Q.JHR就職エージェントの特徴などを教えてください。基本的なサービス内容は一般的なエージェントサービスと同じです。登録した学生との面談、学生それぞれに合う企業の紹介、そして選考対策をおこなっています。特徴としては、最近は全国47都道府県の高卒などいわゆる非大卒など、未経験で平均的に見て学歴が足りない人たちの支援に注力しています。未経験でもスキルを付けて市場価値を上げキャリアアップができるように、ITや建設などの技術系の企業と学生とをつなげています。
Q.ただ単に「就職をさせるだけ」のサービスではなさそうですね。はい。求職者の人生やキャリアを見据えて、市場価値を上げて今後のキャリアにつなげるためのサービスであるととらえてほしいです
Q.そして大卒だけでなく高卒の人も登録できるのですね。はい、そうです。そして高卒生の登録は非常に多いですね。世の「就職エージェント」は大卒生の利用が非常に多いと思います。だからこそ「就職エージェント=大学生が利用するもの」としてとらえている人が多いかもしれませんが、そんなことはありません。そもそも就職エージェントとは学校を卒業して就職をしたいと考えている人なら、学校の段階にこだわらず誰でも使えるものですからね

<JHR就職エージェントの特徴>

非大卒生にフォーカスを当て、市場価値を上げていくためのサポートをおこなっている

Q.面談やヒアリングの際に注力していることはありますか?面談回数は多めだと思います。1回目の面談でヒアリング、2回目の面談で企業紹介、そしてエントリーする企業が決まればそのあとは面接の対策を満足いくまでおこなっていきます。学生本人のキャリアにひたむきに向き合うというのはスタッフ全員が心掛けていることですね。また学生には「市場価値が高い人間になりなさい」とは伝えています。私たちが取引している企業は採用に多額の予算をかけているところが多いです。そしてそういったところは事業が発展している傾向にあります。事業が発展している企業であればその分さまざまな取り組みやプロジェクトに携われるはず。そういった経験を自ら積極的に積み、自分にスキルをつけて市場価値を上げてほしいですね。
Q.選考対策ではどのようなことをされているのでしょうか。

履歴書などの必要書類は、「内容に困る」人よりもそもそも「書き方がわからない」人が多いので、まずは初歩の初歩、書き方から教えています。書く内容に関しても、ヒアリングをもとにアピール内容の骨組みは先にこちらで作ってみていますね。そこから一緒に肉付けしていきます。全体的に学生の手足となっているイメージですね。面接対策であれば、当社で保持している「こういった文言は受かりやすい」というデータと、学生一人一人の人生とキャリアでかなえたいこととを組み合わせて、面接時に話す文章を一緒につくり上げていきます。
Q.ちなみに津田さんにとって「市場価値が高い人間」とはどういう人だと思いますか?発展している業界で勤めあげている経験者のことですね。たとえばITエンジニアのプロジェクトマネジメント経験がある人はおそらく非常に市場価値が高いのですよ。そして学生もそうなれるような企業を、私たちは選んで紹介しています。

<津田さんから学生へのメッセージ>

学歴のなさであきらめない! キャリアはこれからいくらでも積み上げられる!

Q.このJHR就職エージェントで解決したい就職市場の課題は何でしょうか。「学歴がないから」という理由であきらめている人を助けたいという思いはありますね。どちらかというと「市場に向けて」より「学生や求職者」に向けた思いのほうが強いです。こういった人たちは「僕にこんなことができるんですか」というように、社会や仕事・キャリアについて知らないことが非常に多いです。そういった人たちに対し、「もっともっとできることはいっぱいあるんだ」と、知るきっかけを与えたいと常に思っていますそして「中卒だから・高卒だから、今後のキャリアがないです」と言っている人たちに、そんなことはない、これからいくらでもキャリアを積み上げることができるんだよということを伝えていきたいですね。
Q.サービスの利用者からはどのような声を聞くことが多いですか?「ゼロから教えてくれてありがとう」「手取り足取り教えてくれてありがとうございます」といった声を聞くことが多いですね。新しい気づきを得て、今後のキャリアに前向きになってくれる人がどんどん増えていくのは本当に喜ばしいですこれからのキャリアに悩む人、その中でも高卒・あまり良い大学に行けておらず学歴にコンプレックスを抱えている人にはぜひ利用してほしいです。どういったことでもいいので、一度相談しに来てみてください。諦めるにはまだまだ早いです。一緒にあなたのキャリアを輝かせましょう。

津田 大輝 さん津田 大輝 さん
津田 大輝 さん

Daiki Tsuda●学生時代から起業を試みる。大学在学中にITベンチャー企業の代表に事業提案をおこない、同社内に人材紹介事業部を立ち上げる。2018年10月から人材総合サービス「JHR」をリリースし、2018年12月に独立しJHRを設立、代表取締役に就任し現在に至る