ウィルゲートとは?

2006年に創業し、コンテンツマーケティング・DXコンサルティング・M&A仲介支援の3事業を展開。2020年1月には「デジタル化を推進し、誰がやるべき業務か再定義して経営を最適化ーDigital & Work Optimizationー」(DWO)を新たに事業方針を掲げ、現在はマーケティング&セールスの領域全体の支援に取り組んでいる。

志の高いベンチャーの成長を支援したい、新たに打ち出した「DWO」

Q:事業内容を教えてください。

現在の社会課題として「働き方の多様化」「デジタル化」があると考えています。この2つの課題を解決するために、コンテンツマーケティング・DXコンサルティング・M&A仲介支援の3事業を展開しています。コンテンツマーケティング事業では、コンテンツマーケティングの戦略策定と効果検証を支援するコンサルティングサービス、SEOの課題を自動抽出するSaas「TACT SEO」、フリーランスのクリエイターによるコンテンツ編集チームをオンラインで構成する「エディトル」を自社で開発しています。各クライアントが自社の成長フェーズや組織体制に合ったサービスを選ぶことができます。またフリーランスには「エディトル」を通じて、専門性を活かしながら時間や場所を自由に選択できる働き方ができるよう機会提供しています。DXコンサルティング事業では、マーケティング&セールスにおけるDX化の支援を行っています。例えば、BIツールを活用しKPI指標を多目的に分析するためのダッシュボードの構築・運用保守、RPAを活用した定型業務の自動化などです。最後はIT・Web領域に特化したM&A仲介支援事業です。M&Aは企業が成長するための一つの選択肢であると考えています。当社が得意とするこの領域での知見を活かすことで、クライアントに新たな成長機会を創出しています

Q:今後の事業展開を教えてください。

2020年1月に事業方針を変更し、「デジタル化を推進し、誰がやるべき業務か再定義して経営を最適化ーDigital & Work Optimizationー」を打ち出しました。それぞれの企業のデジタル化の先導役を担い、各作業を見直すことで事業の効率化を支援します。事業方針の背景には、今よりもっと上流の経営的な支援をするために、サービスの幅を広げて、より総合的に支援していきたい意図があります。経営支援までおこなうことを長期的目標として、まずはマーケティングとセールスの領域を支援できるようになることを中期目標に据えています。たとえば現在はコンテンツマーケティング中心のサポートを展開していますが、今後は、サイト全体のUI/UXの改善、Web広告のコンサルやKPIのモニタリング環境の構築なども含めて支援していくことを目指していきます。

出典URL: https://www.willgate.co.jp/service/

ベンチャーへの包括的支援で社会に影響を与えたい

Q:サービスの強みはなんでしょうか?

私たちはベンチャーを長きにわたって支援してきた企業なので、ベンチャーにおけるマーケティングとセールスの課題について、自社の経験も踏まえながらかなり詳細に理解しています。だからこそ、戦略の立案・分析・実行をワンストップのサービスを提供できることは圧倒的なバリューだと思いますベンチャーが飛躍するには「自社でやるべきこと」「外部に委託すべきこと」を見極め自走できる環境を構築することが重要になります。例えばウィルゲートのSEOコンサルは、コンサルサービスが終了した後も、「TACT SEO」を活用することでベンチャー企業自身が自分たちで戦略立案・分析・施策立案が可能です。各クライアントの体制に合った柔軟な支援ができるようサービスを提供しています。

Q:ベンチャーの支援に注力しているんですね。

そうですね。自分自身がウィルゲートを設立してから今までの中で、ベンチャーの「負」を体験してきたからこそ、そこに価値貢献していきたいと考えています。私はアパレルショップを経営していた両親がいた家庭環境で育ったこともあり、「人がいない」「お金が集まらない」などの「ない」に悩んでいる姿を見てきました。さらに自分で会社を立ち上げて経験したからこそ、「ない」ことを前提に困難な挑戦をしている企業を支援したいと思っています企業理念でもある「一人ひとりの『will』を実現できる社会」を作るために、事業の拡大に苦戦している企業や個人に対して、力を発揮する機会を提供したいと考えています。

