法には慣れておきましょう。SPIのWebテスト受検方法には「テストセンター・Webテスティング(自宅実施)・インハウスCBT(企業内PC使用での実施)」があります。就活で最も取り入れられているのは、テストセンターでの実施でしょう。出題範囲は受検者一人ひとりによって違い、適性や学力をもとに受検者が解けるラインを見極めて出題されます。

Webテストの種類②玉手箱

玉手箱は、自宅で受けるWebテストとして高いシェアを占めています。内容は能力テストや性格テスト、以下で紹介するGAB形式とIMAGES形式のテストなどを組み合わせながら構成されており、総合商社や証券会社・投資銀行でよく利用されています。1問にかけられる時間が少ないのが特徴です。

Webテストの種類③GAB

GABとは、総合的能力を計測するテストです。計数・言語・性格テストがおこなわれます。試験では難易度が高い問題も出されるため、時間がかかりすぎないように注意し、効率よく解く必要があります。問題形式の種類は少ないので、しっかり対策をおこないましょう。

Webテストの種類④CAB

CABは、SEやプログラマーを採用している企業を中心に採用しています。内容は、CABが法則性・命令表・暗号・暗算、Web-CABが四則逆算・法則性・命令表・暗号・性格です。SPIなどの問題とは傾向が異なるため、独自の対策が必要だといえます。

Webテストの種類⑤TG-Web

TG-WEBは、難易度が高いWebテストのひとつです。テストへの準備をしっかりしていたかが結果に出やすいため、対策を前もってしていたのかを見るという意図もあります。問題を知っているかどうかで差がつきますので、事前に対策しておきましょう。

Webテストの種類⑥SCOA

SCOAは学力検査としての傾向があり、主に国数理社英から幅広く出題されるテストです。ほかにも、論理の問題として空間把握、推論、判断推理が出題されます。基礎学力を検査されますので、高得点をとるには中学・高校で習った知識が必要です。

Webテストの種類⑦TAP

TAPは、3つの科目の能力テストと性格テストをおこなうものです。中学・高校レベルの基礎学力が必要であり、数学の問題が比較的多めに出されます。難易度は高いといえるので、対策をしっかりおこないましょう。暗号問題も出題されますので、柔軟な思考力が必要です。

Webテストの種類⑧CUBIC

CUBICは、多くの企業で実施されてきたテストで、ここ数年でWebテストも実施されるようになりました。能力テストと性格テストがおこなわれ、能力テストの科目は言語、論理、数理、図形、英語となっています。論理と図形は他の科目より難しいため、対策が必要でしょう。

Webテストの対策法【Webテストの時間切れ防止策】

Webテストの時間切れ防止策①問題を取捨選択する

Webテストは、時間内に解答しなければなりません。Webテストは時間が足りないと感じている人も多く、制限時間以内に解き終わるのはなかなか難しいものです。時間切れを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。Webテストをおこなう上で、まず解ける問題から先に進めていくということが大切です。先にすぐ答えられる問題を片付けてから、難しい問題を解くとよいでしょう。そうすれば、難しい問題にゆっくり制限時間まで取り組むことができます。問題を先に解くものと後に解くもので取捨選択していくことが大切です。

Webテストの時間切れ防止策②読解力を身に付ける

Webテストで大切なのが読解力です。問題の意味を素早く理解することが、時間切れを防止するために必要でしょう。文章を速く、要点をとらえながら読まなければなりませんので、問題集を活用して練習しておきましょう。読解力を身につけるには、Webテストの問題に慣れることが大切です。

Webテストの時間切れ防止策③問題集で繰り返し練習する

Webテストの時間切れを防止するには、問題集で繰り返し練習することが大切といえます。Webテストは種類ごとに対策本や参考書がありますので、自分にあったものを購入して繰り返し問題を解くとよいでしょう。問題集には、過去に企業で出題されたテストの種類が記載されたものもあります。問題を繰り返し解いて、慣れるようにしましょう。

