Q.まずは「キミスカ」のサービスについて教えてください。
「キミスカ」は、スカウト型就活サービスです。
企業が学生の写真やプロフィールを見てスカウトやオファーを送る逆求人型就活サービス
キミスカでは、まず自分のアピール項目や希望業界を登録。その後はそれを見た企業からスカウトが届き、選考が始まるという流れで就活が進みます。
Q.今はさまざまなスカウト型就活サービスが出てきましたが、キミスカならではの特徴や他サービスとの違いは何でしょうか。
まずはコンセプト。キミスカでは以下のようにコンセプトを掲げています。
ありのままの自分でいられる企業に就職しようという意図によるもの
特に就活を進めていくと、内定を欲しいがゆえに自分の希望や性格などを偽り企業に寄せてしまうこともあるでしょう。でも、キミスカでは登録企業を学生に向けて明確に提示していません。学生はサービスに登録しないとどんな企業と出会えるのかわからないのです。つまり寄せる相手がいないので、その分最初の希望業界などの登録ではありのままの自分の希望やありのままの自分の強み・人柄を登録することができます。また、スカウトに対して応募できる企業数が決まっているところも多いですが、キミスカはこの枠数に制限を設けていません。枠数が決まっていると、どうしても「自分が受かりそうなところ」を選んで応募する精神になってしまいがちですよね。スカウトをもらってみて「おもしろそう」と気づくこともあると思うので、自分のありのままの希望でエントリーをしてほしいです。
Q.今のお話とも関連すると思いますが、キミスカはどういった思いを込められて運営されているのでしょうか。
就活はどうしても「内定獲得」に目が行きがちだと思いますが、それは就活の本質ではないと思います。就活の本質はその後のキャリア形成にある。キミスカを「とにかく内定を出しまくることのできるサービス」にするのもありでしょう。内定を獲得できればそれに満足できる人も多いですから。でも内定はゴールではなくてむしろスタート。就活ではキャリアをどんどん伸ばしていけるような企業に巡り会うことが大切で、そのためには数の理論でサービスを提供すべきではない。だからこそキミスカは「ありのままの自分」で臨めるようなサービスにすることを心掛けています。
Q.たしかに、サービスサイトやロゴなどからもそのような雰囲気が伝わります。
ほかのスカウト型就活サービスには、サービス内の機能や仕組みが充実しており、それが強みとなっているものもあります。でも私たちが大切にしていることは「人との触れ合い」です。たとえばキミスカでは、オンライン上のサービス展開にとどまらずに学生向けのセミナーやイベントの開催、キミスカの使い方やITスキルなどを習得できる教育コンテンツも用意しています。キミスカ公式の就活コラム「就活研究室」では、内定者の話も掲載しています。就活初心者でもキミスカで就活を0からスタートできるように、学生に寄り添ったサービスであることを意識しています。
Q.実際、利用している学生はどのような学生が多いのでしょうか。
おもしろいことに、素直で柔和な学生が多いイメージです。キミスカのイメージとぴったりの学生の利用が多いですね。また、働くうえで人や環境を重視する人には向いているサービスだとも思います。キミスカが触れ合いや寄り添いを意識しているように、登録企業とはまずメッセージのやりとりをすることができます。スカウトからすぐに選考へ、というわけではなく、まずはやりとりから信頼関係を構築することができるので、企業の雰囲気などをつかむことができるのです。
Q.キミスカを使うことで、学生にはどのようなメリットがあるでしょうか。
想定していなかった企業との出会いがあると思います。よくある就活ナビサイトは、自分で企業を検索し、応募しますよね。つまり必然的に応募先は自分の知っている企業になるということ。知らない企業は検索ができませんから。その点スカウトであれば、自分が知りもしなかった企業と出会う可能性が高まります。「こんな企業あったんだ」という気づきもそうですが、「こんな企業もありかも」と、自分の可能性を広げることにもつながるはず。「想定していない企業との出会い」すべてが学生にとって良いことだと思っています。
Q.では、最後に就活生に向けたメッセージをお願いします。
やりたいことはあるけれど実際何をしていいかわからない人や、就活に漠然とした不安を抱えている人にはぜひ利用してほしいです。企業との出会いはもちろんですが、企業から「いいね」「スカウトメール」をもらえることで自己肯定感が上がってポジティブになれるなど、いろいろな気づきが得られそして気づきを得ることで自分がどんどん変わっていくはずです。ありのままの自分でしっかり働きたい、そういう思いを持つ人をキミスカは応援します。ぜひキミスカを利用して就活を進めていってください。
Yuki Kato●東京都市大学経営システム工学科卒。ニューラルネットワークを使った早期離職確率の予測モデルの研究をおこなう。2015年にグローアップへ入社。中途人材領域での営業を経験後、2016年より経営企画室及びマーケティングチームを立ち上げ、キミスカをはじめ中途人材領域や不動産領域に関するサービス推進を経験。全社のマーケティング及びサービス開発を統括後、「キミスカ」の事業部長に就任。1学年あたり約15万人の就活生が使うサービスへと成長させ、2022年にタレントマネジメントシステム「タレントパレット」を運営するプラスアルファ・コンサルティンググループに参画。キミスカのサービスコンセプトである「偽らない就活」を実現すべく事業の成長を加速させているサービスサイト/コーポレートサイト