Q:御社が理念として掲げている「価値ある『Will』」とはなんでしょうか。

「社会的に良い影響を与えよう」という考え方に基づいた意思や目標のことです。自分本位のサービスや考え方では、周りからの共感は得られません。そして、周囲の協力も期待できないでしょう。周囲の共感を得られてこそどんどん機会が与えられ、企業として大きくしていけると思います。社会に貢献していこうという意思ある人や企業を支援していくことが、結果的に社会にもいい影響を与えられると考えのもと、事業を展開しています。

「価値観採用」で経営危機を乗り越えた

Q:ウィルゲートショックと呼ばれる危機があったそうですね。それを機に、採用についても方針が変わったのでしょうか?

そうですね。会社としての危機を迎えたことがきっかけで、実力採用から価値観採用へ大きく変えるきっかけになりました。ウィルゲートショックが起こってしまった原因は、実力採用を徹底したからです。創業二期目、会社の規模を大きくするため、大手企業や有名企業からの実力者を迎えました。しかし、価値観の不一致から社内全体の雰囲気が悪くなり秩序のない状態に。結果、経営危機にまで陥ってしまいました。そこからの反省をもとに、実力採用から「価値観採用」に切り替え同じ価値観を持つ者同士が一致団結することで、再成長することができました。実力だけで採用してしまうと、方針や考え方が合わず、活躍できないということが起こってしまうんですよね。

Q:やっぱり価値観や考え方が一致していることは大事なんですね。

すごく大事だと思います。事業における全ての判断基準が会社としての「方針」になるので、そこに共感できない人との仕事では、毎回議論のすれ違いが発生します。そもそも価値観が合わなければお互いを理解することにも時間がかかってしまい、コミュニケーションコストが発生し、結果的に業務効率も悪くなってしまいます目標を達成するための「手段」は、話し合いによってより良いものを模索していくべきだと思います。さらにここへ「価値観の一致」が基盤となれば、手段に対する目的が根強いものになり、より良いものを目指していけると考えています。

「三方よし」社会にとっての価値を考えられる人と働きたい

Q:ウィルゲートの価値観に合うのはどのような人でしょうか。

「三方よし」だと思います。自社の利益、顧客の利益を掲げる企業や個人は多いですが、社会にとって「良いこと」を考えられることが、当社に合った価値観を持つ人です。利益や経済的な部分だけを考えている人は、あまり価値観が合わないと思います。実際に社員も、自分だけのことを考えている人は少なく、仲間のことや誰かのために考えて行動できる人ばかりです。

Q:新卒と中途のそれぞれ、どんな人材を求めていますか?

新卒については、いろんな人を巻き込んで広めていけることを期待しています。事業の幅を広げていくために、それぞれの事業が協力して更なる価値を提供できるようなシナジー効果も必要です。そのために、会社としての文化を大切にし、縦横斜めのつながりを作っていっていけるような人を求めています。中途の場合は、「三方よし」を体現してきた経験の中で培ってきた専門性を提供してほしいですね。今、企業として足りない部分を補って、成長を加速させてくれるような専門性を持つ人を求めています

Q:それぞれ共通して、どんな人と一緒に働きたいと考えていますか?

自立ができて、周りと協調もできる人です当社はこれからサービスの幅を広げ、会社としてもさらに挑戦していくフェーズに入っています。だからこそ、新しいことへのキャッチアップを「主体的」にできる人と一緒に働きたいと考えています。領域を広げていくためにも、新しい情報を自分でとりに行く姿勢を求めています。また、幅広いサービスを展開していくなかで、それぞれが協働していくことも、一気通貫でサービスを提供するためには必要です。そのため、協調性も求めています。ウィルゲートの採用情報に興味がある人はこちら

小島梨輝さん小島梨輝さん
小島梨輝さん

Riki Kojima●18歳でECサイトの運営を始め、この経験からウェブマーケティング事業への参入を決める。慶応義塾大学在学中、2006年にWebマーケティング事業を中心としたウィルゲートを吉岡諒氏(専務取締役COO)と創業し、現職