SPI問題集&模試を無料で手に入れよう

SPIをクリアしなければ、面接を受けることさえできません。対策には、多くの問題集を解くことが効果的です。

そこで活用したいのが「SPIパーフェクト問題集&模試」です。

問題集と模試で、計200問の例題を解くことが可能です。詳しい解説付きなので、ぜひ活用して志望企業の選考を突破しましょう。

Webテストを受検する際に気をつけるポイント

Webテストを自宅で受検する際のおすすめの時間帯は午前中

Webテストは速く正確に解くことが求められています。インターネット回線が混雑していると問題を正常にダウンロードできなくなることもあり、時間のロスや誤解答を生むかもしれません。そういうことがないように、日中の比較的混雑していない時間帯にテストを受けるようにしましょう。回線は昼休みと夕方から深夜12時が混む時間帯だといえます。正常にダウンロードができないまま、時間だけが過ぎてしまう事態に陥る可能性もあるので、この時間帯は避けたほうがよいでしょう。

Windowsに対応したパソコンで動作確認をしておく

Webテストを実施するときにはインターネット経由で配信されますが、その多くはWindowsが利用されています。したがって、テストを受ける際はWindowsに対応したパソコンが必要になるのです。
また、いざテストを受けようとしたら画面が動かない、というトラブルが多く発生しています。テストを受ける前には、 Windows対応のパソコンで画面上に表示される動作環境に異常がないか、よく確認しておきましょう。

辞書や電卓は使い慣れておく

Webテストはペーパーテストとは違い、参考書や辞書などで調べて解答することが可能です。そのため、日頃から使い慣れている辞書や参考書を用意しておきましょう。
また、電卓の使用を認められている場合は、解答スピードを早めるためにも電卓の使い方や機能は覚えておくべきです。。テストで電卓の使用が認められても、使いこなせなければ意味がありません。練習すれば次第に慣れてくるので、空き時間などを利用して練習しましょう。

次の組問題にいったら戻れない

Webテストには有名なSPIから難易度が高いTG-Web、基礎学力を試すTAP、SPIと傾向が全く異なるCABなどさまざまな形式があります。これに合わせてWebテストのシステムも複数あります。特に注意したいのが「次の問題にいくと戻れないというシステム」です。

次の問題にいくと戻れないというシステムだと把握せずに、自分の解ける問題から解くと本当は解けるのに未回答のままWebテストを提出するということになってしまいます。SPIテストのように同一組問題内では戻れても異なる組みの問題に移動すると戻れないという場合もあります。必ずWebテストの仕組みの解説を読んでからテストを受けましょう。

1問ごとの制限時間が設定されている

問題ごとに戻れない場合以外に注意したいのが、1問ごとの制限時間が設定されている場合です。1問ごとの制限時間が設定されているテストには「SPI」「玉手箱」があります。特に玉手箱は1問の回答時間が30秒程度と短く、素早く解いていく必要があります。時間の管理はインジケーターを使用している場合がほとんどのため、色をみてどれだけ時間があるかどうかを確認し、インジケーターの色がまだ緑や青の時点で問題を解ききるようにましょう。

時間制限があるとあせってしまいますが、時間ぎりぎりまで落ち着いて問題を解くことが大切です。制限時間を気にしすぎてしまう方はあえて時間をチェックせず、「自分の中でできるだけ早く問題を解く」という意気込みでWebテストを受けるなど工夫をしてみてください。

Webテストを受検する場合は正攻法の対策をしよう

Webテストを自宅で受検する際に解答集を利用して不正をおこなう就活生もいるようですが、それにはリスクを伴います。不正が見つかれば即不採用になるでしょうし、万が一見つからなくても、入社後にミスマッチを招き自分が損する可能性があるのです。
Webテストを受検する場合は正攻法の対策をすることをおすすめします。日頃から問題集を多く解いてWebテストに挑みましょう。

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